【完結】【R18BL】極上オメガ、いろいろあるけどなんだかんだで毎日楽しく過ごしてます

ちゃっぷす

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4月

高戸家の夜

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「典久見える?実はケーゴ、君とゲームしながらスルトとセックスしてたんだよ」

《わ!まじですか!全然気づかなかったです!わー…って俺こんなとこ見ちゃって大丈夫なんですか?!》

「大丈夫だよ。スルトは見られるの好きだから」

「ああかまわんぞ」

エドガーはスマホをかざしながら僕たちに近づいてきた。ベッドに腰を下ろし、スルトと僕が繋がっている部分を映している。典久は《わぁー…わぁー…》と声を漏らしながらその様子をカメラ越しに夢中になって見ている。

「えっ…ちょっ…あっ、エドガーっ、いつ帰ってきてたのっ…?」

「10分ほど前かな。君たちが面白いことをしていたから、ちょっと様子を見てたんだ」

そう言ってインカメにして僕にスマホを渡す。画面には顔を真っ赤にしている典久が映っていた。

「典久…っ、ごめんねっ。あぁっ、んっ…!僕のために…っ、がんばってモンスター狩ってくれてたのにっ…」

《全然気にしてないです!むしろなんか…うわー…想像したらやばいです…。俺と電話しながらセックスしてたんですか先輩…》

「ちがっ…スルトが勝手にっ…、あっ、やっ…ちょっとスルト…っ!話してるときくらい動くのやめ…ああっ!」

「ああ、俺が嫌がってるケーゴに無理矢理挿入したんだ。典久、すまないことをしたな」

「思ってないくせに…っ!この変態っ…」

「典久、股間を映してみろ」

スルトの言ったことに典久が《え"っ!》と焦った声を出した。スルトはニヤニヤしながらスマホの画面を覗き込んだ。

「映してみろ」

《先輩本気で言ってます…?》

「言っている」

《どうなってても怒らないですか…?》

「怒らないに決まっているだろう」

《…わかりました》

典久はおそるおそるカメラを下に向ける。そこにテントになっているジャージが映った。完全に勃起している。それを見たスルトが満足げに笑った。

「典久、セックスをしながらお前とゲームをしていたケーゴを想像して興奮したのか?」

《…はい、すみませぇん…》

「謝ることなんてない。もっと見ていけ」

《いいんですかぁ…?》

「もちろんいいよ。そのためにテレビ電話を繋いだんだからね。見ながら自分のものを慰めてあげたらいいよ」

スルトとエドガーはにこやかに典久にそう言った。典久は《ありがとうございます…お言葉に甘えて…》と言っている。

「あの…僕の意思とかそういうの…ないんですかね…」

僕がそう呟くと、エドガーが「ケーゴ?」と僕の頭を撫でた。

「発情期になった君が典久におねだりしちゃったばかりに、典久は君とセックスしちゃったんだよね?」

「うっ…」

「ケーゴとセックスした人がどうなるか知ってるよね?」

「…僕以外で満足できなくなります…」

「そうだよね?典久は君としちゃったから、もう他の人とセックスしても射精できないんだよ?自分で慰めるしかないんだ。だったらせめて、最高の自慰をさせてあげないとダメだよね?」

「はい…」

そう、僕とセックスをしてしまった典久は、僕とのセックスを忘れられるまでは不能に近い状態になってしまった。僕がおねだりしてしまったばっかりに…。エドガーとスルトはそれに責任を感じているらしく、典久には格段に甘い。

だからと言ってさすがに僕と典久がセックスをするのは嫌らしく(当然だ)、だったらせめて快適な自慰ライフをということで僕のエロ動画を自発的に提供するようになった。(ただただ送りつけたいだけの気もするけど)

《何度も言ってますが、そのことについては本当に気にしないでください!俺いま恋人もいないんでセックスする相手なんてもともといないですし!前までとそれほど変わらない生活を送ってますから!》

「まあそう言わずに甘えていたらいいよ。あの件は完全にケーゴに非があるからね。今度は典久がおねだりしたらいい。さあ、ケーゴのどこが見たい?繋がっているところ?射精するところ?それとも縛られているところがいいかな?」

「ナースでも着せてやろうか?」

「ぐぅっ…好き放題言ってぇ…」

前言撤回、この人たちただ楽しんでるだけですね!!でも僕が典久を不能にしちゃったことに変わりはないから逆らえない…っ。

それからは、エドガーがカメラで映している中、スルトは僕に向かって腰を振り続けた。エドガーは間近で繋がっている部分を映したり、喘いでる僕の顔を映したり、ピストンで揺れる僕のものを映したりしていた。そんなエドガーももう股間がパンパンだ。

イク寸前でスルトが僕から体を離し、「典久」とカメラに向かって声をかけた。

《はい!》

「ケーゴが上で動くところ、見てみたくないか?」

《!!…ぜひ、見せていただきたいです…!》

「典久ぁぁぁ…」

《す、すみません!》

「いや…いいよ分かった。見せてあげる。…スルト、寝て」

「ああ」

場所を交代してスルトがベッドに仰向けに寝た。僕はスルトにまたがってゆっくりとかたくなったものを中に差し込む。

「ん…っ」

「ふ…」

「動くよ」

「ああ…。ぐ…あー…気持ちいい」

「ふふ。スルトはほんとにこれが好きだね」

「ケーゴもな」

カメラがあることも忘れて僕とスルトは愛し合った。上から気持ちよさそうにしてるスルトを見るのは…やっぱり好きだな。かわいい。

「ケーゴ…出るっ…」

「ん。いいよ」

「ぐっ…!…あー…」

「んっ…」

スルトの精液を飲み込み、くったりしているスルトに長いキスをする。やばい、もう一回したいな…。

エドガーが画面に向かって話しかけるのが聞こえる。

「典久どうだった?」

《…2回イキました、俺…》

「ふふ。良かった。毎週金曜日はリモートセックスしてもいいね」

「何言っちゃってんの?」

「いいな、それ」

《いいんですか?!》

「典久までぇ…」

いつも思うんだけどさ、多数決とって僕が勝てること絶対なくない?だってだいたいスルトとエドガーは結託してるし、ピーターも…それに典久もだいたいそっち寄りだもん。まあ別にいいけどさ…典久だし…。

「典久がしたいなら、それでいいよ…」

「いい子だねケーゴ」

エドガーは満足げに僕の頭を撫でた。今晩のリモートセックスはこれで終わりとなり、エドガーは繋いでいたテレビ電話を切った。それからは…まあいつも通り朝までこの絶倫二人と、途中から呼ばれたピーターに抱き潰されましたとさ。めでたしめでたし。
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