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何とか中学校3年間分の勉強を終えたのが、9月の半ば。
夏休みに入ったそーちゃんが勉強を教えてくれると言うから、頼んだらサクサク進んだ。
成績のいい生徒だったことを思い出す。授業中は縮まっているからあまり勉強に積極的じゃないのかなってあの時は思っていたけど、なぜか嬉しくなさそうな顔で見せてくれた通知料はオールAだった記憶が。
顔よし頭よし中身よし。……あれ、そーちゃんにも天が三物与えてる……。天に二物すら与えてもらえなかったわたしは、諦めて努力することにした。
小春ノ高校では、入学はいつでもいいみたい。
ただ、既に出来上がっているグループの中に入る勇気があるのか。昔から友達作りに関してはとても自信のあるわたしなので、そこら辺は問題なかろうと判断して、10月に入学試験を受けることにした。
問題を見返して、反芻して頭に染み込ませる。その間も、ちょくちょく雨城さんに呼び出されて非常に鬱陶しかったけど、仕方ない。
何かと秋に人生の転機が訪れるわたしは、入学試験に無事合格。10月の半ばから、晴れて小春ノ高校の生徒になる。
制服の採寸で、体が小さすぎてオーダーメイドになったから少し時間がかかってしまうから、暫くは私服登校になりそう。
HPでも見た制服は、とっても可愛かった。白のシャツに、赤のネクタイ。スカートは赤のチェックで、よくある可愛い制服。
赤色だけど、ハッキリとした赤じゃなくて、少し暗めだからそこまで主張が強くないのもいい。
入学の日、制服がまだ出来上がっていないとのことで、私服で登校することに。
薄ピンクのブラウスに、黒のリボン。アイボリーのニットカーディガンを羽織って、スカートは白地に裾の方に花が散りばめられたフレアスカート。
色味が秋にしては明るすぎるかなと思ったけど、気にせず行くことにした。長い髪は、二つ結びにして。
初めて乗る電車は、戦場のよう。
人と人が押し合い、ぎゅうぎゅうに詰まって扉スレスレまで人が収まる。
人が集まるところは、あやかしモノが集まりやすい。ぶっちゃけ人よりあやかしの方がぎゅうぎゅうに詰まってて、見ているだけでげんなりする。
オシャレ杖をついているお陰か優先席に座れたけど、なだれ込んで来る人の数の多さにビックリした。
目的の駅に着いたのはいいけど、降りる人と電車に残る人でせめぎ合っていて、押しつぶされそうになりながら何とか電車から降りようとする。
扉から出ようとして、後ろから降りる人に押されて杖が足に絡まり、派手に転んだ。
踏まれるんじゃないかって勢いで降りてくる人や乗ってくる人の流れに目を回していると、突然抱き上げられる。そのまま運ばれ、口を開閉する以外に何も出来なかった。
ホームから出て、人気が落ち着いた場所で公園のベンチに降ろされる。
見上げると、抱き上げて救出(?)してくれたのは爽やかなイケメン高校生。制服を見て、同じ小春ノ高校の生徒だと気付く。
イケメンの後ろから駆け寄ってきた女子が、転んだ時に手から離した杖を持って渡してくれた。
「大丈夫? あたし消毒液とか持ってるから、手当してあげるよ。あと、これ杖ね」
「は、はい……」
大人しくされるがままになる。
膝は擦りむけて血が滲んでいたけど、幸いなことに怪我はその程度で済んだ。スカートに血がついていないことにホッとする。
ガーゼを貼ってもらって、立ち上がり砂埃を払って頭を下げる。
あとから追いついた女子を含めて、全員小春ノ高校の生徒。私一人制服を着ていないから分からないだろうから、名乗って学校名を伝えることにした。
「わたし、杠六花と言います。今日から小春ノ高校に通うんですけど、皆さんも小春ノ高校の人ですよね。よかったら着いて行っていいですか……?」
「えっ、君高校生……なんだ。ごめん、失礼だった。僕は構わないよ。と言うか、怪我した女の子は放っておけないからね。僕は田中樹、2年だから樹先輩って呼んでくれると嬉しいな」
「樹は女子なら誰でもいいからね~」
「わかる! 最低のぐず野郎だけと優しいよね」
