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Chapter3 嫉妬の目
第36話 淫猥な空間
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がちゃ、と扉の開く音がした。
黒時は仕方なくベッドの上で横になっていた体を起こし、扉に目を向ける。
「やあ、灰ヶ原。しっかり休んでいるか?」
開いた扉から現れたのは、女性教師の村々怜奈だった。怜奈は部屋の中に入り、後ろ手で扉を閉めながら黒時に声をかけた。
黒時は怪訝な顔を見せた。
怜奈と妬美がこの部屋を出て行ってからまだ数分ほどしか経っていないのに、何故また怜奈はこの部屋に戻って来たのだろうか。まさか、もう休息時間が終わったというわけでもあるまい。
黒時は怜奈の真意が分からず、黙然としたままベッドの上に座っていた。
「ああ、そんな不思議そうな顔をするな。なに、マッサージをしてやろうと思ってな。ほら、言っただろう? 私は新体操をやっていたって。だから、マッサージは得意なんだ」
黒時は怜奈の【だから】という言葉に疑問を感じたが、新体操の世界を知らないからかもしれないし、それにわざわざ追求する部分でもないので、何も言わなかった。
もしかしたら新体操をしていた人間は本当にマッサージが上手いのかもしれないが、そもそもマッサージなど必要ないことを伝えたかったのだが、どうやら黒時はタイミングを逃してしまったようだった。
怜奈は手にぶら下げていた袋から小さなボトル型の容器を取り出し、恍惚とした表情を浮かべながら黒時を見つめていた。。
「それは、なんだ?」
「これか? これはな――」
怜奈はボトルの蓋を外し、容器を逆さにする。中の透明な液体がどろっと垂れてきて、怜奈の左手がその妙な液体を受け止めた。
「ローションさ。マッサージをする時には必要なんだよ。滑りが良くなるからな」
「……そうか」
黒時にはマッサージの知識など無いので反論はしなかった。
怜奈のぶら下げていた袋に【大人のおもちゃ屋】と書かれていたことに気付いていても、怜奈の持っているボトルとは別な棒状の物が袋の中から透けて見えていても、それについて黒時は触れることはなかった。
むしろ、触れたくなかった。色んな意味で。
「とにかく、マッサージはいらない。必要ないから」
逃したタイミングをもう一度掴めた黒時は、断ち切るように拒否をする。
マッサージを受けている暇があったら早く皆の元へ戻って、最後の一人をどのように引き入れるかを討論したい、と黒時は強く思っていた。
「あははは。灰ヶ原、お前は分かっていないな。いやまあ、運動部でもないお前に分かれ、と言う方が酷な話か。いいか、灰ヶ原。マッサージをすることはな、身体にとってとても大切なことなんだ。安心しろ、全部先生に任せておけばいい」
怜奈は黒時に笑顔を向けた。教師ではなく、一人の女の顔。
雄が雌を求めるのは至極自然なことであって、またその逆もしかりである。今の怜奈は、そういった自然界の流れに身を委ねているようだった。
「灰ヶ原、とりあえず上半身の服を脱いでくれ」
静かに怜奈が言った。
「え? 服を?」
黒時は言葉の意味が分からず当惑する。
「当然だ。服があったらローションが塗れないだろう?」
「じゃあ、ローションなしでいい。っていうかだから、マッサージはいらないって」
「まったく、何度言わせるんだ。マッサージは身体のためにしておくべきなんだ。それと、ローションはマッサージをするのに必要だ。ほら、早く脱ぎたまえ。それとも、お前は、その、なんだ? も、もしかして、私に、脱がせてもらいたいのか?」
怜奈の息が獣のように荒くなる。まるで、興奮しているかのようだ。
いや、まるで、ではない。実際に怜奈は興奮していた。しまくっていた。
ただのマッサージに何故そんなに興奮しているのだろう、だなんて思うほど黒時もピュアな人間ではない。彼女が興奮している理由は、とうに理解していた。
学校ではクールビューティーなどと騒がれていた美人教師が、あろうことか変態教師だったとは――。
…………。
知っていた。黒時は知っていた。
