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5章 束の間の平穏
第9話 新魔王についてのクレオの見解
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クレオをボコボコにしたアリッサが弟や妹達を見て呟く。
「私も赤ちゃん欲しいなぁ」
チラチラとクレオを流し目で見るがクレオはリリーに夢中で気付かない。そんなアリッサを宥めるホワイティ。
「子供は良いわよ。私もアリッサが産まれた時すごく嬉しかったもの。今もだけどね。でも5人の赤ちゃんにおっぱいあげるのは割と疲れるわね」
ホワイティは2人づつ飲ませていたが5人目になると1番目の子がまた飲みに来て、それを見た兄妹達が僕も僕もと群がるのだ。
「もーう。またでちゅか。わんぱくさん達だこと」
「我が子ながら困ったものだ」
「アナタに似て、私のおっぱいが好きなだけじゃないかしら」
「ゴホッゴホッ」
ホワイティの鋭い言葉にむせるウルファス。
「そんな、義父さんも」
アリッサが男でみんな馬鹿なのねって目で見る。
「ホワイティのだけだぞ。他の女はそんなふうに見ないからな。グハッ」
ホワイティは、2人の子供におっぱいを起用に与えながら肘打ちを炸裂させる。
「アナタ、私以外の胸を見ていただけで罪ですよ」
「スピースピー」
「あらあら、オネンネしちゃいましたか。良い子でちゅね」
ホワイティは、母の顔に戻る。アリッサの弟や妹達は、ようやくみんなお腹がいっぱいになったのか寝始めた。
「子供は元気なのが1番なんだぞ」
ユタがリリアとリリーの健康状態の確認を終え、ホワイティと五つ子の健康状態の確認に来た。
「先生、ありがとうございます」
「ホワイティの方は何もしてないぞ。みんな素直な子達だったぞ」
「いえ、リリア姉様とリリーを助けてくださったことです」
「どうしてホワイティが礼を言うのかだぞ」
「私を救ってくださった御方の奥方様であり、本当の姉のように慕っているのです」
「そんな経緯があったのかだぞ。オラは産まれた時に父さんが魔王に目の前で殺されたんだぞ」
「えっ?私も前夫は魔王軍に焼き殺されました」
「ホワイティも苦労したんだなだぞ。オラも魔王は絶対許せないと思ってたらクレオ様からポックリ死んだって聞いて、怒りの矛先をどこに向けたら良いかわからないぞ」
「私もです。でも変わった魔王は今のところは善政を引いてるそうで、アーロン様も安心していらっしゃることでしょうね」
「ん?善政?悪政だぞ」
「えっ?それはどういうことですか?」
「魔王の奴隷だったもの達を配下の魔族に分配することで指示を集めたり、ホープシティに圧力をかけたり、ランスホース帝国の内乱やリグレスト聖教国の内乱を扇動しているんだぞ」
「そんなまさか、何かの間違いでは、確か0歳の魔王ですよね」
「成長促進剤を投与されて、尋常じゃない速さで成長していて、0歳でもう普通に話せるし手紙まで書けるぞ。侮れない相手だぞ」
「レオンダイト様に報告して、すぐにアーロン様に伝えて頂かないとですわね」
「やめといた方が良いぞ。クレオ様曰く、敵対行動を取るより、下手に出て、吸血鬼は味方だと思わせた方が良いらしいぞ」
「それは何故でしょうか?」
「今の魔王は前魔王の側近達を誅殺したから吸血鬼と因縁があるものがいないらしいぞ」
「それが何か関係あるのでしょうか?」
「現魔王は、強者を求めているらしいから深く食い込むことで情報収集と吸血鬼を守れるってクレオ様は考えているみたいだぞ」
「なるほど。だそうですよアナタ。アナタの敬愛するもう1人兄上にクレオ様の見解をお伝えすべきでは?」
「確かにその通りだ。アーロン兄上にクレオ様がラーキア城にお越しになられたらそのことを聞くようにと頼まれていた。レオンダイト兄上の判断を仰いで、すぐに」
「その必要はない。クレオがそう考えているならすぐにアーロンに伝えよウルファス」
「兄上、聞いておられたのですか?」
「まぁクレオ本人から聞きたいことであったがユタ先生には世話になった。クレオもリリーと遊び疲れて眠ってしまったしな」
「クレオ様も嬉しいのでしょう兄妹ができて、丸で昔の兄上を見ているようでした」
「ゴホン」
「レオンが照れてるわね」
「うるさいうるさい。なーんも聞こえなーい」
