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1章 転生と吸血鬼を取り巻く情勢
1章の登場人物の紹介と用語補足
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【吸血鬼】
クレオ・ヴラッド:主人公である来世玲王の転生した姿で吸血鬼とエルフの完全なるハーフでどちらの力も使いこなせる特異体質の持ち主であり忌御子。
レオンダイト・ヴラッド:1章の実質サブ主人公で吸血鬼の始祖の家系の出で王族。クレオの父でありエルフであるリリアと結婚する。
アーロン・ヴラッド:レオンダイトの実の弟で吸血鬼の始祖の家系の出で王族。魔王軍吸血鬼兵団の党首を務めている。出会った頃からバルバラに気を持っていたが兄であるレオンダイトの婚約者だったので半ば諦めていた。レオンダイトがリリアと結婚したのを機にバルバラに告白。バルバラを妻にする。
バルバラ・ツェペリ・ヴラッド:王侯貴族ツェペリ家の出身。トーマス・ツェペリの娘で従魔と人形の扱いに長けている。レオンダイトの婚約者だったがずっとアーロンに想いを寄せていてレオンダイトとリリアの結婚式の日に落ち込んでいるそぶりを見せてアーロンに想いを告げ無事に結ばれる。
ミレーネ・レスト・ヴラッド:アーロンの第二夫人でレスト公爵家の令嬢で政略結婚で初めはよそよそしかったがバルバラの1人より2人でやる方がアーロンも気持ちいいとの謎理論に巻き込まれる。アーロンのことが割と好きである。
ヴェルデ・ヴラッド:レオンダイトとアーロンの父であり、妻が30人居て子供は100人を超える。リグレスト聖教国のヴァンパイアハンターにより銀の弾丸で心臓を貫かれ死亡。生前は胸と尻がデカくて容姿の良いオンナは全て俺のものという心情の元多数の男に決闘を挑み妻を略奪した略奪王ヴェルデとして知られている。故人。
メイリン・ヴラッド:レオンダイトとアーロンの母で始祖の血を引く令嬢で胸と尻がデカくて容姿も端麗。旦那であるヴェルデの妻たちの世話を一手に引き受け家を守っていた女傑でもある。ヴェルデが亡くなった時に共に逝った。故人。
トーマス・ツェペリ:バルバラの父で王侯貴族ツェペリ家の現党首。ヴェルデが党首の時代からの忠臣。人間との戦争の際に陣形を見よう見まねで覚えそれを吸血鬼たちに教える形で戦術革命をもたらした。
ナターシャ・バートリー:ヴェルデが党首の時代からの忠臣。戦が好きな戦闘狂。ムチを使わせれば右に出るものはいないと言われる。
ジール・パウル:武器マニアであらゆる武器に精通している。ウルファスの師匠でもある。ヴェルデが党首の時代からの忠臣。
エリザ・ヴェート:生娘の血が好物。固有スキル麾下により異性で無くても吸血鬼化できる確率が100%。このスキルを活かして生娘を攫っては純血の吸血鬼へと変化させ吸血鬼を増やしてる稼ぎ頭。レオンダイトの幼馴染。好きなのはツルギのような尽くしてくれる人。別名、生娘狩りのエリザ。
ダルタン・ロークス:めんどくさがり屋だが情に熱く優しい性格でイケメン。めんどくさがりのため己が楽するために有能なのを眷属にしたがる。レオンダイトの幼馴染。別名、魅了のダルタン。
アルノルト・ヴァイス:童顔で小さくて可愛い女性が好き。一度赤毛の髪で童顔のヴァンパイアハンターに銀の弾丸を撃ち込まれて死亡したと思われていたが覚醒する。好みだったためリグレスト聖教国との戦いを通じて探している。レオンダイトの幼馴染。別名、ロリコンのアルノルト。
モネ:吸血鬼貴族で男爵夫人。娘であるカーミラがクレオに逢いたいと駄々をこねたので顔見せ会に参加した。
カーミラ:モネの娘で男爵令嬢。メイドが好きで産まれたばかりのクレオにメイドの作法でお世話したいと思い顔見せ会に出たいと駄々をこね参加した。将来のクレオの嫁枠。
メル:吸血鬼貴族で子爵令嬢。王族であるレオンダイトの息子であるクレオの顔見せ会に参加した。