学校中から羨望の眼差しを向けられるような生活を送っていた才色兼備な村々怜奈。そんな彼女の深層に眠る人間としての本質を、黒時は世界が変貌する前から、知っていた。
怜奈は黒時を押し倒して、覆いかぶさるように黒時の上に乗る。
漂う静寂、二人の男女。聞こえてくるのは、身体に熱を帯びた一人の女性の――息づかいのみである。
「さあ、早く服を脱ごう。私も脱ぐから、だから、一緒に気持ちよくなろう。なあ――分かるだろ? 黒時」
怜奈の綺麗な手が、黒時のシャツの中に滑り入っていく。ゆっくり上半身を擦り、そしてシャツを内側から持ち上げていく。
発情した野生の獣のように怜奈は涎を垂らし、荒々しく呼吸をしている。
七罪高等学校に所属している人間の中で、怜奈のこのような姿を知る者は一人もいない。現在、押し倒されて肌を愛撫されている一人の男子生徒を除いて。
しかしながら、怜奈に交わることを強制されている黒時は、何を思ったのか笑っていた。
声こそ出していないが、顔で軽快に笑っていた。美女と身体を重ねることに喜びを感じていても可笑しくは無いし、むしろ普通の反応だろうが、やはり黒時は違う。嬉しいのではなく、面白かったのだ。面白くて仕方なかったのだ。
以前ならば垣間見ることしか出来なかった村々怜奈という人間の本質が、目の前でこうもさらけ出されている。人間の本質を見ることを人生の唯一の娯楽としている黒時にとって、それは笑わずにはいられない状態だったのである。
「黒時は初めてか? 大丈夫、気持ちよくしてやるから」
怜奈はそう言って自分の顔を黒時の顔へ近づけていく。
目を瞑り、口を尖らせ、ベッドで仰向けになる黒時の唇に己の唇を重ねようと、ゆっくりゆっくり己の全てを黒時に預けていく。
二人の濡れた唇が一つに重なり、淫猥な音が部屋を満たしていく――かと思われた矢先、一人の男の叫び声がホテル内に木霊した。
「うわあぁぁぁぁぁ―———!? た、助けてー!」
突如、響いた悲鳴。
それは黒時たちの部屋のすぐ近くから聞こえた。誰の悲鳴なのか、そんなことは問題にする必要もないぐらい明白で、それよりも問題視するべきは別にあった。それは、悲鳴の後に続いた言葉――
「悪魔だー!」
である。
黒時は仕方なくベッドの上で横になっていた体を起こし、扉に目を向ける。
「やあ、灰ヶ原。しっかり休んでいるか?」
開いた扉から現れたのは、女性教師の村々怜奈だった。怜奈は部屋の中に入り、後ろ手で扉を閉めながら黒時に声をかけた。
黒時は怪訝な顔を見せた。
怜奈と妬美がこの部屋を出て行ってからまだ数分ほどしか経っていないのに、何故また怜奈はこの部屋に戻って来たのだろうか。まさか、もう休息時間が終わったというわけでもあるまい。
黒時は怜奈の真意が分からず、黙然としたままベッドの上に座っていた。
「ああ、そんな不思議そうな顔をするな。なに、マッサージをしてやろうと思ってな。ほら、言っただろう? 私は新体操をやっていたって。だから、マッサージは得意なんだ」
黒時は怜奈の【だから】という言葉に疑問を感じたが、新体操の世界を知らないからかもしれないし、それにわざわざ追求する部分でもないので、何も言わなかった。
もしかしたら新体操をしていた人間は本当にマッサージが上手いのかもしれないが、そもそもマッサージなど必要ないことを伝えたかったのだが、どうやら黒時はタイミングを逃してしまったようだった。
怜奈は手にぶら下げていた袋から小さなボトル型の容器を取り出し、恍惚とした表情を浮かべながら黒時を見つめていた。。
「それは、なんだ?」
「これか? これはな――」
怜奈はボトルの蓋を外し、容器を逆さにする。中の透明な液体がどろっと垂れてきて、怜奈の左手がその妙な液体を受け止めた。
「ローションさ。マッサージをする時には必要なんだよ。滑りが良くなるからな」
「……そうか」
黒時にはマッサージの知識など無いので反論はしなかった。
怜奈のぶら下げていた袋に【大人のおもちゃ屋】と書かれていたことに気付いていても、怜奈の持っているボトルとは別な棒状の物が袋の中から透けて見えていても、それについて黒時は触れることはなかった。
むしろ、触れたくなかった。色んな意味で。
