ええ、王子にこっぴどくフラれたのは私ですが、何か？

王子様と婚約

ここはアギレラ王国

この国の王様アレキサンダー.アギレラには３人の王女と1人の王子がいました

王妃様のソニアとの間に出来たのは王女３人
側姫のマノンとの間に出来たのは王子1人

王妃は男の子を産めなかったので、惻妃が城に迎えられ、マーカス王子を産んだのです

王子が生まれ国中がお祝いムードになりまた　みんなが喜びましたが王子を産んだのは側姫、元侯爵家の令嬢とはいえ王妃の生家の公爵家と比べると、力はなくマーカス王子には後ろ立てが必要でした

マーカスが8歳になり王太子にするには、このままでは弱く先行きが心配です

王妃の生家の公爵家は王妃の弟が公爵を継いでいて、幸いな事にマーカスと同い年の娘がいる、国王は思い付きました、

この公爵の娘とマーカス王子を婚約させれば先に行って王妃の血筋を残せると、王妃に相談したのでした。
王妃も姪がマーカス王子と一緒になるのならば、と少なからずも感じていた憤りを無くす事ができたのです


そして、公爵家の令嬢アナスタシアは王子様と婚約したのでした。


「王子様」その響きにアナスタシアは夢み心地でした、王子様とはきっと物語に出てくる見たいに、素敵なんでしょうね
初めて会えるお茶会の日を指折り数えて、楽しみにしていた。



アナスタシアの一族は皆んな金髪碧眼で美しい顔立ちで有名な　バルトロメオ公爵家
王妃も金髪碧眼　
国王は金髪緑眼で王妃との間に生まれた３人の娘は金髪緑眼で国王にそっくりな顔だち、美しい娘達だが王妃の美しさを受け継げば　更に美しかったであろう

側姫を母に持つマーカスは金髪に茶色い瞳で顔立ちも母に似ている、
国王は側姫も大事にしているのでマーカスは皆んなから甘やかされて育ちました


マーカスは8歳になり婚約者が決まっても相手に対して思うことは特に無く，自分と結婚できるのだから美しくて当たり前だろうと考えていました。


そして、お茶会の日を迎えたのです