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4章 三国鼎立

正義は我にあり

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 劉璋軍に人質として追従していた馬柳と霧毯が無事であったのは、氐族の若い武将たちのおかげであった。

 馬柳「武門の誉高き馬家が後方で本当に良いのだろうか?」

 霧毯「柳ちゃーん、ほら見てみて」

 悩む馬柳に霧毯が声をかけてきたので振り返ると、貝殻ブラからチラリと胸を見せてきた。酷い目に遭わされ放心状態となっていた霧毯の元に毎日通い、その手を握って、話しかけ続け、ようやく前みたいに笑ってくれるようになった矢先、異母兄の馬超に従い涼州よりも天然の要塞と称される漢中へと移ったのだがその地は焼け野原で、留まることができず劉璋を頼りこの益州へと落ち延びてきたのだ。

 馬柳「だ、だ、だ、だ、誰かにみ、み、み、み、見られるじゃないか!」

 霧毯「真っ赤にしちゃって可愛い~。大丈夫だよ~もうこの身体の隅々まで柳ちゃんのモノなんだから」

 馬柳「じゃ、触っても良いの?」

 霧毯「良いよ~」

 馬柳「うわーい。あっモッチモチ~」

 霧毯「キャッくすぐったいってば~柳ちゃん」

 この2人を護衛している氐族。

 氐族兵「人前で盛るなんて何考えてんですかね?こっちの気を知りもしないで、本当にあんな奴らに付き従ってて良いんすか?」

 阿貴「娘の幸せがワシの幸せじゃ。お前たち劉璋軍のクソ共に尊い2人が見られぬようにきちんと周りを固めるのじゃぞ」

 霧毯の婿として、馬柳が氐族を継ぐまでの間、反乱を起こされた氐族の元当主阿貴が代理で当主に戻ることとなり、馬柳と霧毯の護衛を氐族の次代を担う若い者たちと共に当たっていた。

 木偶「ふわぁ。昨日もテントの外に聞こえるぐらいの声で、お陰で寝不足です」

 茶菓李「木偶もか。仲睦まじいのは嬉しい限りなのだが、いかんせん毎日あんな感じではな」

 阿貴「娘は、まだ怖いらしくてな。前戯は、問題ないようじゃが挿入となると思い出すようでな。全て、ワシが不甲斐なく千万のクソ野郎に貶められたからなのじゃが」

 氐族兵「あの時は全員どうかしていましたから仕方がないかと。羌族のことばかりを贔屓して我らのことを下に見ていると植え付けられると反論できないものが多くいました」

 木偶「おかしいと思いつつも従ったものも多い」

 茶菓李「閻行様に言われるまで全員が全員そうだと疑いを持たなかったことが間違いなのだ」

 阿貴「その原因の多くはこのワシが娘と馬柳殿との婚姻を早々に認めなかったことが原因じゃ。だからワシはな。残りの人生を氐族と羌族が馬家を助ける屋台骨となるべく尽力するつもりじゃ」

