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しおりを挟むここまでにバーグ侯爵家はかなり出資していて、最初の出資も水害後の復興の為だった
クリスティアーノ領地のワインは貴族達お気に入りで人気があった 無くなってしまうのは惜しいと力になったのだ
その時のダメージでも今回ほどひどい物ではなかった
こう天気に左右されると、支援とは別に娘の婚約は白紙に戻した方が良いのではと父親としては娘に苦労はさせたく無い、そう思いセレスに言ったものの娘に泣きながら逆に説得されてしまう、
「領地の危機だからこそ、私の存在が力になれる筈です!」
娘に甘いバーグ侯爵はセレスがそんなに好きならばとあきらめ
「困ったらいつでも帰ってきなさい」
セレスも父の言葉を優しさと受け止めて涙ながらに父に抱きついた。
結婚してからはクリスティアーノ家の領地で過ごした
セレスには小さい頃から不思議な力があった
セレスの周りの植物はよく育ち、いつも綺麗な花が咲くのだ、何故かは分からないがとにかく花が咲き乱れ美味しい果物が実る
だからセレスは植物はそんな物と思っていた バーグ侯爵家の庭園は素晴らしいと評判だった
何故かは分からないが私の周りでは植物はキラキラしていた そんなキラキラがセレスは大好きだった
だから大丈夫!何の根拠もないが自信だけは持っていた。
でも、誰も気がついていない だってセレスはそこに居るだけで何をするわけでも無かったから
世間ではバーグ侯爵家の庭師の腕が評価されていた。
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