【従魔】
ポーチ:キラージャッカルという狼の魔物。攻撃性に優れ獰猛。レオンダイトと対峙した時、果敢に攻撃したが返り討ちにあい上には上があることを知り従魔になる。
バットン:スカウトバットという蝙蝠の魔物。偵察と感知に優れる。レオンダイトが産まれて間もない時から仕えている最古参の従魔。
ネズモグ:ラットモーグルという鼠の魔物。その肉は焼くと柔らかくなりとても美味。その血は水のように透き通っていて喉越しが良い。主に食用として吸血鬼に重宝されている。戦いにおいては進軍路と撤退路の構築という土木作業が得意。レオンダイトが可愛いと従魔にした。現実世界のハムスターに似ていて癒し枠。
【狼族】
ルーカス・レアンドロ:白狼で実はウルファス・レアンドロの腹違いの弟。魔族領にある獣人族の村でホワイティとアリッサと細々と暮らしていたところを魔王軍に襲撃されホワイティとアリッサを地下に避難させた後勇猛果敢に戦ったが奮闘虚しく戦死した。故人。
ホワイティ・ランディス:魔族領にある獣人の村の生き残りでルーカスの妻であったが死に別れ未亡人となる。アリッサと共に村の地下室に隠れていたところをレオンダイトにより救われる。ルーカスから聞いていたウルファスと出会いウルファスの優しさと滲み出る強さ前夫であるルーカスに似た見た目に惹かれる形で妻となる。アリッサの母。
アリッサ・ランディス:1章時点での年齢2歳半。ホワイティとルーカスの子供。将来のクレオの護衛役であり嫁枠。
ウルファス・レアンドロ・ランディス:純潔の白狼でレオンダイトにより黒く染められる形で黒狼となる。自身のことを吸血鬼と狼族のハーフだと思い込んでいた。ホワイティを妻にしアリッサの養父となる。
【魔王城】
デモンズ・アンデス:ドレッドの父で先代魔王。積極的に他種族の国と交易をしたりするなどその治世は穏やかであった。レオンダイトにエルフェアリーナ王国と魔族の戦争の回避を頼んで亡くなった。故人。
ドレッド・アンデス:現魔王様。ドラゴレアムと図りデモンズに遅効性の毒を飲ませていた。説教ばかりしてくるレオンダイト、聖龍族でありながらデモンズの寵愛を受けていたドラマリアを嫌悪している。
ドラゴレアム丞相:邪竜族でドレッド魔王の忠実な側近。邪魔者を蹴落とすためならどんな手段でも使う意地汚い男。
ゴレオン将軍:岩石族の大男。正々堂々とした勝負を好み知性も優れる。魔王軍で敵に回すと厄介な男No. 1と称される。
ドラマリア:人間族のある国で信仰の対象にもなっている聖龍族出身。先代魔王のデモンズと恋に落ち、支えるために丞相として仕事とプライベートの両方で支えた。慈愛に満ち溢れステテコ山脈の谷底に捨てられる忌御子について心を痛めていた。現在はステテコ山脈の谷底に捨てられる忌御子たちやキーンと村を作って世話をしている。
キーン:多くの子供を取り上げた伝説の産婆師。レオンダイトのことを気に入っており、悪魔族でありながら肩を持っている。実は悪魔族では珍しい不死者で450年生きている。クレオのことを魔王に何も告げなかったことで魔王の怒りを買いステテコ山脈の谷底にて保護されている。
クレハ:鬼人族の年若い娘。魔王軍に攻め滅ぼされた鬼人族の村で捕まり捕虜となり奴隷となる。クレオの世話役。
リンダ:竜人族の年若い娘。魔族領に攻め込んだが返り討ちにあい捕まり奴隷となる。クレオの世話役。
【エルフェアリーナ王国】
エイミー・オフィーリア:エルフェアリーナ王国の女王陛下。聡明で容姿端麗。息子1人と娘2人の3児の母でもある。リリアのことを姪っ子としてだけでなく目に入れても痛くないほど可愛がっている。
リリア・ルーシー・ヴラッド:エルフェアリーナ王国の王族オフィーリア家出身で、クレオの母であり吸血鬼であるレオンダイトの妻。
ラス・リーディス:エルフ貴族リーディス家の若き党首。癖の強い武器を好みハルバードとハラディは特にお気に入り。
