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王都で嘔吐
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「おー!!何とか王都のでっけぇ街まで来れたみたいだな~!!ほら、あっこの門番の爺ちゃん俺の知り合いなんだ!!!!この前一緒に買い物言ったんだよな~!!!じっちゃーん!!!」
そんな場合では無い。
車酔いにも似た感覚でもう吐きそうだ。
だが、アレクの目の前で嘔吐する訳には行かないとずっと我慢していた。
水が欲しい。この気持ち悪さを解消できる何かが欲しい。
助けて欲しい…
「うっぷ…」
「お????叶夢???大丈夫か!???ほんとに大丈夫か!??死ぬなよ叶夢!、!じっちゃん!!助けてくれ!叶夢が!!!」
すると、じっちゃんと呼ばれる老人はこちらへ歩いてくる。
そして俺の様子を確認するとアレクに1発ゲンコツを浴びせた。
「お前!!!まさか筋肉増強を使ったのか!人を背中に乗せて!!!そりゃあ酔うに決まっとろうが!!!それもお前の……」
と、延々と説教を続けていた。
そんなことはどうでもいい。早く…水…
「み、みず……」
「お、おう!!!!悪い叶夢!、!!俺のせいでお前にはこんな思いさせちまって…!!!もうちょい耐えてくれ!!!!頼む!!!」
アレクはものすごい勢いで王都の中へ入っていったかと思うと、ものの数秒で何かの瓶を持ち帰ってきた。
俺はアレクからそれを受け取ると一気に飲み干す。
しかしそれが間違いだった。
「えっこれ、酒……っぷ……」
水だと思って一気に飲み干してしまったがこれは酒だ。
未成年の俺が飲んでいいものじゃないし何なら多分死ぬ。
急いで喉に指を押し込むと吐瀉物として酒は吐き出されて行った。
涙目になりながらも俺はアレクに伝える
「アレク、これ、酒だ…」
「えっ!!!!!ったく!!!!ギルドのおっちゃん!!!!!!!!水くれって言ったのに!!!悪い叶夢…」
「そうか、お前は悪くないんだな……よかっ、た…」
そう言うと意識はブツ切りになり途切れて行った。
そんな場合では無い。
車酔いにも似た感覚でもう吐きそうだ。
だが、アレクの目の前で嘔吐する訳には行かないとずっと我慢していた。
水が欲しい。この気持ち悪さを解消できる何かが欲しい。
助けて欲しい…
「うっぷ…」
「お????叶夢???大丈夫か!???ほんとに大丈夫か!??死ぬなよ叶夢!、!じっちゃん!!助けてくれ!叶夢が!!!」
すると、じっちゃんと呼ばれる老人はこちらへ歩いてくる。
そして俺の様子を確認するとアレクに1発ゲンコツを浴びせた。
「お前!!!まさか筋肉増強を使ったのか!人を背中に乗せて!!!そりゃあ酔うに決まっとろうが!!!それもお前の……」
と、延々と説教を続けていた。
そんなことはどうでもいい。早く…水…
「み、みず……」
「お、おう!!!!悪い叶夢!、!!俺のせいでお前にはこんな思いさせちまって…!!!もうちょい耐えてくれ!!!!頼む!!!」
アレクはものすごい勢いで王都の中へ入っていったかと思うと、ものの数秒で何かの瓶を持ち帰ってきた。
俺はアレクからそれを受け取ると一気に飲み干す。
しかしそれが間違いだった。
「えっこれ、酒……っぷ……」
水だと思って一気に飲み干してしまったがこれは酒だ。
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急いで喉に指を押し込むと吐瀉物として酒は吐き出されて行った。
涙目になりながらも俺はアレクに伝える
「アレク、これ、酒だ…」
「えっ!!!!!ったく!!!!ギルドのおっちゃん!!!!!!!!水くれって言ったのに!!!悪い叶夢…」
「そうか、お前は悪くないんだな……よかっ、た…」
そう言うと意識はブツ切りになり途切れて行った。
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