後ろの先輩が何を話しているのかよく分からなかったけど、いいと言われたので着いていくことにした。
杖をついている割に、軽快な足取りで進むわたしを見て不思議そうな顔をしていたから、お飾りみたいなもので、と笑いながら話したら納得してくれた様子だった。
一年は2階、二年は3階と分かれているので、2階でお別れ。
ホームルーム前に滑り込みセーフだったようで、席についてすぐに先生が入ってきた。
ホームルームを終えて、授業に入る。比較的自分のペースで進められるのがありがたい。
今のわたしでは、高校1年の勉強も追いついていない。
ちょこちょこ先生に質問しながら、課題を進めていく。
シャーペンで問題を埋めていき、一息つく頃に1限目が終わっていた。
休憩時間、杖を机の傍らにかけているわたしの見て、他の生徒が友達同士小さな声で話しているのが見えた。
時々向けてくる視線は良いものとは言えない。ため息をついて、そーちゃんに連絡することにした。
携帯をポチポチ弄って、トーク画面を開く。
学校についたこと、勉強は難しいことを送る。
学校が終わる頃には、返事が来るかな。ぼんやりと考えて、残りの授業を受けた。
カツン、杖をついて3階へ上がる。ここはビル自体が学校になっているから、エレベーターもついている。だけど、階段があるなら使った方がいい。筋力はすぐに落ちてしまう。
イツキ先輩は2年生だから、3階の教室のどこかにいるだろうと思い教室を覗きながら廊下を歩いていると、大きな音が聞こえた。
何事かと思いそっと覗く。そこには、机や椅子を下敷きにして転んでいるイツキ先輩と、黒髪をオールバックにした何だか見覚えのある男子生徒。
「……そーちゃん?」
普段、そーちゃんは少し長めの黒髪を下ろしている。前髪はかきあげているけど、ここまでセットされている姿は見たことがない。
でも、すぐにわかった。そーちゃんは鋭い眼光でイツキ先輩を睨みつけていたけど、わたしの声に顔を上げる。視線が合った瞬間、大きく開いた目。
なぎ倒された椅子や机を軽々と飛び越え、逃げるように走っていく。待って、声を上げたけど、聞こえなかったようにそのまま姿が消える。
ぐちゃぐちゃの教室に残った生徒達からの視線が痛い。
イツキ先輩はよろよろと立ち上がり、口元に血を滲ませて苦笑いを浮かべながら近付いてくる。
そーちゃんしか視界に入っていなかったけど、イツキ先輩もかなりボロボロ。あちこち擦り傷があるし、今朝の爽やかな笑顔がない。
「あ、の……。イツキ先輩、保健室、行きましょう?」
消毒液の臭いが嫌、白で統一されたあの空間が苦手、保健室の先生が説教してくるから行きたくない等々。
小さな子供のような駄々をこねるイツキ先輩を半ば無理やり保健室へ引きずっていく。
最初こそいやいや言っていたイツキ先輩は、すぐに膝の怪我を心配してくれた。
大丈夫です、と答えながらもどうしてそーちゃんとイツキ先輩があんな派手な喧嘩をしていたのか、分からないまま頭の中で考える。
保健室、の文字を見て顔をしかめる姿を見て、思わず小さく笑ってしまう。
嫌だーと言いながらも大人しく連れてこられてくれたイツキ先輩に、保健室の先生がまたかと呆れを込めた視線を送る。
その視線を受け流し、椅子に座る。ため息をつきながら手当を始める先生を見ず、わたしに話しかけてくる。
「六花チャン、今から学校抜け出して遊びに行こうよ」
「え……ええと、サボるのは、よくないです」
「いいじゃん、今朝助けたお礼として考えてくれたら嬉しいなー」
さっきまで嫌だ嫌だ言っていた消毒液のついた綿をグリグリ当てられても顔色ひとつ変えないイツキ先輩に、唇を尖らせる。
そんな風に言われてしまったら、わたしが断りづらいことを知っていてわざとこういう言い方をするんだ。
案外意地の悪い人だなぁと思いつつも、サボるのも悪くないかなーなんて考える。
不意に手を引かれ、前のめりになった態勢のまま、耳元で囁かれる。
「そーちゃん、一緒に探してあげるよ」
「っ、わかり、ました。行きます」
「樹ー、後輩のこと弄ぶなよー」
「失礼だなぁ先生。僕はいつでも真剣ですよ」
