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第24話 恋のライバル出現! 銀杏のヤキモチ。
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「矢は眉間に突き刺さったよ! それは間違いない! なのに、なのにあいつ......生きてる! 全然ピンピンしてるよ!矢は頭を貫通したはずなのに!」
ドラザエモンが大声で喚く。嘘だろ......不死身かよ、あの女。
「うわぁ! 網を破った! こっちに来るよ!」
俺も亜水も心眼でその光景は見ている。通常の視覚とは違う為、奴がどんな表情をしているかまではわからないが、きっと鬼のような形相だろう。
「よぐも私の肌に傷をつけたねぇぇぇ! ごろすぅぅっ!殺す殺す殺すぅ!ごろすぅぅぅぅ!」
遠くから緑爪の声が聞こえる。それは徐々に近付いてきているようだ。
やばい! 今アイツがここにきちまったら、全滅しちまうかも知れない!
「うわわ! 怖い! 怖い! 逃げたいよ!」
うろたえるドラザエモン。
「ドラちゃんは、お母さんが守ってあげる。だから安心して隠れてなさい。日凛もおいで」
葉月がすっと、ドラザエモンと日凛を守るように前に出る。
「お母さん......」
「うー、お母、さん」
ドラザエモンと日凛は、葉月の前に出ようとするが、葉月は背を向けたままで両手を広げ、それを止める。
「子供を守るのが親の務めですもの。ね、あなた」
「ああ、もちろんだ」
亜水もそう言って、葉月の横に並ぶ。
木蓮も狐に乗って、累火とオレの前に出る。
「累火、銀杏様。俺が命に変えても二人を守ります」
木蓮の指示で、周囲に展開していた狐人と大蜘蛛も臨戦態勢へと入る。
俺は体が震えた。怖い。ここにいるのは、俺に初めてできた、大切な家族だ。失いたくない。だが、俺にはこれ以上、手立てがない。
みんなが殺されるのを、黙って見ているしか出来ないんだ.....。
「銀杏、俺に全部任せろ」
白金が、パチリと目を開ける。
「白金! もう、もう大丈夫なのか!? 」
俺の目から、また涙が溢れる。良かった。白金。生きててくれた。良かったよぉ......。
「ああ、ちょっと寝たから復活したぜ。まぁ見てな」
そう言って俺の髪を撫でながら、立ち上がる白金。言葉とは裏腹に、めっちゃフラフラしている。
木蓮の背中を心配そうに見つめていた累火も、白金の復活に気づいたようだ。駆け寄って来て、白金を支える。
「おっ、悪りぃな累火。ありがとな。もしかしてお前、俺に力送ってくれてた? 勘だけどよ」
累火は嬉しそうにコクコクと頷く。
「おっ、やっぱりな。ありがとうなホントに。お陰でこの通り、復活出来たぜ」
そう言って累火の髪を優しく撫でる白金。
あー!あれ、俺がいつもやってもらってる奴!なんで累火にまで、同じように撫でるんだよ!
累火は顔を赤らめ、じっと白金の顔を見つめている。
「ん?なんだ累火。俺の顔に何かついてるか?」
ふるふると首を振る累火。ま、まさか累火、白金の事......!
累火はちらりと俺の顔を見た後、白金にぎゅっと抱きついた。
「あー! な、な、な、何しとるんじゃ、累火!」
間違いない! 累火は白金の事が好きなんだ!累火にこんな積極的な一面があったなんて!
「累火、俺はもう大丈夫だ。一人で立てるぜ。良い子だから離してくれ。な?」
また累火の髪を撫でる白金。こ、この浮気者がー!
ああ、俺の心が完全に乙女に。いや、もうそんなのどうでもいい!
白金は俺のだ!
