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魔法診断3

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俺がローブの人に連れられて扉の向こうへと進めば
そこには様々な色の宝石が埋め込まれた水晶のようなものがあった。
黄、紫、緑、青、赤、茶…と見ていれば説明が入った。

「この水晶玉は特殊な作り方で作られています。
まず、魔法には6つの属性があり、それぞれ
光属性黄色闇属性紫色草属性緑色水属性青色炎属性赤色大地属性茶色が存在しています」

「そして、その水晶には6つの属性の魔法が込められた魔法石が埋め込まれているんです」

ローブの人以外の声が後ろから唐突に聞こえて来たので驚いて振り返ればそこに居たのはディートさんだった。

「びっくりした…」

「はは、驚かせてしまい申し訳御座いません。」

「い、いえ…」

「では話の続きに参りましょうか。
少し難しい部分は省きましたが、これが魔法の前提的な部分です。
今からアジェンダ様にはこの6つの水晶に触れていただきます。
少しでも水晶が反応を示せば、それは才能になりうると言うことです。」

「わかりました!」

そういえば部屋の明かりが一段と暗くなり、部屋が不気味さを増す。
恐る恐る1つずつ手を近付けていけば反応があったのは草属性のみだった。
残るは水属性の水晶玉。
なんの躊躇いも無く水晶玉に手を近付ければ
水晶玉から突如水が溢れ出した。

「え"っ?」

「…!!!アジェンダ様!!!」

ディートさんの必死な叫び声だけが頭に響き、
俺は水に呑まれてしまった。
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