そう言って笑うイツキ先輩の目は、笑っていなかった。
夏休みに入ったそーちゃんが勉強を教えてくれると言うから、頼んだらサクサク進んだ。
成績のいい生徒だったことを思い出す。授業中は縮まっているからあまり勉強に積極的じゃないのかなってあの時は思っていたけど、なぜか嬉しくなさそうな顔で見せてくれた通知料はオールAだった記憶が。
顔よし頭よし中身よし。……あれ、そーちゃんにも天が三物与えてる……。天に二物すら与えてもらえなかったわたしは、諦めて努力することにした。
小春ノ高校では、入学はいつでもいいみたい。
ただ、既に出来上がっているグループの中に入る勇気があるのか。昔から友達作りに関してはとても自信のあるわたしなので、そこら辺は問題なかろうと判断して、10月に入学試験を受けることにした。
問題を見返して、反芻して頭に染み込ませる。その間も、ちょくちょく雨城さんに呼び出されて非常に鬱陶しかったけど、仕方ない。
何かと秋に人生の転機が訪れるわたしは、入学試験に無事合格。10月の半ばから、晴れて小春ノ高校の生徒になる。
制服の採寸で、体が小さすぎてオーダーメイドになったから少し時間がかかってしまうから、暫くは私服登校になりそう。
HPでも見た制服は、とっても可愛かった。白のシャツに、赤のネクタイ。スカートは赤のチェックで、よくある可愛い制服。
赤色だけど、ハッキリとした赤じゃなくて、少し暗めだからそこまで主張が強くないのもいい。
入学の日、制服がまだ出来上がっていないとのことで、私服で登校することに。
薄ピンクのブラウスに、黒のリボン。アイボリーのニットカーディガンを羽織って、スカートは白地に裾の方に花が散りばめられたフレアスカート。
色味が秋にしては明るすぎるかなと思ったけど、気にせず行くことにした。長い髪は、二つ結びにして。
初めて乗る電車は、戦場のよう。
人と人が押し合い、ぎゅうぎゅうに詰まって扉スレスレまで人が収まる。
人が集まるところは、あやかしモノが集まりやすい。ぶっちゃけ人よりあやかしの方がぎゅうぎゅうに詰まってて、見ているだけでげんなりする。
オシャレ杖をついているお陰か優先席に座れたけど、なだれ込んで来る人の数の多さにビックリした。
目的の駅に着いたのはいいけど、降りる人と電車に残る人でせめぎ合っていて、押しつぶされそうになりながら何とか電車から降りようとする。
扉から出ようとして、後ろから降りる人に押されて杖が足に絡まり、派手に転んだ。
踏まれるんじゃないかって勢いで降りてくる人や乗ってくる人の流れに目を回していると、突然抱き上げられる。そのまま運ばれ、口を開閉する以外に何も出来なかった。
ホームから出て、人気が落ち着いた場所で公園のベンチに降ろされる。
見上げると、抱き上げて救出(?)してくれたのは爽やかなイケメン高校生。制服を見て、同じ小春ノ高校の生徒だと気付く。
イケメンの後ろから駆け寄ってきた女子が、転んだ時に手から離した杖を持って渡してくれた。
「大丈夫? あたし消毒液とか持ってるから、手当してあげるよ。あと、これ杖ね」
「は、はい……」
大人しくされるがままになる。
膝は擦りむけて血が滲んでいたけど、幸いなことに怪我はその程度で済んだ。スカートに血がついていないことにホッとする。
ガーゼを貼ってもらって、立ち上がり砂埃を払って頭を下げる。
あとから追いついた女子を含めて、全員小春ノ高校の生徒。私一人制服を着ていないから分からないだろうから、名乗って学校名を伝えることにした。
「わたし、杠六花と言います。今日から小春ノ高校に通うんですけど、皆さんも小春ノ高校の人ですよね。よかったら着いて行っていいですか……?」
「えっ、君高校生……なんだ。ごめん、失礼だった。僕は構わないよ。と言うか、怪我した女の子は放っておけないからね。僕は田中樹、2年だから樹先輩って呼んでくれると嬉しいな」
「樹は女子なら誰でもいいからね~」
「わかる! 最低のぐず野郎だけと優しいよね」
後ろの先輩が何を話しているのかよく分からなかったけど、いいと言われたので着いていくことにした。
