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公爵を略奪しようと公爵家に乗り込んだ妹が本妻に追い払われた話。
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登場人物
ロミーナ…19歳の伯爵令嬢。
ニコラ…19歳の女性。ロミーナの友人。
オロール…18歳。ロミーナの妹。
アレクシス…25歳の公爵。
◯喫茶店
喫茶店でお喋りしているロミーナとニコラ。
ロミーナ「そういえばね、うちの妹が婚約破棄になっちゃったのよ」
ニコラ「それはお気の毒ね」
ロミーナ「自業自得なんだけどね。婚約者がいるのに、公爵のアレクシスさまと不倫してたんだから」
ニコラ「アレクシスさま?綺麗な奥さまがいらっしゃるのに、あなたの妹とも関係を持っていたの?」
ロミーナ「どうやらそうみたい。私も聞いた時はびっくりしたわ」
ニコラ「私もロミーナから聞いてびっくりしたわよ」
ロミーナ「しかもね、アレクシスさまは妹に『妻と別れて、君と結婚したいな』って言っていたらしいのよ」
ニコラ「それ本気で言っていたの?」
ロミーナ「違うわよ。でも、妹は本気だと思ったみたい。だから、婚約破棄したの」
ニコラ「あらあら」
ロミーナ「そして、アレクシスさまの家に行って奥さまに『結婚したいから、別れてください』って言ったそうなの」
ニコラ「勇者ね」
ロミーナ「本当にそうよね。我が妹ながら勇ましいわ。で、奥さまは妹みたいな小娘の言うことなんて本気にしなかったみたいで、『あの人、他の愛人にも同じ事を言ってるわよ』って追い払ったんですって」
ニコラ「あら、かっこいい」
ロミーナ「それくらいじゃないと、あの方の奥さまなんてやってられないのよ」
ニコラ「そうね。で、妹は?」
ロミーナ「裏切られたって落ち込んでるわ。不倫なんかする女、私は嫌いだから、奥さまに追い払われてざまあみろって話よ」
ニコラ「それはそうね」
と、笑う。
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追記:メインストーリー、只今、完結しました。その後のアフターストーリーも、もしかしたら投稿するかもしれません。その際は、またお会いできましたら光栄です(^^)
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