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いじめっ子がちゃっかり公爵夫人になろうとしているので復讐した
しおりを挟むいじめられた時の記憶ってなかなか忘れられないのよね。
あなたの気持ちもよく分かるわ。
私もいじめられていたから。
でも、私はちょっとした復讐をしてやったの。
ついこの間のことだけど。
どうやってしたのかって?
いじめっ子の婚約者に全部バラしてやったの。
婚約者の親だけじゃなくて、親戚や友達にもバラしてやった。
婚約者は公爵だった。だから、家柄的に、あまり良く思われないかなと思って。
それだけじゃ足りなくて、私、そのいじめっ子によく後ろから押されて転ばされて、転んだ背中を踏まれていたから、同じことをしてやろうと思ったの。
いじめっ子の実家に行って、いじめっ子が家に帰ってきた時を狙って後ろからズドーンっと背中を突き飛ばした。そして、背中で足を踏んだのよ。
そして、「あんただけ幸せになるのは許さないから」と言って、もう一度背中を足で踏んだら、いじめっ子の方がなんか騒ぎ出したから、急いで逃げてきた。
いじめっ子の方は婚約破棄になっちゃったみたい。
人に傷負わせておいて、ちゃっかり公爵夫人になろうなんて、人生そんなに甘くないわよ。
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