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第10話 銀杏ちゃん、ガチンコ勝負する。
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餌場にたむろしていた物ノ怪たちが場所を開け、俺とドラザエモンはそこで向かいあった。
周囲を囲む物ノ怪たち。いわばここは、即席の土俵のようなものだ。
「うぇへへ、可愛い娘っ子だなぁ」
「ああ、嫁にしてぇ」
物ノ怪たちが、好き勝手に俺を品評する。俺は体は女の子だけど、心は男なんだ。嫁とか可愛いとか、勘弁してくれよ......。まぁ、確かに可愛いけどな!
「グハハハ、娘っ子! 俺が相手とは運が悪かったな! 俺は銀牙様の右腕! 物ノ怪の中でも一、二を争う怪力の持ち主だ。おまえに勝ち目はないぞ。グハハハ!」
得意そうに笑うドラザエモン。俺に強さを誇示したいのか、ドスンドスンと四股を踏み始めた。
うおおお!金玉、めっちゃ揺れてるぅぅ!!!
「怖くて声も出せんか? グァーッハハハ!」
ドラザエモンが何か言ってるが、今の俺はそれどころじゃない。奴の金玉が気になりすぎる。四股をやめた後も揺れている。風もないのに、ぶらぶらしている。
「おい、ドラザエモン。わかってると思うが、銀杏を傷つけるなよ。勝てそうな感じで負けろ。いいな」
「うひぃっ! かしこまりぃ!」
銀牙の指示に、ビクンと震えて身をすくませるドラザエモン。よほどあいつが怖いみたいだ。銀牙の声は、俺とドラザエモンにしか聞こえないくらいの声量である。やっぱりこっちに勝たせてくれそうな雰囲気だ。
「銀杏様、頑張ってー!」
後ろを振り返ると、累火が一生懸命「大幣(おおぬさ)」を振って応援してくれている。
おおお!力、みなぎってきたぁ!
「いくぞ! ドラザエモン!」
俺はドラザエモンに向かって助走した。俺の身長は小さいから、ジャンプして顔面にパンチを叩き込みたい。
体が軽い。まるで風になったようだ。
「とうっ!」
俺は奴の二歩手前くらいで跳躍した。俺の体はドラザエモンの頭上よりも高く上がり、一瞬奴を見下ろした。
すごい。これが累火の「祈祷」の力。あの子だけでも残っていてくれて、本当に良かった。
もしかしたら、このまま勝ちに持っていけるか!?
なんて事を一瞬で考えつつ、拳を振りかぶる俺。
ドラザエモンは何を思ったのか、左頬を俺に差し出す。ここを殴れと言わんばかりだ。
なめやがってぇ! 泣かしたる!
俺はドラザエモンの誘いに乗り、右のストレートを奴の左頬に叩き込んだ。
ドッギャーン!!と俺の頭の中で擬音が鳴り響く。だが実際には「ぺち」と音がしただけだ。そしてもんどりうって倒れこむ......俺!
