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71.攻side
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春休み前の修学旅行。
皆が新幹線に乗っている時刻に俺たちは学校で授業を受けていた。
「お前ら二人も行けば良かったのに」
「行ってもつまんねぇもん」
旅行にはついて行かない国語担当教員が俺の言葉にため息を漏らす。
そして淡々と授業をする·····かと思えば「先生、今度結婚するんだ」と、惚気話が始まった。
結婚ねぇ·····。
日本はパートナーシップ制度が検討はされてはいるが今のところ、同性婚は出来ないからとりあえず海外移住を目標にしよ。
「お前らも結婚式来るか?」
「御祝儀5千円でいい?」
「生徒に払わせられるかい!!」
まさかの無料発言に俺、先生の事見直した。
修学旅行から帰ってきた隼人からお土産をもらった。
龍が巻きついた剣のキーホルダー。
「要らねぇよ!!」
「厨二心くすぐる代物だったから買ってきた」
「だから要らねぇよ!!」
ちなみに庵の方を見ると
「何で庵の土産はマリモ羊羹!?」
まともなもん持ってこいよ。
「ぁ、んまぃ」
「もう食ってるし!」
庵から一つ貰った。
美味いと言えば美味い。
旅行先でドラゴンキーホルダー見つけたら隼人のお土産に買うと心に誓った。
--------
春休み当日。
二人で新幹線に乗り指定の座席に座る。
「····ふ····ハ·····」
「そんな顔してたら怪しませるだろ?」
庵の中に玩具を仕込んで状況に合わせてリモコンで操作をする。
玩具で感じている庵は声を押し殺して表情を必死で隠そうとするが
「~~~~っ!!」
ビクビクと身体が反応する。
声を数時間続くなら京都に着く頃にはぐったりしているかもしれない。
「庵」
気持ちいい?と、耳打ちをする。
すると庵は····
「····こぇ····ゃら···」
足りない。
こんな焦らされるの辛すぎると赤い顔をして訴えてくる。
俺は笑みを浮かべて
「着くまで頑張ろうな」
と、言えば泣きそうな顔をしてた。
停車の駅で乗ってきて庵の表情に気づいた乗客達は「どうしたんだろう?」と、心配する顔をしている。
その中の何人かはジロジロと見るから睨めば目をそらす。
「······ぁ·····は·····」
それどころではない庵は下半身の微量な刺激に小さく悶えるしかなかった。
皆が新幹線に乗っている時刻に俺たちは学校で授業を受けていた。
「お前ら二人も行けば良かったのに」
「行ってもつまんねぇもん」
旅行にはついて行かない国語担当教員が俺の言葉にため息を漏らす。
そして淡々と授業をする·····かと思えば「先生、今度結婚するんだ」と、惚気話が始まった。
結婚ねぇ·····。
日本はパートナーシップ制度が検討はされてはいるが今のところ、同性婚は出来ないからとりあえず海外移住を目標にしよ。
「お前らも結婚式来るか?」
「御祝儀5千円でいい?」
「生徒に払わせられるかい!!」
まさかの無料発言に俺、先生の事見直した。
修学旅行から帰ってきた隼人からお土産をもらった。
龍が巻きついた剣のキーホルダー。
「要らねぇよ!!」
「厨二心くすぐる代物だったから買ってきた」
「だから要らねぇよ!!」
ちなみに庵の方を見ると
「何で庵の土産はマリモ羊羹!?」
まともなもん持ってこいよ。
「ぁ、んまぃ」
「もう食ってるし!」
庵から一つ貰った。
美味いと言えば美味い。
旅行先でドラゴンキーホルダー見つけたら隼人のお土産に買うと心に誓った。
--------
春休み当日。
二人で新幹線に乗り指定の座席に座る。
「····ふ····ハ·····」
「そんな顔してたら怪しませるだろ?」
庵の中に玩具を仕込んで状況に合わせてリモコンで操作をする。
玩具で感じている庵は声を押し殺して表情を必死で隠そうとするが
「~~~~っ!!」
ビクビクと身体が反応する。
声を数時間続くなら京都に着く頃にはぐったりしているかもしれない。
「庵」
気持ちいい?と、耳打ちをする。
すると庵は····
「····こぇ····ゃら···」
足りない。
こんな焦らされるの辛すぎると赤い顔をして訴えてくる。
俺は笑みを浮かべて
「着くまで頑張ろうな」
と、言えば泣きそうな顔をしてた。
停車の駅で乗ってきて庵の表情に気づいた乗客達は「どうしたんだろう?」と、心配する顔をしている。
その中の何人かはジロジロと見るから睨めば目をそらす。
「······ぁ·····は·····」
それどころではない庵は下半身の微量な刺激に小さく悶えるしかなかった。
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