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可愛いけど性悪な妹が私の夫を略奪しようとしたんだが…。
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私の妹は可愛いのだけれど、性格は悪かった。
わがままだし、悪口言うし。
ろくな子ではない。
ある日、私の婚約が決まった。
相手は侯爵のベティス。
かっこよく色気のある人だった。
こんなモテそうな人と結婚できるなんて……と思ってたら。
妹から「あんなにかっこいい人とお姉さまが結婚できるなんてね。天地がひっくり返るんじゃないかしら」と嫌みを言われた。
そして、結婚式が終わり、私はベティスさまの家に引っ越すことになった。
引っ越してから数日。
「お前の妹は何なんだ?」
というベティスさま。
「私の妹が何か失礼なことをしたんでしょうか?」
「いや、やたらパーティーだの茶会だのに誘われるからな。少々うんざりしているんだ」
「そうなんですか。申し訳ありません。妹に言っておきます」
その夜。実家にいる妹に電話をかけた。
「あなた、ベティスさまにやたらと誘いをかけているそうね」
『そうだけど?』
と妹は認めた。
「ベティスさまはうんざりしているそうなの。もう誘いをかけるのはやめなさいね。どうせ、あなたのことだから私の婚約者を略奪したかったんでしょう」
『は?』
「容姿には自信あるものね。ベティスさまを誘惑して、私から奪いたかったんでしょ?だから、パーティーとかに誘ったんでしょ?」
『だったら何?』
「残念だったわね。ベティスさまはあなたには興味ないみたいよ」
『はぁ?!うるさいわね!』
と電話が切れた。
興味ないという言葉がよほどショックだったんだろう。
私は電話を切ってからキレているであろう妹の姿を想像して、ちょっと笑ってしまった。
わがままだし、悪口言うし。
ろくな子ではない。
ある日、私の婚約が決まった。
相手は侯爵のベティス。
かっこよく色気のある人だった。
こんなモテそうな人と結婚できるなんて……と思ってたら。
妹から「あんなにかっこいい人とお姉さまが結婚できるなんてね。天地がひっくり返るんじゃないかしら」と嫌みを言われた。
そして、結婚式が終わり、私はベティスさまの家に引っ越すことになった。
引っ越してから数日。
「お前の妹は何なんだ?」
というベティスさま。
「私の妹が何か失礼なことをしたんでしょうか?」
「いや、やたらパーティーだの茶会だのに誘われるからな。少々うんざりしているんだ」
「そうなんですか。申し訳ありません。妹に言っておきます」
その夜。実家にいる妹に電話をかけた。
「あなた、ベティスさまにやたらと誘いをかけているそうね」
『そうだけど?』
と妹は認めた。
「ベティスさまはうんざりしているそうなの。もう誘いをかけるのはやめなさいね。どうせ、あなたのことだから私の婚約者を略奪したかったんでしょう」
『は?』
「容姿には自信あるものね。ベティスさまを誘惑して、私から奪いたかったんでしょ?だから、パーティーとかに誘ったんでしょ?」
『だったら何?』
「残念だったわね。ベティスさまはあなたには興味ないみたいよ」
『はぁ?!うるさいわね!』
と電話が切れた。
興味ないという言葉がよほどショックだったんだろう。
私は電話を切ってからキレているであろう妹の姿を想像して、ちょっと笑ってしまった。
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