「いたーい! 骨折れたー!」
俺は泣きべそをかきながら座り込み、叫んだ。右腕がプラーンと垂れ下がり、力が入らない。これはマジで逝っちまったかも知れない。なんて頑丈な奴なんだ。まるで岩みたいだ。
「グハハハ! どうした娘っ子! もう仕舞いかぁ?」
ポンポンと陽気に腹鼓を打つドラザエモン。満面の笑みだ。だがその笑顔は数秒で消えた。
「おいおいおいおいおいおい、ドラザエモーン。俺、言ったよな。銀杏に怪我させたらブチ殺すって。なぁ。言ったよ、なぁぁぁ!」
群衆の中から飛び出し、一瞬でドラザエモンの隣に来た銀牙。奴の耳をグイグイと引っ張る。銀牙はそんなに身長が高い方ではないが、なんと宙に浮いている。
「ぎょえええ! しゅ、しゅいましぇぇぇん!で、でもあれは、娘っ子が勝手に! 俺は何もしてま、ぎょえええ!」
言いかけるドラザエモンの言葉を遮るように、さらに耳を引っ張る銀牙。
「オメェはバカみてぇに頑丈なんだからよ、避けるとか色々方法はあんだろが。今回は見逃してやるが、次やったらマジでバラバラにして、狸鍋にすっから覚悟しろ」
「ぎょええええ! 狸鍋! はいです、はいですぅ!頑張ります! ドラザエモン頑張りますから! 耳、離しておくんなましぃぃ!!」
鼻水とよだれを垂らして泣き叫ぶドラザエモン。敵ながら哀れだ。
「よし。んじゃ、頑張れ」
「うへぇぇ」
銀牙はようやくドラザエモンの耳を離すと、俺の方へスイーッと飛んできた。
「腕、見せてみろ。治してやる」
「......わしは敵じゃぞ。いいのか?」
俺は目をウルウルさせながら、銀牙を睨む。
「まぁ、立場上はそうだけどさ。親友じゃねぇか。お前が傷ついてんの、俺はほっとけねぇんだ」
そういや生前も、怪我の手当てしてくれた事あったっけ。相変わらず優しいな。
「すまぬ。では、お願いするぞよ」
俺は右腕を差し出した。銀牙が手をかざすと、みるみる痛みが引いていく。
「動く......。それにもう、痛くない」
「へっ、あたりめーだ。そう言う術をかけたんだからな。ほら、治ったんなら行った行った」
銀牙は俺の頭をポンポンと軽く叩き、ドラザエモンを指差す。ふと見上げると、銀牙は八重歯を見せて微笑んでいた。
八重歯、可愛いなこいつ。それに結構かっこいい顔してるよな......。優しいし。
ん!? おいいい!どうした俺!くっそー! ちょっとだけキュンとしちまったじゃねーか!乙女か俺は!ふざけんな俺!
っと。気をとりなおして行くか。でも、一体どうすりゃいいんだ?
銀牙がフォローしてくれるから、俺が怪我をしないのはわかった。でも他の物ノ怪も納得するような勝負の付け方をしなきゃならない。つまりドラザエモンの戦意を喪失させる。その為には、何か作戦を練らなきゃならんだろう。
さて、どうしたもんか......。
周囲を囲む物ノ怪たち。いわばここは、即席の土俵のようなものだ。
「うぇへへ、可愛い娘っ子だなぁ」
「ああ、嫁にしてぇ」
物ノ怪たちが、好き勝手に俺を品評する。俺は体は女の子だけど、心は男なんだ。嫁とか可愛いとか、勘弁してくれよ......。まぁ、確かに可愛いけどな!
「グハハハ、娘っ子! 俺が相手とは運が悪かったな! 俺は銀牙様の右腕! 物ノ怪の中でも一、二を争う怪力の持ち主だ。おまえに勝ち目はないぞ。グハハハ!」
得意そうに笑うドラザエモン。俺に強さを誇示したいのか、ドスンドスンと四股を踏み始めた。
うおおお!金玉、めっちゃ揺れてるぅぅ!!!
「怖くて声も出せんか? グァーッハハハ!」
ドラザエモンが何か言ってるが、今の俺はそれどころじゃない。奴の金玉が気になりすぎる。四股をやめた後も揺れている。風もないのに、ぶらぶらしている。
「おい、ドラザエモン。わかってると思うが、銀杏を傷つけるなよ。勝てそうな感じで負けろ。いいな」
「うひぃっ! かしこまりぃ!」
銀牙の指示に、ビクンと震えて身をすくませるドラザエモン。よほどあいつが怖いみたいだ。銀牙の声は、俺とドラザエモンにしか聞こえないくらいの声量である。やっぱりこっちに勝たせてくれそうな雰囲気だ。
「銀杏様、頑張ってー!」
後ろを振り返ると、累火が一生懸命「大幣(おおぬさ)」を振って応援してくれている。
おおお!力、みなぎってきたぁ!
