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1章 第六天魔王、異世界に降り立つ
3話 模擬戦の説明
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ロー爺と共に練兵場へと足を踏み入れる。
ここでは日夜、奴隷たちが汗を流していた。
士族連中はというとあの有様じゃ。
「おい、オメェら。そんなことで俺たち士族様の命を守れると思ってんのか捨て駒が!」
「ぐぐぐ、もう我慢できん」
「なんだなんだ。何か言ったか奴隷如きがよぉ」
このようなことが日常茶飯事なのである。
ワシもとうとう見るに耐えなくて、この偉そうにふんぞり返ってる士族共に言ってやった。
「生まれながらにして才能ある者は鍛錬を怠り自惚れる。しかし、生まれつき才能が無いものは、何とか技術を身に付けるために努力をする。心構えがまるで違う。それが大事じゃ。ワシはそう思うが如何かな?」
「若様、来ていらしたんですか?ところでさっきから何を言っているんで?」
「はっきり言わねばわからんか?生まれながらに才能すらなかったか。哀れなものだな」
「若様でも言って良いことと悪いことがありますぜ。奴隷どもの肩を持つというのですかい?」
「ワシには才能が無いものが才能のあるものを貶しているようにしか見えなかったのでな」
「言わせておけば!この常識も知らない大馬鹿者がこんなのが領主様の息子とは、このオダ郡も終わりだな」
「貴様らその言葉は解せんぞ。前に出よ。俺が直々に折檻してくれようぞ」
「ロー爺、ワシのために目くじらを立てる必要はない。そこまで言うのならお前たちはこの者たちに勝つことができると言うのじゃな?」
「奴隷如きが俺たちの足元にも及ぶわけがないだろう。何言ってんだ常識の知らないお馬鹿さんよぉ」
「であるか。ならば問題なかろう。ロー爺、模擬戦をしようではないか」
であるかとは、信長の口癖の一つで、繰り返す時に使う。
「若、模擬戦ですか?」
「うむ。ワシはこの者たちを率いて戦う。ロー爺は、その士族たちを率いて戦え。こういう奴らには一度格の違いを見せてやらねばなるまい」
「ふむぅ。まぁ良いでしょう」
「では、お互い10分間の作戦会議としようではないか」
「御意」
~~~~サブローside~~~~
急ではあるがワシとロー爺による模擬戦となった。
ワシは、奴隷の者たちを集める。
「すまないなワシみたいな子供が口を出して」
「いえ、その俺たちなんかのために領主様の息子であるサブロー様が文句を言ってくださって、その嬉しかったです。ですが、この模擬戦勝つことはできませんよ。奴らの態度はムカつきますがその誰もが戦に出て武功をあげておられます。対して、我らは捨て駒に使われる身。こうして死なぬように腕を振るのが精一杯の者たちです」
「理想を持ち、信念に生きよ!理想や信念を失った者は、戦う前から負けていると言えよう!そのような者は、廃人と変わらぬ。お前たちの理想はなんだ?」
「突然、どうされたのです?我々の理想ですか?今よりも良い暮らしをしたいでしょうか」
「今はそれで良い。その気持ちを持ち目の前の敵を倒すために戦い生き抜け!ワシがその理想を何れ叶えてやろうぞ!今はワシを信じて、その武をワシに預けよ。この戦、皆で勝とうぞ」
「我々みたいな奴隷を気にしてくれるなんて、本当に常識に囚われない御方ですね。わかりました。我々はサブロー様を信じて、この武を預けましょう!」
「良い心意気じゃ」
~~~~ローside~~~~
「俺たちはアンタにもムカついてんだ。勝手にやらせてもらうぜ」
「うむ。ワシは若に命じられて、お前たちの総大将を務めるだけだ。何も言うつもりはない。この喧嘩はお前たちが招いたことなのだからな」
「相変わらずお堅いねぇ。そんなんだから領主様にあんな変わり者の傅役にされちまったんじゃねぇのか」
