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4章 聖血戦争とクーデターの結末
第14話 内戦の始まり
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時は、リグレスト聖教国のバーン8世法皇と吸血鬼軍が開戦し、アーサーが進軍を開始して、1ヶ月後のランスホース帝国内に戻る。モルドレッドも動き出した。
「そろそろ父上に渡していた遅効性の毒が周り魔族になるはず。その父上を討つことで、楽にランスホース帝国を手に入れる。ククク。もうすぐ我が野望の成就よ」
モルドレッドはニヤけ顔が収まらない。
「嬉しそうだな。モルドレッド」
「ランスロット。君もこのクーデターが成功すれば正当にアーサーからグィネヴィアを奪えるんだ。感謝してもらいたいがね」
「アーサーを恨むもの同士、いっときの同盟だ。俺を下に見るな。それだけは忠告しておくぞ」
「まぁ良いさ。このクーデターに最強の騎士である君が協力してくれるなら」
「国王を討つのは気が引けるが魔族なら仕方がない」
この国を手に入れた後は、周辺小国を全て支配下にして、さらに大きくする。そしてその次は、魔族の掃討だ。それまでランスロットには駒として頑張ってもらわなばな。
「では行くとしよう」
モルドレッドは集まった支援者の前で演説をする。
「集まった勇士たちよ。我が父王ウルゼは魔素に手を出していた。僕は第二皇子として、このことを許す事はできない。アーサー兄上は魔族領に女の尻を追いかけていった。このままではこの国は終わる。どうか僕に手を貸し、父王を討伐することに協力してください。敵は帝国城内にあり。続け~~~」
「オオオオオオーーーーーーーーーー」
ククク。魔王様から人間に化けた魔族の援軍を貰った。魔素は、本当に素晴らしい。死んでも駒として戦うのだ。せいぜい我が駒として思う存分暴れてくれ愚民ども。
だが城内はモルドレッドの思惑通りになっていなかった。ここにランスホース帝国を2分する長きにわたる内戦の火蓋が切って落とされた。ウルゼ国王は、魔頂村の手のものから薬を貰い。それを飲み干し体調が回復したのだ。そして、重臣たちを集めた。
「皆に集まってもらったのは他でもない。モルドレッドの奴が玉座の簒奪を狙っておるようじゃ。全く我が子ながら面白い。このワシを倒せると思っておるようじゃ。その傲慢叩きおってやろうと思うておる」
「我が王よ。その先陣このガレオンにお任せ願いたい」
「よかろう。だがモルドレッドを殺してはならぬ。軽く捻ってやれ」
「はっ」
ガレオンのやつめ。久々に暴れられると滾っておるようだ。何を隠そうこのワシも病で伏せっていたのが嘘のように滾っておるがな。我が娘エレインにもう一度会うためにも我が息子モルドレッドよ。貴様の野望打ち砕かせてもらうぞ。
玉座に至るまでの城内の門は5つあり、その1つ目では、モルドレッド軍とガレオン軍がやり合っていた。
「反逆者共め。国王に刃を向ける身の程を知れ」
「魔族に魂を売った父上なぞもう王とは認められぬ。庇い立てするのなら貴様も同罪だ。ガレオン」
「そういう筋書きという訳か」
「筋書きなどではない。それが真実だ」
「そういう事です。ガレオン殿、退場願います」
「ランスロット?よもや貴様まで諫言に乗るとは」
ガキーンガキーンガキーンザシュッ。
「うっ。流石は最強の騎士と言われるだけある。だが我が王の元へは消して行かせぬ」
「全くつまらぬ。弱すぎて話にならん。これが王の側近で将軍か?器の違いを見せてやる」
そう言うとランスロットは、大太刀で一刀の元にガレオンを真っ二つにする。
「ガレオン将軍討ち死に」
「何だと」
ガレオンの副将を務めていた男はガレオンの討ち死にを聞くと第一門を開門し降伏した。
「降伏してくれて感謝する。これを飲み前線で戦え」
「しかし、この門の守備が」
「そんなのは必要ない。それに裏切られてはかなわんからな。尖兵となり第二門に突撃するのだ。良いな」
「御命令に従います」
貴様らのように生半可な知恵を持つものなどいらぬ。魔族となり死ぬまで我が駒として戦え。制御の効かなかった物と違いコイツらに投与した物は、主人には決して逆らえぬようになっている。主人は誰かって、勿論この俺モルドレッドだ。それにしても病で伏せっていた国王を守る者がまだこんなにいるとはな。良いだろう。アーサーが帰ってくるまでに反乱分子は皆殺ししてくれる。ハーッハッハッ。
ガレオンの討ち死にがウルゼ国王に伝わる。
「何だと、あのガレオンが半日も持たずに討ち死にだと」
「討ち取ったのは誰じゃ?」
「ランスロットとのことです」
「何故?ランスロットがモルドレッドに付き従う」
「ハハハ」
「王よ。どうされた」
「いや、全く我が息子ながらやりおる。アーサーとグィネヴィアの離縁を約束する形でランスロットを抱き込みよったな」
「なんと」
「第二門の守備は誰じゃ?」
「闘技場の素手の部で100連勝を達成した。武闘家モンクです」