俺は座った姿勢のまま、ほとんどジャンプするかのような勢いで立ち上がる。そして猛烈にダッシュし、ガバッと白金に抱きついた。
「おいおい銀杏までどうした。もし今緑爪が来たら、みんなやられちまうぞ。離してくれ」
睨みあう、俺と累火。
チッ、ここはひとまず引き分けだ。お互いの視線に火花を散らしつつ、俺たちは白金から離れた。
「殺す殺す殺す殺す殺す! ごぉーろぉーすぅー!」
そこへ緑爪が上空からやって来て、直立態勢でズドンと着地した。
少し遅れて囮をしていた狐式神が二匹やって来る。一匹はやられてしまったのかも知れない。
緑爪は、間違いなく矢を眉間に受けていた。頭を貫通している。どうしてこの状態で生きていられるのか、本当に不思議でならない。
「この矢を放った奴! 出てこい! そいつから殺してやる!」
予想通りの鬼みたいな形相で、俺たち全員を睨みつける緑爪。ドラザエモンはガタガタと震えている。
そんなドラザエモンの頭を、優しく撫でる葉月。
「その矢は私が撃ったわ。良く出来てるでしょう? 自信作なの」
歯を剥き出し、凄まじい顔を葉月に向ける緑爪。出会った時の気品は、微塵も残っていない。まずい、このままでは葉月が!
「テメェの相手は俺だ!『 鋼鉄』!」
葉月を庇うように前に飛び出す白金。すでに攻撃していた奴の爪を、体で受け止める。
「白金!」
オレは思わず叫んだ。
「へっ、心配すんな。二度もやられる俺様じゃねーぜ」
緑爪の爪は、白金の体を貫いてはいなかった。体を鋼鉄のように硬くしてガードしたようだ。
「この、死に損ないがぁぁ!」
番傘を投げ捨て、両手の爪でラッシュを繰り出す緑爪。白金の体から鮮血が飛び散る。
「白金様! 私の力、受け取って下さい!」
累火が叫ぶ。えっ、累火が声を!?
俺は驚いて累火を見る。彼女の体は光輝いていた。覚醒したんだ!
「おおお! すげぇ! めっちゃ力が湧いて来たぁ!」
白金は今まで重症だったのが嘘のように、元気ハツラツで反撃を始めた。
「私の愛の力です、白金様!」
ふふん、とドヤ顏で俺を見る累火。くっ、悔しい!
つか、一体何がきっかけで白金を好きになったんだよ累火! もー、まさかライバル出現するとは思わなかったぞ!?
でも悔しいけど、累火の祈祷のお陰で、形勢は逆転しつつある。今がチャンスだ!
ドラザエモンが大声で喚く。嘘だろ......不死身かよ、あの女。
「うわぁ! 網を破った! こっちに来るよ!」
俺も亜水も心眼でその光景は見ている。通常の視覚とは違う為、奴がどんな表情をしているかまではわからないが、きっと鬼のような形相だろう。
「よぐも私の肌に傷をつけたねぇぇぇ! ごろすぅぅっ!殺す殺す殺すぅ!ごろすぅぅぅぅ!」
遠くから緑爪の声が聞こえる。それは徐々に近付いてきているようだ。
やばい! 今アイツがここにきちまったら、全滅しちまうかも知れない!
「うわわ! 怖い! 怖い! 逃げたいよ!」
うろたえるドラザエモン。
「ドラちゃんは、お母さんが守ってあげる。だから安心して隠れてなさい。日凛もおいで」
葉月がすっと、ドラザエモンと日凛を守るように前に出る。
「お母さん......」
「うー、お母、さん」
ドラザエモンと日凛は、葉月の前に出ようとするが、葉月は背を向けたままで両手を広げ、それを止める。
「子供を守るのが親の務めですもの。ね、あなた」
「ああ、もちろんだ」
亜水もそう言って、葉月の横に並ぶ。
木蓮も狐に乗って、累火とオレの前に出る。
「累火、銀杏様。俺が命に変えても二人を守ります」
木蓮の指示で、周囲に展開していた狐人と大蜘蛛も臨戦態勢へと入る。
俺は体が震えた。怖い。ここにいるのは、俺に初めてできた、大切な家族だ。失いたくない。だが、俺にはこれ以上、手立てがない。
みんなが殺されるのを、黙って見ているしか出来ないんだ.....。
「銀杏、俺に全部任せろ」
白金が、パチリと目を開ける。
「白金! もう、もう大丈夫なのか!? 」
俺の目から、また涙が溢れる。良かった。白金。生きててくれた。良かったよぉ......。
「ああ、ちょっと寝たから復活したぜ。まぁ見てな」
そう言って俺の髪を撫でながら、立ち上がる白金。言葉とは裏腹に、めっちゃフラフラしている。
木蓮の背中を心配そうに見つめていた累火も、白金の復活に気づいたようだ。駆け寄って来て、白金を支える。
「おっ、悪りぃな累火。ありがとな。もしかしてお前、俺に力送ってくれてた? 勘だけどよ」
累火は嬉しそうにコクコクと頷く。
「おっ、やっぱりな。ありがとうなホントに。お陰でこの通り、復活出来たぜ」
そう言って累火の髪を優しく撫でる白金。
あー!あれ、俺がいつもやってもらってる奴!なんで累火にまで、同じように撫でるんだよ!