「なんとでも言うが良い。俺は、若の才覚を信じている。この戦い、簡単に終わると思うな」
「奴隷どもが俺たちに叶うわけなんざねぇ。一瞬だ一瞬で終わらせてやるよ」
「まぁ、そこまで言うのならお主たちのお手並みを拝見させてもらうとしよう」
「おぅおぅ。後ろでのんびり見ててくださいや。堅物さんよぉ」
~~~~模擬戦の説明~~~~
双方の準備が整い、模擬戦の説明をさせるためにマリーに来てもらった。
「はわわわわ。こんな事が旦那様に知られたら。あわわ。あわわ」
「えぇい、気をしっかり持たぬかマリー。責任はワシが取る!」
「ひぃっ。わわわ、若様。わかりました。そこまで覚悟がお有りならマリーもお手伝い頑張ります」
「その意気じゃ。では、これを頼むぞ」
マリーに、模擬戦の注意書きを書いた紙を渡す。
マリーは、それを読み込むと。
ゴホンと咳払いをして、読み上げる。
「若様から模擬戦に関して、説明するように賜りましたマリーと申します。若様と若様の軍、合わせて51人対ロー様と士族の皆様を合わせて51人の模擬戦となります。便宜上、防衛側をロー様。攻撃側を若様とさせていただきます。数が多いので練兵場では、お互いの力が発揮できないと考え、ハインリッヒ家の持つこの山で行うこととします。続きまして、規則の説明をさせてもらいます。あくまで模擬戦なので、相手を殺さないこと。そのためにこの木剣を使うこと。攻撃側は若様以外が全滅したら負け、防衛側は山を取られても負けとなります。総大将がやられても負けとなります。総大将とは若様とロー様のことです。攻撃が当たった箇所が明確によくわかるように、双方の木剣に特殊な蛍光塗料を塗らせてもらいます。夜でも発光する特別制となっています。期限は丸一日とさせてもらいます。その時に、やられている方の多い方を負けとさせていただきます。双方、御理解頂けましたでしょうか?」
「マリー、バッチリじゃ」
「こちらも問題はない。若様、負けませんぞ」
「それはこちらの台詞じゃロー爺よ」
信長の才覚を示すための模擬戦が始まろうとしていた。
ここでは日夜、奴隷たちが汗を流していた。
士族連中はというとあの有様じゃ。
「おい、オメェら。そんなことで俺たち士族様の命を守れると思ってんのか捨て駒が!」
「ぐぐぐ、もう我慢できん」
「なんだなんだ。何か言ったか奴隷如きがよぉ」
このようなことが日常茶飯事なのである。
ワシもとうとう見るに耐えなくて、この偉そうにふんぞり返ってる士族共に言ってやった。
「生まれながらにして才能ある者は鍛錬を怠り自惚れる。しかし、生まれつき才能が無いものは、何とか技術を身に付けるために努力をする。心構えがまるで違う。それが大事じゃ。ワシはそう思うが如何かな?」
「若様、来ていらしたんですか?ところでさっきから何を言っているんで?」
「はっきり言わねばわからんか?生まれながらに才能すらなかったか。哀れなものだな」
「若様でも言って良いことと悪いことがありますぜ。奴隷どもの肩を持つというのですかい?」
「ワシには才能が無いものが才能のあるものを貶しているようにしか見えなかったのでな」
「言わせておけば!この常識も知らない大馬鹿者がこんなのが領主様の息子とは、このオダ郡も終わりだな」
「貴様らその言葉は解せんぞ。前に出よ。俺が直々に折檻してくれようぞ」
「ロー爺、ワシのために目くじらを立てる必要はない。そこまで言うのならお前たちはこの者たちに勝つことができると言うのじゃな?」
「奴隷如きが俺たちの足元にも及ぶわけがないだろう。何言ってんだ常識の知らないお馬鹿さんよぉ」
「であるか。ならば問題なかろう。ロー爺、模擬戦をしようではないか」
であるかとは、信長の口癖の一つで、繰り返す時に使う。
「若、模擬戦ですか?」
「うむ。ワシはこの者たちを率いて戦う。ロー爺は、その士族たちを率いて戦え。こういう奴らには一度格の違いを見せてやらねばなるまい」
