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とうとうアレが来た

【24話】おはようセックス

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翌朝、目が覚めて寝返りを打つと、隣でじっとこちらを見ているスルトがいた。

「うわああああ!」

「朝から騒がしい奴だな。さっきまで綺麗な顔で寝ていたのに」

「ちょっ、え?!なんでこんな時間まで僕のベッドにいるんですか?仕事は?!」

今までも何度かバカ兄弟と一緒に寝たことはあったけど、僕が起きる頃にはもう仕事に行ってベッドからいなくなっていた。だから寝起きにこのキラキラした顔を見るのははじめてだ。心臓に悪すぎる。僕は慌ててスルトに背を向けた。

「こんな時間って、まだ朝の5時だ。そろそろ起きて、ピーターにお前の話を聞かないとな」

「あれ本気で言ってたんですか?きもちわる…」

「ケーゴ、お前は思ったことをそのまま口に出すことしかできないのか?!」

カチンと来たのか、スルトが怒り任せに僕の股間をがしっと掴んだ。

「え?!なんでこの流れでその行動にでるの?!」

「ははは。お前は普段口が悪いが、こうしているときはなかなかに可愛らしいことを言うからな」

「なっ…!卑怯だぞスルト!んっ」

小さかったものが徐々に大きくなっていく。スルトは手を動かしながら、僕の首に唇をあてた。

「ふっ…ん…」

「ケーゴ、今日のお前は一段と良い香りがする」

スルトの舌が僕の耳に触れる。だんだんと興奮してきたのか、荒い息が耳元で聞こえてくる。

「もう挿れたい」

「えっ…」

まだならしてないじゃんと言う前に、スルトが僕の片脚を持ち上げ、うしろからグイグイと押し込んだ。

「いっ…!ん…いたい…」

「もう少し我慢しろ」

「も、ばか…」

奥まで入り、僕の背中にスルトの体がぴったりとくっついた。あたたかい。ゆっくりとスルトの体が揺れる。

「あ…んっ…ふっ…」

「お前この体位が好きなのか?いつもより反応がいいな」

「うるさいっ…」

もしかしたら好きかもしれない。いつもよりすごく…気持ちがいい。

「あっ!はぁ…!んん…」

「本当にどうしたんだ。濡れすぎてシーツにまで落ちている」

あまりの快感に、触られてもいないのに白いものが飛び出した。それを見て驚いたスルトは一瞬動きを止めたが、すぐに激しく腰を動かした。

「まっ…イッたばっかりだから…!あっ…あ!」

「くっ…」

ドクドク…とスルトのものが流れ込んでくる。スルトは激しく息を切らせながら僕に抱きついた。

「昨晩もしたのに朝もするなんて…性欲の塊ですね」

「お前も昨晩あれほど乱れていたのに今朝もこんなに悦んで、なかなかに淫乱だな」

「っ!」

僕が顔を赤らめると、クスクス笑いながらスルトが頬にキスをした。そしてベッドから起き上がり服を着た。

「さて、俺は今からピーターの話を聞くとしよう。ピーター、いるか?」

「はいスルト様。おはようございます」

ピーターがドアの外から顔を出し、スルトに一礼をする。

「よし行くか。ケーゴ、お前も来るか?」

「行くわけない」

そう言って僕は布団をかぶって二度寝をした。

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