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こいつらめっちゃ僕のこと好きじゃん

【34話】大型犬

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再びエドガーのものが僕に入ろうとしたその時ー…。

「おい!!エドガー!ケーゴ!いるんだろう!!」

ドンドンドン!と激しいノックの音と共に、怒りがこもったスルトの声が聞こえる。僕とエドガーはびくりとして思わず抱き合った。

「おい!!入れろ!鍵を開けろ!!エドガー、貴様に言いたいことがたくさんある!!」

どうしよう、とエドガーが僕を見た。僕は頷いてスルトを部屋に招くことを許す。エドガーがドアの鍵を開けると、ズカズカと部屋に入ってきて、ベッドで寝ている裸の僕を見た。そしてエドガーを睨みつける。

「エドガー…貴様、一日ケーゴと共にいたそうだな?」

「ああ、うん」

「なんだとぉ…?貴様ケーゴとなにをしていたんだ…」

「一緒に朝食をとって、庭を散歩して、木陰で昼寝しているケーゴを眺めながら読書をして、一緒に風呂に入って、そして今一緒に寝ていた」

にっこりと満面の笑みを浮かべながらエドガーが答えた。スルトは口を開けてこまかく震えている。

「庭を散歩して…昼寝しているケーゴを眺めて…一緒に風呂…だとぉ…?」

「楽しかったね、ケーゴ」

「はい、今日はとても楽しかったです」

「ぐぁぁっ!…ん…?ケーゴ、なんだその痣は」

「ああ、僕がつけたんだよ」

「なにぃ?!」

「それに見て、僕にも付けてもらったんだ」

エドガーが自慢げに首元を見せつける。スルトはダメージを受けすぎて地面に膝をつけた。

「俺がいない間に…ずいぶんと楽しんでいたようだな…おまえたち…」

「ああ、すごくね」

「ものすごぉく」

「ぐぉぉぉっ」

エドガーと僕は目を合わせてニヤニヤ笑った。いつもキリッとしている(らしい)スルトの狼狽える姿を見るのは楽しい。からかいがいのあるやつだなあ。

「ケーゴ…こっちに来い」

「はぁ…」

じべたにへたりこんでいるスルトに手招きされ、僕は彼に近寄った。触れられる距離になったとき、グイっと体を抱き寄せられた。

「わっ!」

スルトは僕をぎゅうっと抱きしめ、エドガーがつけた痕がない肩に吸い付いた。

「ちょっとスルト!そんなにきつく吸わないでくださいよ!痛いって」

「ケーゴ、明日は俺と1日を過ごしてもらうぞ」

「いや仕事してください」

「おいエドガー」

「ん?」

「最中だったんだろ?俺も混ぜろ」

「いいよ。でもベッドでね」

「ああ今日は3Pですか…一人1回までにしてくださいね」

「「いや、それは約束できない」」

そうですか。まあ、分かってましたけどね。

◇◇◇
それからの二人はひどいものだった。僕の体中あちこちに吸い付いて痕を付ける。脚を広げられて内ももに二人が寄ってたかって吸い付いている姿は、ほんと、もう、なんて言ったらいいのか分かんない…。
でも、敏感なところを触られてもないのに、体中舐められすぎて僕の欲求は限界に達していた。それなのに二人ともあえて触らないようにしているようで、器用にすれすれを舐めてくる。

「もうっ…いじわるっ!二人のいじわるっ…!」

「ん?なんのことだ?」

「分かってるくせに…!」

「いや、さっぱり分からないなあ」

「くぅっ…!ばかっ」

「ケーゴ、どうしたんだ。思うことがあるなら言ってみろ」

ニヤニヤしたスルトが内ももをぺろりと舐めながらそう言った。むかつく。おねだりさせようとしてるの丸わかりなんだから。絶対言わない。言いなりになんてなるもんか。むかついた僕は、スルトの頭を掴み、僕の股間に押し付けた。

「ふぎっ!いきなり何をするんだ!」

「僕のここ、好きだよね?スルト。どうしたい?」

「ぐっ…!生意気だぞケーゴ!」

「今なら好きなようにしていいよ」

ふふんと笑っている僕を、スルトは上目遣いで睨みつけた。だけど、好きなようにしていいと言われて欲に勝てなかったようだ。スルトは僕の硬くなったものをぎゅっと握り、奥まで口に含んだ。

スルトは僕のそこを舐めるのが好きでことあるごとに舐めてくるから、いつの間にかめちゃくちゃフェラがうまくなっていた。器用に手と舌で僕の弱いところをいじめる。こんなの、快感の暴力だ。体がのけぞり大きな声が漏れる。

「んんっ!あぁ…はっ…!」

「あらら、スルト。ケーゴに負けちゃったねえ」

「もう知らん。ケーゴと駆け引きなんざするもんじゃない。俺はどうやったってこいつには勝てん」

「スルトもケーゴの言いなりかぁ」

「他のやつらがこんな俺を見たら笑うだろうな」

「笑うというより、ひっくり返るだろうね」

「ふんっ」

僕はちらりとスルトを見た。言いなりになるのが癪だって表情をしながらも、夢中になって僕のものをしゃぶっているスルト。ごちそうをもらえて尻尾を振ってがっついてる大型犬みたいなスルトに、僕の中の何かがはじけた。

「むっ、大きくなった」

「…いい…」

「ん?なんだって?」

「かわいい…!スルト、スルトかわいい!!」

「あ?」

「へ…?」

急に人が変わったように高揚している僕に、エドガーとスルトは戸惑った。でも止められない。

「僕の舐められて嬉しいのスルト?かわいいね。えらいねえらいね!」

「…?」

「???」

「スルト、もっと舐めて!かわいいスルト、僕のスルト!」

「ケ、ケーゴ…?ど、どうしたの…?」

「"僕のスルト"だと…?」

言葉を失っている二人に、ハッと我に返った。僕は手で顔をおおい、ひとまず謝ることにした。やば。なんかわけわかんないくらい一人だけ興奮しちゃった。

「…ごめんなさい」

「構わないんだが…今のは一体…?」

「"僕のスルト"…」

「僕なんかの言いなりになって、夢中で僕のを舐めていたスルトが可愛く思えてしまって…」

「あー…あれかな?ケーゴの支配欲が満たされたのかな…?」

そうかもしれない…。そうだ、今僕はスルトを僕のものにした気分になったんだ。は、はずかしい…。

「おいケーゴ、俺は、"お前のスルト"なのか?」

「いや、ごめんなさい…今のは忘れてください」

「お前は、俺を、自分のものにしたいと思っているのか?」

「いやもうほんと、やめて、そこ詰めてこないで」

「おい、ケーゴ。答えろ」

顔を覆っていた手を無理矢理引きはがされる。目の前にはスルトの顔があった。紅潮し、期待に胸を膨らませているかの顔だ。くそ…やっぱこの人…かわいすぎるでしょ…。
僕は顔を背けて小さな声で答えた。

「…スルトは、僕のものでしょ?」

「……」

しばらくの沈黙、そして。

「ケーゴォォォォ!!!」

と叫びながら抱きつかれた。

「あははは!スルトはケーゴの前じゃあすっかり子どもに戻るなあ」

「ケーゴ!お前が悦ぶのなら、いくらでも、どこだって、舐めてやる!お前が望むことすべてしてやりたい!それでケーゴが喜ぶのなら、なんだって!!」
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