アーチとボーガ:戦闘民族ヤー村出身の戦闘狂兄弟。模擬戦では弓を使えず本来の力を発揮できなかった。弓を用いれば百発百中の遠距離アタッカーとなる。
ミーア・キャッツ・ロークス:士族キャッツ家の女党首。昔リリアに助けられたことで護衛兼親衛隊となる。ダルタンと出会いその目に見つめられ恋に落ち眷属となる。ダルタンとの子供を身籠るのが今の夢。
ビスケツ・ウェルダム:エルフェアリーナ王国の孤児。エイミー女王陛下に拾われ王国親衛隊5千の団長として直属軍を預かる。
レックス・ウェルダム:エルフェアリーナ王国の孤児。エイミー女王陛下に拾われ王国親衛隊5千の副団長を務めている。
リゲル・ルーシー:エルフェアリーナ王国貴族。リリアの父でシェリアの夫。娘の幸せのため渋々レオンダイトと娘の結婚を許した。
シェリア・(オフィーリア)・ルーシー:エイミー女王陛下の妹で自由奔放。リゲルに恋をしてオフィーリア家を姉のエイミーに丸投げしリゲルと恋愛結婚する。娘の幸せそうな顔を見てレオンダイトと娘の結婚を積極的に後押しした。
【リグレスト聖教国】
ツルギ・ムネシゲ・ヴェート:リグレスト聖教国の傭兵。吸血鬼との戦いの時にエリザに惚れ眷属になる。
ミリー・ヴァイス:リグレスト聖教国の孤児院出身。寂しそうに空を見上げていたところをアルノルトに拉致される。この人と一緒ならいろんなところに行けるかもしれないと眷属になることを願い出る。
イリス・クロス・ロークス:リグレスト聖教国で上位に入るヴァンパイアハンター。女が上は納得できない男たちの嫉妬と妬みにより罠に嵌められ殺されそうになったところをダルタンに救われる。ヴァンパイアハンターとしてダルタンを殺そうと動こうとするがダルタンの目と優しさに惹かれていたところにプロポーズまでされ眷属になる。
【用語解説】
眷属契約:寿命のある者を妻や兄妹に迎える際に行う吸血鬼の儀式で首筋を噛まれた者は一度死に吸血鬼として蘇る。眷属は生前の力も使いこなせる吸血鬼となる。
血の交換:吸血鬼同士が結婚する際に行う儀式でお互いが首筋を噛み血を啜る。お互いの血を自分の中に取り入れることで吸血鬼同士の婚姻とする。
王侯貴族:始祖が吸血鬼に変えた貴族。1章時点では、ツェペリ家、バートリー家、パウル家の御三家。
諸侯貴族:公爵ー侯爵ー伯爵ー子爵ー男爵の順。
【種族解説】
鬼人族:人に恋した鬼と人との間に産まれた子。魔族の面汚しとして攻め滅ぼされた際に年若い娘のほとんどは隷属の首輪を付けられ奴隷として魔王城にて働かされている。
竜人族:聖龍と人との間に産まれた子。魔族領に攻め寄せ魔王軍に打ち倒され捕虜となり隷属の首輪を付けられて奴隷として魔王城にて働かされている。
吸血鬼:眷属契約を施したものを新たな吸血鬼として家族に迎え入れる。噛まれて蘇り純血となるので本来混血は存在しない。長い間血を与えられることにより狼族の血と吸血鬼の血が共存しているウルファス、吸血鬼とエルフのハーフとして血が共存しているクレオに関しては混血の扱いとなる。そこに明確な違いは多種族の血が混じってるか混じってないかの違いだけである。
悪魔族:世襲制の魔王として就任する魔族。魔法はトップクラスの実力を誇る。
邪竜族:世襲制の丞相として就任する魔族。その翼から放たれる羽ばたきによる旋風と尻尾の振り回しによるぶん回し、口から放たれるブレス攻撃と多彩な攻撃を得意とする。
聖龍族:人間の騎士と契約し竜騎士の乗り物となるものが多い人間寄りの龍族。
エルフ:自然を愛し、薬の調合と弓による狩りを得意とする種族。基本的に他種族との婚姻は御法度だが偶にオークの嫁になるものが居てたりする。
ダークエルフ:エルフとオークとの間に産まれる忌御子。オークの強靭な肉体とエルフのしなやかさを併せ持つが産まれと共に魔族領の鉄の掟によりステテコ山脈の谷底に捨てられる。
狼族:灰狼ー茶狼ー黒狼ー白狼の順。白狼が1番希少だが赤ちゃんの時だけ例外として皆白い姿である。