累火は顔を赤らめ、じっと白金の顔を見つめている。
「ん?なんだ累火。俺の顔に何かついてるか?」
ふるふると首を振る累火。ま、まさか累火、白金の事......!
累火はちらりと俺の顔を見た後、白金にぎゅっと抱きついた。
「あー! な、な、な、何しとるんじゃ、累火!」
間違いない! 累火は白金の事が好きなんだ!累火にこんな積極的な一面があったなんて!
「累火、俺はもう大丈夫だ。一人で立てるぜ。良い子だから離してくれ。な?」
また累火の髪を撫でる白金。こ、この浮気者がー!
ああ、俺の心が完全に乙女に。いや、もうそんなのどうでもいい!
白金は俺のだ!
俺は座った姿勢のまま、ほとんどジャンプするかのような勢いで立ち上がる。そして猛烈にダッシュし、ガバッと白金に抱きついた。
「おいおい銀杏までどうした。もし今緑爪が来たら、みんなやられちまうぞ。離してくれ」
睨みあう、俺と累火。
チッ、ここはひとまず引き分けだ。お互いの視線に火花を散らしつつ、俺たちは白金から離れた。
「殺す殺す殺す殺す殺す! ごぉーろぉーすぅー!」
そこへ緑爪が上空からやって来て、直立態勢でズドンと着地した。
少し遅れて囮をしていた狐式神が二匹やって来る。一匹はやられてしまったのかも知れない。
緑爪は、間違いなく矢を眉間に受けていた。頭を貫通している。どうしてこの状態で生きていられるのか、本当に不思議でならない。
「この矢を放った奴! 出てこい! そいつから殺してやる!」
予想通りの鬼みたいな形相で、俺たち全員を睨みつける緑爪。ドラザエモンはガタガタと震えている。
そんなドラザエモンの頭を、優しく撫でる葉月。
「その矢は私が撃ったわ。良く出来てるでしょう? 自信作なの」
歯を剥き出し、凄まじい顔を葉月に向ける緑爪。出会った時の気品は、微塵も残っていない。まずい、このままでは葉月が!
「テメェの相手は俺だ!『 鋼鉄』!」
葉月を庇うように前に飛び出す白金。すでに攻撃していた奴の爪を、体で受け止める。
「白金!」
オレは思わず叫んだ。
「へっ、心配すんな。二度もやられる俺様じゃねーぜ」
緑爪の爪は、白金の体を貫いてはいなかった。体を鋼鉄のように硬くしてガードしたようだ。
「この、死に損ないがぁぁ!」
番傘を投げ捨て、両手の爪でラッシュを繰り出す緑爪。白金の体から鮮血が飛び散る。
「白金様! 私の力、受け取って下さい!」
累火が叫ぶ。えっ、累火が声を!?
俺は驚いて累火を見る。彼女の体は光輝いていた。覚醒したんだ!
「おおお! すげぇ! めっちゃ力が湧いて来たぁ!」
白金は今まで重症だったのが嘘のように、元気ハツラツで反撃を始めた。
「私の愛の力です、白金様!」
ふふん、とドヤ顏で俺を見る累火。くっ、悔しい!
つか、一体何がきっかけで白金を好きになったんだよ累火! もー、まさかライバル出現するとは思わなかったぞ!?
でも悔しいけど、累火の祈祷のお陰で、形勢は逆転しつつある。今がチャンスだ!
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