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こいつらめっちゃ僕のこと好きじゃん

【37話】寝ても覚めても

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「んっ!ん…!あぁっ!」

絶頂の快感で目が覚めた。意識がままならない間も体の奥を快感が襲い続ける。自然と声が漏れる。快感はだんだんと激しくなり、体が大きく揺さぶられている。

「あっ!あぁ!ん…」

ん?!

「あ?!…んっ…なに?!え?!」

目を開けているのに何も見えない。身動きを取ろうとしても手も足も動かない。これ、縛られてないか?!

「ち、目を覚ましたか」

「あちゃー、スルトやりすぎ…」

近くでバカ兄弟の声が聞こえた。…まさかとは思うけど、寝てる間になんかされてた?っていうかされてるよね現在進行形で!!こいつら寝てた僕にちんこブチこんで腰振ってやがる!!!

「何やってんの?!は?!っちょ、はずせ!これ全部外せー!!!」

唯一少しは動かせられる手をブンブン振りながら必死に抗議をしたが、どっちのか知らんが僕の中に入っているものを抜く気はもうとうないらしい。

「ケーゴ、今どっちのが入っているか当ててみようか」

「そしたら抜いてやる」

「あっ…んん…そんなの分かんないっ…!」

「なに?分からないだとぉ…?」

「うぐぅっ!」

ダン、と勢いよく奥まで突かれる。これ、よくスルトがするやつだ。

「スルト、スルトの…!」

「おお、正解だよケーゴ。えらいえらい」

「正解したご褒美に最後までやってやろう」

「話が違う!!あっ?!んっ!んんんっ…!」

スルトはその後も激しく僕をいじめて、中にとろりとしたものを流し込んだ。ピクピクと痙攣しながらぐったりしている僕に、再び硬いものが入ってくる。

「ふっ?!」

「さて次はどっちのでしょーか♪」

「いや絶対エドガーでしょ?!」

「正解!ご褒美にケーゴの好きなところいっぱいこすってあげる」

「んん!ああぁっ!ん…!ふっ、ぁあ!」

エドガーの先が、僕の前立腺をしつこく攻める。視界が奪われている分、触られている感覚に敏感になる。そのとき、グイと頭を掴まれ唇を奪われた。

「んっ…」

「ふん、嫌がっているわりに舌は必死で絡めてくるじゃないか」

「ケーゴはキスが大好きだねぇ」

「ふっ…!んっ、あっ…んん…」

エドガーが果てるまでの間、スルトはずっとキスをしていてくれた。熱いもので体内が満たされたのち、エドガーが隣に倒れこんだのを感じた。スルトは最後に軽いキスをして唇を離した。

「はぁっ…はぁっ…」

「寝てるケーゴも可愛かったけど、起きてるケーゴもやっぱり可愛いなあ」

「そうだな」

「…ねえ、ちょっと…、なんでもいいからコレ、外してくれませんか?脚がパッカー開いててものすごく恥ずかしいです」

「……」

「……」

二人からの返事がない。え?こいつらまだ僕を辱める気?
コソコソとクソバカ兄弟が話し合っている声が聞こえる。しばらくしたあと、僕の視界をふさいでいたリボンが取られた。おそるおそる自分の体をみると、それはもう恥ずかしい恰好で縛り上げられている。しかも体液まみれでぐちょぐちょだ。

「M字開脚…」

「……」

「……」

僕の反応をそわそわと期待の込めた目で見ているスルトとエドガー。たぶん顔真っ赤にして「きゃー恥ずかしい!お願いだから外してぇ~ん」とか言われたいんだろう。期待通りになんかさせてやんない。

「…スルト」

「なんだ」

「体が汚れてる。舐めて」

「なっ」

「そうきたかー…」

スルトは予想外の言葉に衝撃を受け、エドガーはあくまで優位に立とうとする僕に小さな拍手を送っていた。

「はやく」

「ちっ…」

スルトは僕の体に多いかぶさり、顔についていた僕の精液や、ぐちゃぐちゃになった下半身を舌で舐めとる。いつも服従させるようなセックスするスルトがこんなことさせられてるなんて最高の気分。

「ふふ、縛られてる僕の言いなりになってどんな気分?スルト」

「正直この上なく興奮している」

「げっ…」

てっきり屈辱に顔を歪めると思っていたのに…!