 氐族兵「我らも肝に命じましょう」

 木偶「そのためにも人質と知らないあのお子ちゃまたちを守らねばなりません」

 茶菓李「やれやれ、衝撃で精神が子供返りした霧毯様だけでなくそれにところ構わず付き合うもう1人子供が増えたようなものですからな」

 阿貴「じゃから姜維殿がワシらをお供につけたのじゃろう。馬超様は、馬柳殿に手柄を立てさせてやりたかったとかであろう」

 氐族兵「それにしても、良い加減これは」

 皆が見つめる先では、馬柳と霧毯が公然とイチャついてるのである。

 馬柳「ぷるっとした唇が」

 霧毯「んぐっ。柳ちゃん、そんなに急がなくても逃げないよ」

 馬柳「霧ちゃんの胸も唇も全部全部僕のものだ」

 霧毯「そうだよ~いずれはあっちも、ね」

 馬柳「ふぉぉぉぉぉぉ。今夜も少しづつほぐさせていただきます~」

 娘とやがて娘婿になるであろう2人のやりとりを見つめる阿貴。

 阿貴「実は娘から怖いと聞いていたのはな。その馬柳殿のアレがな。大きすぎるらしいのだ」

 木偶「でも、千万の奴もこう言っちゃなんですが氐族の中では大きかったはずですが」

 茶菓李「ん?大きい方だったな。それに比べたら馬柳殿は小さいだろう?」

 阿貴「身長の話ではないチン長の話だ。馬並みらしい。だから娘の中を少しづつ広げている最中だとかなんとか、ガッハッハ。それだけ大きければ、奥の奥に到達するだろうから広げ終わったらすぐに孫の顔が見れたりしてな」

 木偶「馬並み、、、、、茶菓李、俺勝てる気しないわ」

 茶菓李「そうか、、、、、木偶、安心しろ俺も勝てない」

 男としての敗北を確信する木偶と茶菓李であった。そこにこの男がやってきた。

 馬超「馬孟起、推参。無事であったか皆」

 阿貴「馬超様、どうしてこちらに?」

 馬超「我らは劉備軍と和解した。これより、この人数で劉璋軍の背後を攻める」

 阿貴「劉璋の噂の信憑性が増したのですか?」

 姜維「阿貴将軍、そういうことになります。馬柳様の護衛、感謝します。氐族の皆さんが護衛についてくれたからこそ劉璋も万が一の時の人質にできなかったのでしょう。その万が一が今です」

 馬超「正義は我らにあり、曹操と手を結び、暴虐の限りを尽くした不浄の輩、劉璋を殲滅せん。皆、俺に続け」

 間者E「劉璋様を殺す!?馬超殿、裏切るおつもりか!何が正義だ!ふざけるな!このことを早くお知らせするのだ」

 馬雲緑「あらあら、そんなに急いで何処に行くの?貴方が私の言う通りにしてくれるならぱふぱふしてア・ゲ・ル」

 間者E「はぃぃぃぃぃぃぃ!劉璋を裏切りますぅぅぅぅぅぅ!今日から俺の主は、貴方様ですぅぅうぅぅぅ!」

 馬雲緑「ヨシヨシ、いい子だね。じゃあ、私たちと一緒に向かった後、劉璋にこう伝えてね」

 間者E「喜んでぇぇぇぇぇぇ!」

 馬雲緑「偉い偉い。間者さんだと言いにくいから間ちゃんね」

 間者E「日陰者に名前までくださって、嬉しいですぅぅぅぅぅぅ!一生、貴方様にお仕え致しますぅぅぅぅぅぅ!」

 馬雲緑「じゃあ、こっちにきて、見られると恥ずかしいから、これは外しちゃダメだよ?」

 間ちゃん「はいぃぃぃぃぃぃぃ!喜んでぇぇぇぇぇ!」

 馬雲緑は間者に目隠しをさせると水を入れた袋を取り出す。砂よりもふわふわ感とスライムのようなひんやり感を演出できるのだ!

 間ちゃん「ふわぁぁぁぁぁぁぁぁ!こっこれが世の男性の多くが憧れるぱふぱふ!ひんやりとキモチイイ。それでいてふわふわ。まるで、天にも昇るようだ。ありがとうございます。ありがとうございます」

 馬雲緑「そんなに喜んでくれると嬉しいな~」

 馬雲緑はこの間者を簡単に取り込めると考えていた。簡単な話だ。胸をチラチラと横目で見てくるのを見て、スケベな奴ほど手玉に取りやすいと考えたのだ。この方法で何人もの兵が爆発的な力を出すことからも御褒美として、最適なのがぱふぱふである。そして、頼まれたことはもっと簡単だ。援軍にきたと勘違いしている劉璋を後ろから捕らえてしまおうというだけなのだ。
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