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攻略編
宝石の谷
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暫く進むと
大きな谷へとついた
谷には大きな橋が掛けられており
橋は石で出来ていた。
「では進もっか!」
「そうだな。」
そうして私たちは石の橋を渡った
石の橋と言うと地味に聞こえるが
石の橋を進むにつれ
その橋は大きく姿を変えた
ガーネットやルビー…アメジストにアクアマリン……
ベリドットにサファイヤ、
シトリンにタンザナイト……
ムーンストーンなどが
まるで雑草のように
当たり前にそこに存在していた。
女神様の言っていた
宝石たちはこの事だろう。
確かにこれは宝石の谷と呼ぶに相応しい。
だが、こんなものに目をくらませて
人の命をゴミのように扱った政府を思うと
これに触れようとすら思わなかった。
女神様の助言もあったからだとは思うが。
ある意味
このように綺麗な宝石たちが"穢れている"ように見えたのだ。
と、もうすぐで橋を渡り終えようとした時。
私は爆音を聞いた。
後方から鳴り響くその龍の方向の様な音を聞き
咄嗟に後ろを振り向くと
そこには元にあった石の橋は無く
崩落して逃げ場のない……
崩れている最中の橋があった。
「……!?いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
(むりむりむり!可笑しいでしょこんなの!うそん……
とにかく走らなきゃ……!)
大きな谷へとついた
谷には大きな橋が掛けられており
橋は石で出来ていた。
「では進もっか!」
「そうだな。」
そうして私たちは石の橋を渡った
石の橋と言うと地味に聞こえるが
石の橋を進むにつれ
その橋は大きく姿を変えた
ガーネットやルビー…アメジストにアクアマリン……
ベリドットにサファイヤ、
シトリンにタンザナイト……
ムーンストーンなどが
まるで雑草のように
当たり前にそこに存在していた。
女神様の言っていた
宝石たちはこの事だろう。
確かにこれは宝石の谷と呼ぶに相応しい。
だが、こんなものに目をくらませて
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これに触れようとすら思わなかった。
女神様の助言もあったからだとは思うが。
ある意味
このように綺麗な宝石たちが"穢れている"ように見えたのだ。
と、もうすぐで橋を渡り終えようとした時。
私は爆音を聞いた。
後方から鳴り響くその龍の方向の様な音を聞き
咄嗟に後ろを振り向くと
そこには元にあった石の橋は無く
崩落して逃げ場のない……
崩れている最中の橋があった。
「……!?いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
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