杖をついている割に、軽快な足取りで進むわたしを見て不思議そうな顔をしていたから、お飾りみたいなもので、と笑いながら話したら納得してくれた様子だった。
一年は2階、二年は3階と分かれているので、2階でお別れ。
ホームルーム前に滑り込みセーフだったようで、席についてすぐに先生が入ってきた。
ホームルームを終えて、授業に入る。比較的自分のペースで進められるのがありがたい。
今のわたしでは、高校1年の勉強も追いついていない。
ちょこちょこ先生に質問しながら、課題を進めていく。
シャーペンで問題を埋めていき、一息つく頃に1限目が終わっていた。
休憩時間、杖を机の傍らにかけているわたしの見て、他の生徒が友達同士小さな声で話しているのが見えた。
時々向けてくる視線は良いものとは言えない。ため息をついて、そーちゃんに連絡することにした。
携帯をポチポチ弄って、トーク画面を開く。
学校についたこと、勉強は難しいことを送る。
学校が終わる頃には、返事が来るかな。ぼんやりと考えて、残りの授業を受けた。
カツン、杖をついて3階へ上がる。ここはビル自体が学校になっているから、エレベーターもついている。だけど、階段があるなら使った方がいい。筋力はすぐに落ちてしまう。
イツキ先輩は2年生だから、3階の教室のどこかにいるだろうと思い教室を覗きながら廊下を歩いていると、大きな音が聞こえた。
何事かと思いそっと覗く。そこには、机や椅子を下敷きにして転んでいるイツキ先輩と、黒髪をオールバックにした何だか見覚えのある男子生徒。
「……そーちゃん?」
普段、そーちゃんは少し長めの黒髪を下ろしている。前髪はかきあげているけど、ここまでセットされている姿は見たことがない。
でも、すぐにわかった。そーちゃんは鋭い眼光でイツキ先輩を睨みつけていたけど、わたしの声に顔を上げる。視線が合った瞬間、大きく開いた目。
なぎ倒された椅子や机を軽々と飛び越え、逃げるように走っていく。待って、声を上げたけど、聞こえなかったようにそのまま姿が消える。
ぐちゃぐちゃの教室に残った生徒達からの視線が痛い。
イツキ先輩はよろよろと立ち上がり、口元に血を滲ませて苦笑いを浮かべながら近付いてくる。
そーちゃんしか視界に入っていなかったけど、イツキ先輩もかなりボロボロ。あちこち擦り傷があるし、今朝の爽やかな笑顔がない。
「あ、の……。イツキ先輩、保健室、行きましょう?」
消毒液の臭いが嫌、白で統一されたあの空間が苦手、保健室の先生が説教してくるから行きたくない等々。
小さな子供のような駄々をこねるイツキ先輩を半ば無理やり保健室へ引きずっていく。
最初こそいやいや言っていたイツキ先輩は、すぐに膝の怪我を心配してくれた。
大丈夫です、と答えながらもどうしてそーちゃんとイツキ先輩があんな派手な喧嘩をしていたのか、分からないまま頭の中で考える。
保健室、の文字を見て顔をしかめる姿を見て、思わず小さく笑ってしまう。
嫌だーと言いながらも大人しく連れてこられてくれたイツキ先輩に、保健室の先生がまたかと呆れを込めた視線を送る。
その視線を受け流し、椅子に座る。ため息をつきながら手当を始める先生を見ず、わたしに話しかけてくる。
「六花チャン、今から学校抜け出して遊びに行こうよ」
「え……ええと、サボるのは、よくないです」
「いいじゃん、今朝助けたお礼として考えてくれたら嬉しいなー」
さっきまで嫌だ嫌だ言っていた消毒液のついた綿をグリグリ当てられても顔色ひとつ変えないイツキ先輩に、唇を尖らせる。
そんな風に言われてしまったら、わたしが断りづらいことを知っていてわざとこういう言い方をするんだ。
案外意地の悪い人だなぁと思いつつも、サボるのも悪くないかなーなんて考える。
不意に手を引かれ、前のめりになった態勢のまま、耳元で囁かれる。
「そーちゃん、一緒に探してあげるよ」
「っ、わかり、ました。行きます」
「樹ー、後輩のこと弄ぶなよー」
「失礼だなぁ先生。僕はいつでも真剣ですよ」
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