皆が笑う。
「というかオラどうやって帰れば良いんだぞ。リリアも術後問題なさそうだし、ホワイティは元気すぎるから何の心配も要らなそうだし、できればホープシティに帰りたいぞ。でも、クレオ様にはもう暫く家族で団欒としていて欲しいし、寝てるの起こすのはちと躊躇われるぞ」
「そういうことなら俺が送ろう。リリア様やホワイティの先生を街に送り届けるなど造作もないことだ」
「助かるんだぞ。でも吸血鬼はみんな転移魔法が使えて凄いんだぞ」
皆がクスクスと笑うがユタはこの時は特に気にも留めなかった。
「では参りましょうかユタ先生殿」
「わかったぞ」
ユタは、ウルファスに背に乗るように言われたので乗る。そして、凄いスピードで駆け抜ける。それはまるでジェットコースターになっているかのようだった。
「ぎいゃぁーーーー落ちる落ちる落ちてしまうぞ」
「騒いでいると口を噛みますゆえ、暫く黙っていてくだされ。ユタ先生殿?」
「、、、、、、、」
反応のないユタはもちろん気絶していた。
ホープシティに着くとモネさんが狼族であるウルファスを見て警戒体制になっていた。
「待たれよ。俺はクレオ様の叔父ウルファス・ランディスである。勝手に連れてきたユタ先生殿をお返しに参ったのだ」
「まぁクレオ様の。皆警戒を解きなさい。私はこのホープシティで領主をしているモネと申します」
「モネ殿、お初にお目にかかる。ではユタ先生殿をお返ししたので俺は行く」
「御丁寧にありがとうございました。クレオ様にもよろしくお伝えください」
「心得た」
そのままアーロンの元に向かいクレオの見解を伝えるウルファス。アーロンは黙って聞き一言。
「クレオの考えはよく当たる。そうしろってことなら俺としては異存はない。了解したと兄貴に伝えてくれ」
「わかりました。ところで、バルバラ様とミレーネ様のそのお腹はもしや?」
「あぁ、実は2人とも聖血戦争の時に妊娠していたのだ。それゆえ前線ではなく本陣で俺の補佐をしてもらっていた」
「なるほど、兄上らしい配慮だったわけですな」
「まぁな」
「子供で困ったことがあればクレオ様を頼ると宜しいですよ。リリア様の逆子だった2人目を見事に助けましたから。安全だと俺が保証しますよ」
「わかった。何かあればクレオを頼らせてもらうことにしよう」
「是非」
ウルファスは、役目を終えるとラーキア城にとって返したのだった。
「私も赤ちゃん欲しいなぁ」
チラチラとクレオを流し目で見るがクレオはリリーに夢中で気付かない。そんなアリッサを宥めるホワイティ。
「子供は良いわよ。私もアリッサが産まれた時すごく嬉しかったもの。今もだけどね。でも5人の赤ちゃんにおっぱいあげるのは割と疲れるわね」
ホワイティは2人づつ飲ませていたが5人目になると1番目の子がまた飲みに来て、それを見た兄妹達が僕も僕もと群がるのだ。
「もーう。またでちゅか。わんぱくさん達だこと」
「我が子ながら困ったものだ」
「アナタに似て、私のおっぱいが好きなだけじゃないかしら」
「ゴホッゴホッ」
ホワイティの鋭い言葉にむせるウルファス。
「そんな、義父さんも」
アリッサが男でみんな馬鹿なのねって目で見る。
「ホワイティのだけだぞ。他の女はそんなふうに見ないからな。グハッ」
ホワイティは、2人の子供におっぱいを起用に与えながら肘打ちを炸裂させる。
「アナタ、私以外の胸を見ていただけで罪ですよ」
「スピースピー」
「あらあら、オネンネしちゃいましたか。良い子でちゅね」
ホワイティは、母の顔に戻る。アリッサの弟や妹達は、ようやくみんなお腹がいっぱいになったのか寝始めた。
「子供は元気なのが1番なんだぞ」
ユタがリリアとリリーの健康状態の確認を終え、ホワイティと五つ子の健康状態の確認に来た。
「先生、ありがとうございます」
「ホワイティの方は何もしてないぞ。みんな素直な子達だったぞ」
「いえ、リリア姉様とリリーを助けてくださったことです」
「どうしてホワイティが礼を言うのかだぞ」
「私を救ってくださった御方の奥方様であり、本当の姉のように慕っているのです」
「そんな経緯があったのかだぞ。オラは産まれた時に父さんが魔王に目の前で殺されたんだぞ」
「えっ?私も前夫は魔王軍に焼き殺されました」
「ホワイティも苦労したんだなだぞ。オラも魔王は絶対許せないと思ってたらクレオ様からポックリ死んだって聞いて、怒りの矛先をどこに向けたら良いかわからないぞ」