「とにかく、マッサージはいらない。必要ないから」
逃したタイミングをもう一度掴めた黒時は、断ち切るように拒否をする。
マッサージを受けている暇があったら早く皆の元へ戻って、最後の一人をどのように引き入れるかを討論したい、と黒時は強く思っていた。
「あははは。灰ヶ原、お前は分かっていないな。いやまあ、運動部でもないお前に分かれ、と言う方が酷な話か。いいか、灰ヶ原。マッサージをすることはな、身体にとってとても大切なことなんだ。安心しろ、全部先生に任せておけばいい」
怜奈は黒時に笑顔を向けた。教師ではなく、一人の女の顔。
雄が雌を求めるのは至極自然なことであって、またその逆もしかりである。今の怜奈は、そういった自然界の流れに身を委ねているようだった。
「灰ヶ原、とりあえず上半身の服を脱いでくれ」
静かに怜奈が言った。
「え? 服を?」
黒時は言葉の意味が分からず当惑する。
「当然だ。服があったらローションが塗れないだろう?」
「じゃあ、ローションなしでいい。っていうかだから、マッサージはいらないって」
「まったく、何度言わせるんだ。マッサージは身体のためにしておくべきなんだ。それと、ローションはマッサージをするのに必要だ。ほら、早く脱ぎたまえ。それとも、お前は、その、なんだ? も、もしかして、私に、脱がせてもらいたいのか?」
怜奈の息が獣のように荒くなる。まるで、興奮しているかのようだ。
いや、まるで、ではない。実際に怜奈は興奮していた。しまくっていた。
ただのマッサージに何故そんなに興奮しているのだろう、だなんて思うほど黒時もピュアな人間ではない。彼女が興奮している理由は、とうに理解していた。
学校ではクールビューティーなどと騒がれていた美人教師が、あろうことか変態教師だったとは――。
…………。
知っていた。黒時は知っていた。
学校中から羨望の眼差しを向けられるような生活を送っていた才色兼備な村々怜奈。そんな彼女の深層に眠る人間としての本質を、黒時は世界が変貌する前から、知っていた。
怜奈は黒時を押し倒して、覆いかぶさるように黒時の上に乗る。
漂う静寂、二人の男女。聞こえてくるのは、身体に熱を帯びた一人の女性の――息づかいのみである。
「さあ、早く服を脱ごう。私も脱ぐから、だから、一緒に気持ちよくなろう。なあ――分かるだろ? 黒時」
怜奈の綺麗な手が、黒時のシャツの中に滑り入っていく。ゆっくり上半身を擦り、そしてシャツを内側から持ち上げていく。
発情した野生の獣のように怜奈は涎を垂らし、荒々しく呼吸をしている。
七罪高等学校に所属している人間の中で、怜奈のこのような姿を知る者は一人もいない。現在、押し倒されて肌を愛撫されている一人の男子生徒を除いて。
しかしながら、怜奈に交わることを強制されている黒時は、何を思ったのか笑っていた。
声こそ出していないが、顔で軽快に笑っていた。美女と身体を重ねることに喜びを感じていても可笑しくは無いし、むしろ普通の反応だろうが、やはり黒時は違う。嬉しいのではなく、面白かったのだ。面白くて仕方なかったのだ。
以前ならば垣間見ることしか出来なかった村々怜奈という人間の本質が、目の前でこうもさらけ出されている。人間の本質を見ることを人生の唯一の娯楽としている黒時にとって、それは笑わずにはいられない状態だったのである。
「黒時は初めてか? 大丈夫、気持ちよくしてやるから」
怜奈はそう言って自分の顔を黒時の顔へ近づけていく。
目を瞑り、口を尖らせ、ベッドで仰向けになる黒時の唇に己の唇を重ねようと、ゆっくりゆっくり己の全てを黒時に預けていく。
二人の濡れた唇が一つに重なり、淫猥な音が部屋を満たしていく――かと思われた矢先、一人の男の叫び声がホテル内に木霊した。
「うわあぁぁぁぁぁ―———!? た、助けてー!」
突如、響いた悲鳴。
それは黒時たちの部屋のすぐ近くから聞こえた。誰の悲鳴なのか、そんなことは問題にする必要もないぐらい明白で、それよりも問題視するべきは別にあった。それは、悲鳴の後に続いた言葉――
「悪魔だー!」
である。
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