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不純な教師との関わり 3 ~放課後のラブシーン?!~
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怒りを胸に、だけど来てしまった生物準備室。
ふざけんなぁ~~~っ!!
何で私がテスト対策のプリント作成を手伝わなきゃいけないのよ~~っ!!
一応、冷静沈着で真面目な優等生の振りをして過ごしてる日々だし、これ以上の最悪な状態を避けたいところ。
ムッとしながらさっきより力を込めてノックする。
「高山先生、失礼します!」
力任せにドアを開け、中へと足を進める。
案の定、椅子を回転させながら高山が振り返りにっこり。
「ようこそ、倉持」
くそ~~っ、こいつも確信犯だな。
「それで原本はどこにあるんですか?」
私は印刷して製本してさっさと用事を済まそうとしていた。
特に笹川がいない今、高山と二人きりの室内は耐えられない。
まあ、わざとドア付近に立ってるってのがささやかな気休めかな?
即効、準備室から出れるようにだけどね。
「ところで倉持はどの辺が出題されると思う?」
椅子の背もたれにぐっともたれながら足を組み、頭に両手をのせて高山は言う。
はぁああ? 何言ってんだ??
「おっしゃってる意味が分かりませんけど?」
あえて声のトーンを落として再度訊き直す。
「今度のテストだよ。どの辺が出ると思う?」
じゃなくて~~っ! 何で私に訊くんだよっ!
原本の在りかを尋ねてるんだっつーの。
「はぁ? 知りませんよ。知るわけないじゃないですか?」
「…だったら、倉持だったらどの辺を出す?」
今度は足を組み替えて膝に肘を乗せて前かがみの状態になり、ニコリと笑う。
さっきから何言ってんだよっ、こいつ~~~っ!!
どうでもいいことを聞くなよ!!
私は突っ立ったまま、高山のふざけた態度にだんだん腹が立っていた。
「なあ? 倉持?」
こぶしを握り締めながらグッと我慢。
「…どうしてそんなこと訊くんですか?」
「いやあ、学園一の才女だったらどんな問題を作るかなぁ? と思ってさ」
クスクスと笑って私をおちょくってやがる、こいつ。
ふざけやがって!! とキッと睨み付けた。
高山はヤレヤレと机の方に振り返り、3~4枚の束になった紙を差し出した。
原本、あるじゃんか!
つーか、さっさと出せっつうーのっ!
無駄な時間を使わせんじゃないっ! ボケッ!
怒りのマグマを抑えつつ、差し出されたプリントを取ろうと手を伸ばしながら近づいていった。
あと少しで掴めるってところで高山が急にプリントを引っ込めた。
「わっ!!」
私は見事にバランスを崩し、前へとつんのめる形となった。
只でさえ、運動神経の鈍い女、バランスを取り戻そうにももう無理っぽい。
身体は前へと向かって傾斜していく。
次の瞬間、目の前にぐっと程よい弾力のものがぶつかる。
それはふんわりと身体全体を包み込み、私はそれ以上の傾斜を免れた。
そっと目を開けてみると信じられない状態がそこにある。
ほのかに香るさわやかな匂いとともに程良くて意外にがっちりしてて暖かい感触。
でもって心なしかホッとするような?
…って! 何、考えてんだ私っ!!
背中まで両腕を回され、密着している状態に気づく。
私が高山に抱きしめられてるんだって!
わ・た・しが、高山にっ!!
即座に冗談じゃない~~! って、慌てて突き放し、準備室を飛び出す。
何てこったい! 最悪っ~~!
高山ってば絶対わざとに決まってる!! あのエロ教師め!!
怒りの勢いのまま、プリント作成は無視して帰ってしまった。
ふざけんなぁ~~~っ!!
何で私がテスト対策のプリント作成を手伝わなきゃいけないのよ~~っ!!
一応、冷静沈着で真面目な優等生の振りをして過ごしてる日々だし、これ以上の最悪な状態を避けたいところ。
ムッとしながらさっきより力を込めてノックする。
「高山先生、失礼します!」
力任せにドアを開け、中へと足を進める。
案の定、椅子を回転させながら高山が振り返りにっこり。
「ようこそ、倉持」
くそ~~っ、こいつも確信犯だな。
「それで原本はどこにあるんですか?」
私は印刷して製本してさっさと用事を済まそうとしていた。
特に笹川がいない今、高山と二人きりの室内は耐えられない。
まあ、わざとドア付近に立ってるってのがささやかな気休めかな?
即効、準備室から出れるようにだけどね。
「ところで倉持はどの辺が出題されると思う?」
椅子の背もたれにぐっともたれながら足を組み、頭に両手をのせて高山は言う。
はぁああ? 何言ってんだ??
「おっしゃってる意味が分かりませんけど?」
あえて声のトーンを落として再度訊き直す。
「今度のテストだよ。どの辺が出ると思う?」
じゃなくて~~っ! 何で私に訊くんだよっ!
原本の在りかを尋ねてるんだっつーの。
「はぁ? 知りませんよ。知るわけないじゃないですか?」
「…だったら、倉持だったらどの辺を出す?」
今度は足を組み替えて膝に肘を乗せて前かがみの状態になり、ニコリと笑う。
さっきから何言ってんだよっ、こいつ~~~っ!!
どうでもいいことを聞くなよ!!
私は突っ立ったまま、高山のふざけた態度にだんだん腹が立っていた。
「なあ? 倉持?」
こぶしを握り締めながらグッと我慢。
「…どうしてそんなこと訊くんですか?」
「いやあ、学園一の才女だったらどんな問題を作るかなぁ? と思ってさ」
クスクスと笑って私をおちょくってやがる、こいつ。
ふざけやがって!! とキッと睨み付けた。
高山はヤレヤレと机の方に振り返り、3~4枚の束になった紙を差し出した。
原本、あるじゃんか!
つーか、さっさと出せっつうーのっ!
無駄な時間を使わせんじゃないっ! ボケッ!
怒りのマグマを抑えつつ、差し出されたプリントを取ろうと手を伸ばしながら近づいていった。
あと少しで掴めるってところで高山が急にプリントを引っ込めた。
「わっ!!」
私は見事にバランスを崩し、前へとつんのめる形となった。
只でさえ、運動神経の鈍い女、バランスを取り戻そうにももう無理っぽい。
身体は前へと向かって傾斜していく。
次の瞬間、目の前にぐっと程よい弾力のものがぶつかる。
それはふんわりと身体全体を包み込み、私はそれ以上の傾斜を免れた。
そっと目を開けてみると信じられない状態がそこにある。
ほのかに香るさわやかな匂いとともに程良くて意外にがっちりしてて暖かい感触。
でもって心なしかホッとするような?
…って! 何、考えてんだ私っ!!
背中まで両腕を回され、密着している状態に気づく。
私が高山に抱きしめられてるんだって!
わ・た・しが、高山にっ!!
即座に冗談じゃない~~! って、慌てて突き放し、準備室を飛び出す。
何てこったい! 最悪っ~~!
高山ってば絶対わざとに決まってる!! あのエロ教師め!!
怒りの勢いのまま、プリント作成は無視して帰ってしまった。
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