「私もです。でも変わった魔王は今のところは善政を引いてるそうで、アーロン様も安心していらっしゃることでしょうね」
「ん?善政?悪政だぞ」
「えっ?それはどういうことですか?」
「魔王の奴隷だったもの達を配下の魔族に分配することで指示を集めたり、ホープシティに圧力をかけたり、ランスホース帝国の内乱やリグレスト聖教国の内乱を扇動しているんだぞ」
「そんなまさか、何かの間違いでは、確か0歳の魔王ですよね」
「成長促進剤を投与されて、尋常じゃない速さで成長していて、0歳でもう普通に話せるし手紙まで書けるぞ。侮れない相手だぞ」
「レオンダイト様に報告して、すぐにアーロン様に伝えて頂かないとですわね」
「やめといた方が良いぞ。クレオ様曰く、敵対行動を取るより、下手に出て、吸血鬼は味方だと思わせた方が良いらしいぞ」
「それは何故でしょうか?」
「今の魔王は前魔王の側近達を誅殺したから吸血鬼と因縁があるものがいないらしいぞ」
「それが何か関係あるのでしょうか?」
「現魔王は、強者を求めているらしいから深く食い込むことで情報収集と吸血鬼を守れるってクレオ様は考えているみたいだぞ」
「なるほど。だそうですよアナタ。アナタの敬愛するもう1人兄上にクレオ様の見解をお伝えすべきでは?」
「確かにその通りだ。アーロン兄上にクレオ様がラーキア城にお越しになられたらそのことを聞くようにと頼まれていた。レオンダイト兄上の判断を仰いで、すぐに」
「その必要はない。クレオがそう考えているならすぐにアーロンに伝えよウルファス」
「兄上、聞いておられたのですか?」
「まぁクレオ本人から聞きたいことであったがユタ先生には世話になった。クレオもリリーと遊び疲れて眠ってしまったしな」
「クレオ様も嬉しいのでしょう兄妹ができて、丸で昔の兄上を見ているようでした」
「ゴホン」
「レオンが照れてるわね」
「うるさいうるさい。なーんも聞こえなーい」
皆が笑う。
「というかオラどうやって帰れば良いんだぞ。リリアも術後問題なさそうだし、ホワイティは元気すぎるから何の心配も要らなそうだし、できればホープシティに帰りたいぞ。でも、クレオ様にはもう暫く家族で団欒としていて欲しいし、寝てるの起こすのはちと躊躇われるぞ」
「そういうことなら俺が送ろう。リリア様やホワイティの先生を街に送り届けるなど造作もないことだ」
「助かるんだぞ。でも吸血鬼はみんな転移魔法が使えて凄いんだぞ」
皆がクスクスと笑うがユタはこの時は特に気にも留めなかった。
「では参りましょうかユタ先生殿」
「わかったぞ」
ユタは、ウルファスに背に乗るように言われたので乗る。そして、凄いスピードで駆け抜ける。それはまるでジェットコースターになっているかのようだった。
「ぎいゃぁーーーー落ちる落ちる落ちてしまうぞ」
「騒いでいると口を噛みますゆえ、暫く黙っていてくだされ。ユタ先生殿?」
「、、、、、、、」
反応のないユタはもちろん気絶していた。
ホープシティに着くとモネさんが狼族であるウルファスを見て警戒体制になっていた。
「待たれよ。俺はクレオ様の叔父ウルファス・ランディスである。勝手に連れてきたユタ先生殿をお返しに参ったのだ」
「まぁクレオ様の。皆警戒を解きなさい。私はこのホープシティで領主をしているモネと申します」
「モネ殿、お初にお目にかかる。ではユタ先生殿をお返ししたので俺は行く」
「御丁寧にありがとうございました。クレオ様にもよろしくお伝えください」
「心得た」
そのままアーロンの元に向かいクレオの見解を伝えるウルファス。アーロンは黙って聞き一言。
「クレオの考えはよく当たる。そうしろってことなら俺としては異存はない。了解したと兄貴に伝えてくれ」
「わかりました。ところで、バルバラ様とミレーネ様のそのお腹はもしや?」
「あぁ、実は2人とも聖血戦争の時に妊娠していたのだ。それゆえ前線ではなく本陣で俺の補佐をしてもらっていた」
「なるほど、兄上らしい配慮だったわけですな」
「まぁな」
「子供で困ったことがあればクレオ様を頼ると宜しいですよ。リリア様の逆子だった2人目を見事に助けましたから。安全だと俺が保証しますよ」
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