岩石族:別名ゴーレム。岩のような姿でその腕から繰り出されるパンチの威力は体を貫通するほどの火力を持つ一撃必殺である。武器としては大斧や槍などの中距離近接武器を好む。
クレオ・ヴラッド:主人公である来世玲王の転生した姿で吸血鬼とエルフの完全なるハーフでどちらの力も使いこなせる特異体質の持ち主であり忌御子。
レオンダイト・ヴラッド:1章の実質サブ主人公で吸血鬼の始祖の家系の出で王族。クレオの父でありエルフであるリリアと結婚する。
アーロン・ヴラッド:レオンダイトの実の弟で吸血鬼の始祖の家系の出で王族。魔王軍吸血鬼兵団の党首を務めている。出会った頃からバルバラに気を持っていたが兄であるレオンダイトの婚約者だったので半ば諦めていた。レオンダイトがリリアと結婚したのを機にバルバラに告白。バルバラを妻にする。
バルバラ・ツェペリ・ヴラッド:王侯貴族ツェペリ家の出身。トーマス・ツェペリの娘で従魔と人形の扱いに長けている。レオンダイトの婚約者だったがずっとアーロンに想いを寄せていてレオンダイトとリリアの結婚式の日に落ち込んでいるそぶりを見せてアーロンに想いを告げ無事に結ばれる。
ミレーネ・レスト・ヴラッド:アーロンの第二夫人でレスト公爵家の令嬢で政略結婚で初めはよそよそしかったがバルバラの1人より2人でやる方がアーロンも気持ちいいとの謎理論に巻き込まれる。アーロンのことが割と好きである。
ヴェルデ・ヴラッド:レオンダイトとアーロンの父であり、妻が30人居て子供は100人を超える。リグレスト聖教国のヴァンパイアハンターにより銀の弾丸で心臓を貫かれ死亡。生前は胸と尻がデカくて容姿の良いオンナは全て俺のものという心情の元多数の男に決闘を挑み妻を略奪した略奪王ヴェルデとして知られている。故人。
メイリン・ヴラッド:レオンダイトとアーロンの母で始祖の血を引く令嬢で胸と尻がデカくて容姿も端麗。旦那であるヴェルデの妻たちの世話を一手に引き受け家を守っていた女傑でもある。ヴェルデが亡くなった時に共に逝った。故人。
トーマス・ツェペリ:バルバラの父で王侯貴族ツェペリ家の現党首。ヴェルデが党首の時代からの忠臣。人間との戦争の際に陣形を見よう見まねで覚えそれを吸血鬼たちに教える形で戦術革命をもたらした。
ナターシャ・バートリー:ヴェルデが党首の時代からの忠臣。戦が好きな戦闘狂。ムチを使わせれば右に出るものはいないと言われる。
ジール・パウル:武器マニアであらゆる武器に精通している。ウルファスの師匠でもある。ヴェルデが党首の時代からの忠臣。
エリザ・ヴェート:生娘の血が好物。固有スキル麾下により異性で無くても吸血鬼化できる確率が100%。このスキルを活かして生娘を攫っては純血の吸血鬼へと変化させ吸血鬼を増やしてる稼ぎ頭。レオンダイトの幼馴染。好きなのはツルギのような尽くしてくれる人。別名、生娘狩りのエリザ。
ダルタン・ロークス:めんどくさがり屋だが情に熱く優しい性格でイケメン。めんどくさがりのため己が楽するために有能なのを眷属にしたがる。レオンダイトの幼馴染。別名、魅了のダルタン。
アルノルト・ヴァイス:童顔で小さくて可愛い女性が好き。一度赤毛の髪で童顔のヴァンパイアハンターに銀の弾丸を撃ち込まれて死亡したと思われていたが覚醒する。好みだったためリグレスト聖教国との戦いを通じて探している。レオンダイトの幼馴染。別名、ロリコンのアルノルト。
モネ:吸血鬼貴族で男爵夫人。娘であるカーミラがクレオに逢いたいと駄々をこねたので顔見せ会に参加した。
カーミラ:モネの娘で男爵令嬢。メイドが好きで産まれたばかりのクレオにメイドの作法でお世話したいと思い顔見せ会に出たいと駄々をこね参加した。将来のクレオの嫁枠。
メル:吸血鬼貴族で子爵令嬢。王族であるレオンダイトの息子であるクレオの顔見せ会に参加した。
【従魔】
ポーチ:キラージャッカルという狼の魔物。攻撃性に優れ獰猛。レオンダイトと対峙した時、果敢に攻撃したが返り討ちにあい上には上があることを知り従魔になる。