「ランスロット相手では持たぬであろう。できるだけ避けることを優先し時間を稼ぐように通達せよ」
「はっ」
モルドレッドよ。全くこのワシをここまで追い詰めよるとはな。ウルゼ国王の額から冷や汗が流れる。
「そろそろ父上に渡していた遅効性の毒が周り魔族になるはず。その父上を討つことで、楽にランスホース帝国を手に入れる。ククク。もうすぐ我が野望の成就よ」
モルドレッドはニヤけ顔が収まらない。
「嬉しそうだな。モルドレッド」
「ランスロット。君もこのクーデターが成功すれば正当にアーサーからグィネヴィアを奪えるんだ。感謝してもらいたいがね」
「アーサーを恨むもの同士、いっときの同盟だ。俺を下に見るな。それだけは忠告しておくぞ」
「まぁ良いさ。このクーデターに最強の騎士である君が協力してくれるなら」
「国王を討つのは気が引けるが魔族なら仕方がない」
この国を手に入れた後は、周辺小国を全て支配下にして、さらに大きくする。そしてその次は、魔族の掃討だ。それまでランスロットには駒として頑張ってもらわなばな。
「では行くとしよう」
モルドレッドは集まった支援者の前で演説をする。
「集まった勇士たちよ。我が父王ウルゼは魔素に手を出していた。僕は第二皇子として、このことを許す事はできない。アーサー兄上は魔族領に女の尻を追いかけていった。このままではこの国は終わる。どうか僕に手を貸し、父王を討伐することに協力してください。敵は帝国城内にあり。続け~~~」
「オオオオオオーーーーーーーーーー」
ククク。魔王様から人間に化けた魔族の援軍を貰った。魔素は、本当に素晴らしい。死んでも駒として戦うのだ。せいぜい我が駒として思う存分暴れてくれ愚民ども。
だが城内はモルドレッドの思惑通りになっていなかった。ここにランスホース帝国を2分する長きにわたる内戦の火蓋が切って落とされた。ウルゼ国王は、魔頂村の手のものから薬を貰い。それを飲み干し体調が回復したのだ。そして、重臣たちを集めた。
「皆に集まってもらったのは他でもない。モルドレッドの奴が玉座の簒奪を狙っておるようじゃ。全く我が子ながら面白い。このワシを倒せると思っておるようじゃ。その傲慢叩きおってやろうと思うておる」
「我が王よ。その先陣このガレオンにお任せ願いたい」
「よかろう。だがモルドレッドを殺してはならぬ。軽く捻ってやれ」
「はっ」
ガレオンのやつめ。久々に暴れられると滾っておるようだ。何を隠そうこのワシも病で伏せっていたのが嘘のように滾っておるがな。我が娘エレインにもう一度会うためにも我が息子モルドレッドよ。貴様の野望打ち砕かせてもらうぞ。
玉座に至るまでの城内の門は5つあり、その1つ目では、モルドレッド軍とガレオン軍がやり合っていた。
「反逆者共め。国王に刃を向ける身の程を知れ」
「魔族に魂を売った父上なぞもう王とは認められぬ。庇い立てするのなら貴様も同罪だ。ガレオン」
「そういう筋書きという訳か」
「筋書きなどではない。それが真実だ」
「そういう事です。ガレオン殿、退場願います」
「ランスロット?よもや貴様まで諫言に乗るとは」
ガキーンガキーンガキーンザシュッ。
「うっ。流石は最強の騎士と言われるだけある。だが我が王の元へは消して行かせぬ」
「全くつまらぬ。弱すぎて話にならん。これが王の側近で将軍か?器の違いを見せてやる」
そう言うとランスロットは、大太刀で一刀の元にガレオンを真っ二つにする。
「ガレオン将軍討ち死に」
「何だと」
ガレオンの副将を務めていた男はガレオンの討ち死にを聞くと第一門を開門し降伏した。
「降伏してくれて感謝する。これを飲み前線で戦え」
「しかし、この門の守備が」
「そんなのは必要ない。それに裏切られてはかなわんからな。尖兵となり第二門に突撃するのだ。良いな」
「御命令に従います」
貴様らのように生半可な知恵を持つものなどいらぬ。魔族となり死ぬまで我が駒として戦え。制御の効かなかった物と違いコイツらに投与した物は、主人には決して逆らえぬようになっている。主人は誰かって、勿論この俺モルドレッドだ。それにしても病で伏せっていた国王を守る者がまだこんなにいるとはな。良いだろう。アーサーが帰ってくるまでに反乱分子は皆殺ししてくれる。ハーッハッハッ。
ガレオンの討ち死にがウルゼ国王に伝わる。
「何だと、あのガレオンが半日も持たずに討ち死にだと」
「討ち取ったのは誰じゃ?」
「ランスロットとのことです」
「何故?ランスロットがモルドレッドに付き従う」
「ハハハ」
「王よ。どうされた」
「いや、全く我が息子ながらやりおる。アーサーとグィネヴィアの離縁を約束する形でランスロットを抱き込みよったな」
「なんと」
「第二門の守備は誰じゃ?」
「闘技場の素手の部で100連勝を達成した。武闘家モンクです」
「ランスロット相手では持たぬであろう。できるだけ避けることを優先し時間を稼ぐように通達せよ」
「はっ」
モルドレッドよ。全くこのワシをここまで追い詰めよるとはな。ウルゼ国王の額から冷や汗が流れる。
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