「ふむぅ。まぁ良いでしょう」
「では、お互い10分間の作戦会議としようではないか」
「御意」
~~~~サブローside~~~~
急ではあるがワシとロー爺による模擬戦となった。
ワシは、奴隷の者たちを集める。
「すまないなワシみたいな子供が口を出して」
「いえ、その俺たちなんかのために領主様の息子であるサブロー様が文句を言ってくださって、その嬉しかったです。ですが、この模擬戦勝つことはできませんよ。奴らの態度はムカつきますがその誰もが戦に出て武功をあげておられます。対して、我らは捨て駒に使われる身。こうして死なぬように腕を振るのが精一杯の者たちです」
「理想を持ち、信念に生きよ!理想や信念を失った者は、戦う前から負けていると言えよう!そのような者は、廃人と変わらぬ。お前たちの理想はなんだ?」
「突然、どうされたのです?我々の理想ですか?今よりも良い暮らしをしたいでしょうか」
「今はそれで良い。その気持ちを持ち目の前の敵を倒すために戦い生き抜け!ワシがその理想を何れ叶えてやろうぞ!今はワシを信じて、その武をワシに預けよ。この戦、皆で勝とうぞ」
「我々みたいな奴隷を気にしてくれるなんて、本当に常識に囚われない御方ですね。わかりました。我々はサブロー様を信じて、この武を預けましょう!」
「良い心意気じゃ」
~~~~ローside~~~~
「俺たちはアンタにもムカついてんだ。勝手にやらせてもらうぜ」
「うむ。ワシは若に命じられて、お前たちの総大将を務めるだけだ。何も言うつもりはない。この喧嘩はお前たちが招いたことなのだからな」
「相変わらずお堅いねぇ。そんなんだから領主様にあんな変わり者の傅役にされちまったんじゃねぇのか」
「なんとでも言うが良い。俺は、若の才覚を信じている。この戦い、簡単に終わると思うな」
「奴隷どもが俺たちに叶うわけなんざねぇ。一瞬だ一瞬で終わらせてやるよ」
「まぁ、そこまで言うのならお主たちのお手並みを拝見させてもらうとしよう」
「おぅおぅ。後ろでのんびり見ててくださいや。堅物さんよぉ」
~~~~模擬戦の説明~~~~
双方の準備が整い、模擬戦の説明をさせるためにマリーに来てもらった。
「はわわわわ。こんな事が旦那様に知られたら。あわわ。あわわ」
「えぇい、気をしっかり持たぬかマリー。責任はワシが取る!」
「ひぃっ。わわわ、若様。わかりました。そこまで覚悟がお有りならマリーもお手伝い頑張ります」
「その意気じゃ。では、これを頼むぞ」
マリーに、模擬戦の注意書きを書いた紙を渡す。
マリーは、それを読み込むと。
ゴホンと咳払いをして、読み上げる。
「若様から模擬戦に関して、説明するように賜りましたマリーと申します。若様と若様の軍、合わせて51人対ロー様と士族の皆様を合わせて51人の模擬戦となります。便宜上、防衛側をロー様。攻撃側を若様とさせていただきます。数が多いので練兵場では、お互いの力が発揮できないと考え、ハインリッヒ家の持つこの山で行うこととします。続きまして、規則の説明をさせてもらいます。あくまで模擬戦なので、相手を殺さないこと。そのためにこの木剣を使うこと。攻撃側は若様以外が全滅したら負け、防衛側は山を取られても負けとなります。総大将がやられても負けとなります。総大将とは若様とロー様のことです。攻撃が当たった箇所が明確によくわかるように、双方の木剣に特殊な蛍光塗料を塗らせてもらいます。夜でも発光する特別制となっています。期限は丸一日とさせてもらいます。その時に、やられている方の多い方を負けとさせていただきます。双方、御理解頂けましたでしょうか?」
「マリー、バッチリじゃ」
「こちらも問題はない。若様、負けませんぞ」
「それはこちらの台詞じゃロー爺よ」
信長の才覚を示すための模擬戦が始まろうとしていた。
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