バットン:スカウトバットという蝙蝠の魔物。偵察と感知に優れる。レオンダイトが産まれて間もない時から仕えている最古参の従魔。
ネズモグ:ラットモーグルという鼠の魔物。その肉は焼くと柔らかくなりとても美味。その血は水のように透き通っていて喉越しが良い。主に食用として吸血鬼に重宝されている。戦いにおいては進軍路と撤退路の構築という土木作業が得意。レオンダイトが可愛いと従魔にした。現実世界のハムスターに似ていて癒し枠。
【狼族】
ルーカス・レアンドロ:白狼で実はウルファス・レアンドロの腹違いの弟。魔族領にある獣人族の村でホワイティとアリッサと細々と暮らしていたところを魔王軍に襲撃されホワイティとアリッサを地下に避難させた後勇猛果敢に戦ったが奮闘虚しく戦死した。故人。
ホワイティ・ランディス:魔族領にある獣人の村の生き残りでルーカスの妻であったが死に別れ未亡人となる。アリッサと共に村の地下室に隠れていたところをレオンダイトにより救われる。ルーカスから聞いていたウルファスと出会いウルファスの優しさと滲み出る強さ前夫であるルーカスに似た見た目に惹かれる形で妻となる。アリッサの母。
アリッサ・ランディス:1章時点での年齢2歳半。ホワイティとルーカスの子供。将来のクレオの護衛役であり嫁枠。
ウルファス・レアンドロ・ランディス:純潔の白狼でレオンダイトにより黒く染められる形で黒狼となる。自身のことを吸血鬼と狼族のハーフだと思い込んでいた。ホワイティを妻にしアリッサの養父となる。
【魔王城】
デモンズ・アンデス:ドレッドの父で先代魔王。積極的に他種族の国と交易をしたりするなどその治世は穏やかであった。レオンダイトにエルフェアリーナ王国と魔族の戦争の回避を頼んで亡くなった。故人。
ドレッド・アンデス:現魔王様。ドラゴレアムと図りデモンズに遅効性の毒を飲ませていた。説教ばかりしてくるレオンダイト、聖龍族でありながらデモンズの寵愛を受けていたドラマリアを嫌悪している。
ドラゴレアム丞相:邪竜族でドレッド魔王の忠実な側近。邪魔者を蹴落とすためならどんな手段でも使う意地汚い男。
ゴレオン将軍:岩石族の大男。正々堂々とした勝負を好み知性も優れる。魔王軍で敵に回すと厄介な男No. 1と称される。
ドラマリア:人間族のある国で信仰の対象にもなっている聖龍族出身。先代魔王のデモンズと恋に落ち、支えるために丞相として仕事とプライベートの両方で支えた。慈愛に満ち溢れステテコ山脈の谷底に捨てられる忌御子について心を痛めていた。現在はステテコ山脈の谷底に捨てられる忌御子たちやキーンと村を作って世話をしている。
キーン:多くの子供を取り上げた伝説の産婆師。レオンダイトのことを気に入っており、悪魔族でありながら肩を持っている。実は悪魔族では珍しい不死者で450年生きている。クレオのことを魔王に何も告げなかったことで魔王の怒りを買いステテコ山脈の谷底にて保護されている。
クレハ:鬼人族の年若い娘。魔王軍に攻め滅ぼされた鬼人族の村で捕まり捕虜となり奴隷となる。クレオの世話役。
リンダ:竜人族の年若い娘。魔族領に攻め込んだが返り討ちにあい捕まり奴隷となる。クレオの世話役。
【エルフェアリーナ王国】
エイミー・オフィーリア:エルフェアリーナ王国の女王陛下。聡明で容姿端麗。息子1人と娘2人の3児の母でもある。リリアのことを姪っ子としてだけでなく目に入れても痛くないほど可愛がっている。
リリア・ルーシー・ヴラッド:エルフェアリーナ王国の王族オフィーリア家出身で、クレオの母であり吸血鬼であるレオンダイトの妻。
ラス・リーディス:エルフ貴族リーディス家の若き党首。癖の強い武器を好みハルバードとハラディは特にお気に入り。
アーチとボーガ:戦闘民族ヤー村出身の戦闘狂兄弟。模擬戦では弓を使えず本来の力を発揮できなかった。弓を用いれば百発百中の遠距離アタッカーとなる。
ミーア・キャッツ・ロークス:士族キャッツ家の女党首。昔リリアに助けられたことで護衛兼親衛隊となる。ダルタンと出会いその目に見つめられ恋に落ち眷属となる。ダルタンとの子供を身籠るのが今の夢。
