上 下
1 / 1

皇太子は私との婚約を破棄していじめっ子と結婚したから、廃太子になった。

しおりを挟む
私は皇太子の婚約者だった。
皇太子はイケメンだったけど、世間知らずだった。

そんな皇太子が、

「お前は過去にいじめをしていたとマルアから聞いた」

と言い出した。

マルアとは私と同じ学校に通っていた公爵令嬢である。

確かに同じ学校に通っていたから、マルアは私の過去を知っている。
けれど、私はマルアをいじめてなんかいない。

いじめていたのはマルアの方だ。



そう訴えてもついてくれなかった。

そして皇太子は私との婚約を破棄し、マルアと結婚した。

数年後、皇太子がマルアの実家に金を横流ししてたことが発覚。

皇太子は廃太子となった。

私じゃなく、マルアを信じた罰が下ったんだ。
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。


処理中です...