「昨日から感じてたんだけど、スルトはシモベ体質かもしれないな」

「んっ…!」

スルトの舌が入り口に触れる。思わずピクリと体が反応した。

「ん?ケーゴ、まだ満足していないのか?舐めても舐めても愛液が溢れてくる」

「うぅっ…、ん…、スルト、もういい。舐めるのやめて」

「いやだ。お前が綺麗にしろと言ったんだ。この愛液を全て舐めとるまで終えられん」

「んっ、はっ…いいからっ…」

「せっかくだから中も綺麗にしよう。精液まみれになっているだろうからな」

「やっ…!」

スルトの太い指がずぶずぶと中に入り、中にあるものをかきだし始めた。スルトとエドガーの精液が中から出てきておしりを伝う。そしてそれをスルトが丁寧に舐めとった。

「エドガーのはまだいいとして、自分の精液を舐めるのはあまり気分のいいものではないな…」

「いや兄ちゃんの精液舐めるのも絶対いやでしょ!!」

「ケーゴ、前がまた大きくなってきてるよ」

エドガーがクスクス笑いながら僕のそれをツンとつついた。

「んっ…!」

「そんなにスルトの指と舌が気持ちいいのかな?」

「ちがっ…単なる生理現象…」

そう言い終わる前に、ぱくりとエドガーがそれにかぶりついた。

「ふっ…?!」

エドガーは舐められるのは好きだけど、舐めるのは好んでしないはずなのに…!髪を耳にかける仕草をしながら、僕のものを口に含むエドガーはとても色っぽかった。

「エドガー、手の布、外して」

「どうして?」

「僕のを舐めてるエドガーの、頭を撫でたい…」

「!」

「ケーゴは舐められているとき頭を押さえつけるのが好きだからな。それがしたいんだろう。外してやればいい」

「うんっ…!」

目を輝かせたエドガーが、手首を縛っていた布を外してくれる。そして僕の手を自分の頭に乗せ、再び僕のものを咥えた。そんなエドガーの頭を優しく撫でる。エドガーは甘えるようにとろんと目を閉じた。か、かわいい…。

「んっ…!ふ…あっ、あぁ…ん…」

エドガーにそれを、スルトに中を舐められ続け、僕に再び絶頂の波が押し寄せる。

「あっ出るっ…んっ…!」

「ン”っ!!」

頭を押さえつけ、残りかすみたいな少量の精液をエドガーの口内に出す。喉の奥に先が当たったのか、精液を垂らしながら咳き込んでいる。

「ケホッ、ケホッ」

「エドガーごめん…!大丈夫?!」

「ああ、大丈夫っ…けほっ」

「ケーゴ、舐めて綺麗にしてやったぞ。お気に召したか?」

「あ、うん…。なんかごめん」

「まったくだ。俺たちにこんなことをさせるなんて」

「うう…」

そういやこの人たち僕に会うまで舐めたことすらなかったんだっけ…。僕、そんな人たちに何やらせてんだろ。…いや待って。その前にこいつらがおかしいよね。寝てる相手に好き勝手したのはそっちだもんね。うん、これでおあいこだ。

「…で、そろそろ脚もほどいてくれませんか?恥ずかしいですし、痛いですし」

「むぅ、ケーゴ、あと少しだけ待ってくれないか?」

「いやですけど?何でですか?」

「いやな、このケーゴをもう見られないのは残念だから、画家を呼んで絵にしようと思ってな」

「頭に蛆でもわきました?画家が一番かわいそうです」

クソバカ絶倫兄弟は、その日から寝ている僕にいたずらすることを覚えてしまった。一緒に寝た夜は今日のように、僕が一人で寝ているときは、夜な夜な僕の部屋に入りベッドへ潜り込んだ。それに気付かず朝まで目覚めないこともあったけど、縛られた痕や体に付着した精液を見て何をされたか察する。

ある朝なんて、寝ているスルトに後ろから抱きしめられながら目が覚めた。それだけだといつものことなんだけど、ちっちゃくなったちんこが中に入ったままだったんだ。こいつ、僕が寝てる間に射精して、ちんこ抜かずに寝やがった。

まあ、この二人にだったら何されても別にいいや、と思えてしまうほど僕の頭は順調におかしくなっていた。
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