ビスケツ・ウェルダム:エルフェアリーナ王国の孤児。エイミー女王陛下に拾われ王国親衛隊5千の団長として直属軍を預かる。
レックス・ウェルダム:エルフェアリーナ王国の孤児。エイミー女王陛下に拾われ王国親衛隊5千の副団長を務めている。
リゲル・ルーシー:エルフェアリーナ王国貴族。リリアの父でシェリアの夫。娘の幸せのため渋々レオンダイトと娘の結婚を許した。
シェリア・(オフィーリア)・ルーシー:エイミー女王陛下の妹で自由奔放。リゲルに恋をしてオフィーリア家を姉のエイミーに丸投げしリゲルと恋愛結婚する。娘の幸せそうな顔を見てレオンダイトと娘の結婚を積極的に後押しした。
【リグレスト聖教国】
ツルギ・ムネシゲ・ヴェート:リグレスト聖教国の傭兵。吸血鬼との戦いの時にエリザに惚れ眷属になる。
ミリー・ヴァイス:リグレスト聖教国の孤児院出身。寂しそうに空を見上げていたところをアルノルトに拉致される。この人と一緒ならいろんなところに行けるかもしれないと眷属になることを願い出る。
イリス・クロス・ロークス:リグレスト聖教国で上位に入るヴァンパイアハンター。女が上は納得できない男たちの嫉妬と妬みにより罠に嵌められ殺されそうになったところをダルタンに救われる。ヴァンパイアハンターとしてダルタンを殺そうと動こうとするがダルタンの目と優しさに惹かれていたところにプロポーズまでされ眷属になる。
【用語解説】
眷属契約:寿命のある者を妻や兄妹に迎える際に行う吸血鬼の儀式で首筋を噛まれた者は一度死に吸血鬼として蘇る。眷属は生前の力も使いこなせる吸血鬼となる。
血の交換:吸血鬼同士が結婚する際に行う儀式でお互いが首筋を噛み血を啜る。お互いの血を自分の中に取り入れることで吸血鬼同士の婚姻とする。
王侯貴族:始祖が吸血鬼に変えた貴族。1章時点では、ツェペリ家、バートリー家、パウル家の御三家。
諸侯貴族:公爵ー侯爵ー伯爵ー子爵ー男爵の順。
【種族解説】
鬼人族:人に恋した鬼と人との間に産まれた子。魔族の面汚しとして攻め滅ぼされた際に年若い娘のほとんどは隷属の首輪を付けられ奴隷として魔王城にて働かされている。
竜人族:聖龍と人との間に産まれた子。魔族領に攻め寄せ魔王軍に打ち倒され捕虜となり隷属の首輪を付けられて奴隷として魔王城にて働かされている。
吸血鬼:眷属契約を施したものを新たな吸血鬼として家族に迎え入れる。噛まれて蘇り純血となるので本来混血は存在しない。長い間血を与えられることにより狼族の血と吸血鬼の血が共存しているウルファス、吸血鬼とエルフのハーフとして血が共存しているクレオに関しては混血の扱いとなる。そこに明確な違いは多種族の血が混じってるか混じってないかの違いだけである。
悪魔族:世襲制の魔王として就任する魔族。魔法はトップクラスの実力を誇る。
邪竜族:世襲制の丞相として就任する魔族。その翼から放たれる羽ばたきによる旋風と尻尾の振り回しによるぶん回し、口から放たれるブレス攻撃と多彩な攻撃を得意とする。
聖龍族:人間の騎士と契約し竜騎士の乗り物となるものが多い人間寄りの龍族。
エルフ:自然を愛し、薬の調合と弓による狩りを得意とする種族。基本的に他種族との婚姻は御法度だが偶にオークの嫁になるものが居てたりする。
ダークエルフ:エルフとオークとの間に産まれる忌御子。オークの強靭な肉体とエルフのしなやかさを併せ持つが産まれと共に魔族領の鉄の掟によりステテコ山脈の谷底に捨てられる。
狼族:灰狼ー茶狼ー黒狼ー白狼の順。白狼が1番希少だが赤ちゃんの時だけ例外として皆白い姿である。
岩石族:別名ゴーレム。岩のような姿でその腕から繰り出されるパンチの威力は体を貫通するほどの火力を持つ一撃必殺である。武器としては大斧や槍などの中距離近接武器を好む。
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