「いくぞ! ドラザエモン!」
俺はドラザエモンに向かって助走した。俺の身長は小さいから、ジャンプして顔面にパンチを叩き込みたい。
体が軽い。まるで風になったようだ。
「とうっ!」
俺は奴の二歩手前くらいで跳躍した。俺の体はドラザエモンの頭上よりも高く上がり、一瞬奴を見下ろした。
すごい。これが累火の「祈祷」の力。あの子だけでも残っていてくれて、本当に良かった。
もしかしたら、このまま勝ちに持っていけるか!?
なんて事を一瞬で考えつつ、拳を振りかぶる俺。
ドラザエモンは何を思ったのか、左頬を俺に差し出す。ここを殴れと言わんばかりだ。
なめやがってぇ! 泣かしたる!
俺はドラザエモンの誘いに乗り、右のストレートを奴の左頬に叩き込んだ。
ドッギャーン!!と俺の頭の中で擬音が鳴り響く。だが実際には「ぺち」と音がしただけだ。そしてもんどりうって倒れこむ......俺!
「いたーい! 骨折れたー!」
俺は泣きべそをかきながら座り込み、叫んだ。右腕がプラーンと垂れ下がり、力が入らない。これはマジで逝っちまったかも知れない。なんて頑丈な奴なんだ。まるで岩みたいだ。
「グハハハ! どうした娘っ子! もう仕舞いかぁ?」
ポンポンと陽気に腹鼓を打つドラザエモン。満面の笑みだ。だがその笑顔は数秒で消えた。
「おいおいおいおいおいおい、ドラザエモーン。俺、言ったよな。銀杏に怪我させたらブチ殺すって。なぁ。言ったよ、なぁぁぁ!」
群衆の中から飛び出し、一瞬でドラザエモンの隣に来た銀牙。奴の耳をグイグイと引っ張る。銀牙はそんなに身長が高い方ではないが、なんと宙に浮いている。
「ぎょえええ! しゅ、しゅいましぇぇぇん!で、でもあれは、娘っ子が勝手に! 俺は何もしてま、ぎょえええ!」
言いかけるドラザエモンの言葉を遮るように、さらに耳を引っ張る銀牙。
「オメェはバカみてぇに頑丈なんだからよ、避けるとか色々方法はあんだろが。今回は見逃してやるが、次やったらマジでバラバラにして、狸鍋にすっから覚悟しろ」
「ぎょええええ! 狸鍋! はいです、はいですぅ!頑張ります! ドラザエモン頑張りますから! 耳、離しておくんなましぃぃ!!」
鼻水とよだれを垂らして泣き叫ぶドラザエモン。敵ながら哀れだ。
「よし。んじゃ、頑張れ」
「うへぇぇ」
銀牙はようやくドラザエモンの耳を離すと、俺の方へスイーッと飛んできた。
「腕、見せてみろ。治してやる」
「......わしは敵じゃぞ。いいのか?」
俺は目をウルウルさせながら、銀牙を睨む。
「まぁ、立場上はそうだけどさ。親友じゃねぇか。お前が傷ついてんの、俺はほっとけねぇんだ」
そういや生前も、怪我の手当てしてくれた事あったっけ。相変わらず優しいな。
「すまぬ。では、お願いするぞよ」
俺は右腕を差し出した。銀牙が手をかざすと、みるみる痛みが引いていく。
「動く......。それにもう、痛くない」
「へっ、あたりめーだ。そう言う術をかけたんだからな。ほら、治ったんなら行った行った」
銀牙は俺の頭をポンポンと軽く叩き、ドラザエモンを指差す。ふと見上げると、銀牙は八重歯を見せて微笑んでいた。
八重歯、可愛いなこいつ。それに結構かっこいい顔してるよな......。優しいし。
ん!? おいいい!どうした俺!くっそー! ちょっとだけキュンとしちまったじゃねーか!乙女か俺は!ふざけんな俺!
っと。気をとりなおして行くか。でも、一体どうすりゃいいんだ?
銀牙がフォローしてくれるから、俺が怪我をしないのはわかった。でも他の物ノ怪も納得するような勝負の付け方をしなきゃならない。つまりドラザエモンの戦意を喪失させる。その為には、何か作戦を練らなきゃならんだろう。
さて、どうしたもんか......。
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