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終わっちゃうの?私達

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アメリアはここ最近モヤモヤしていた、原因は分かっている、リアム不足なのだ

「はぁ・・」

「どうしたの?なんだか浮かない顔をしてるけど・・何かあった?」

「お母様・・ なんだか最近リアムが忙しいようで、少し寂しいなぁって、思っていて・・」

「あら、仕方がないわね、忙しいくらいで婚約者をそんな気持ちにさせるなんて、リアムもたいした男じゃないわね?
もしそれが続くようなら私に言いなさい、婚約は解消してもいいから、もう年頃なんだから、さっさと次を探さないといい物件がなくなっちゃうわよ!」

「物件って・・・」

そうだった、お母様は何事も後手に回るのを嫌う人だった・先手必勝が座右の銘と言ってたわね、 でもそれはもっともだと思った 時間は有限だ あっという間に過ぎてしまう
 
「そうですね、一度話し会ってみて決めようと思います」

「そうね、そうしなさいリアムだけが男じゃないわよ~」
と言うだけ言って、去って行った。


「そんな風に言うなら、赤ちゃんのうちに婚約者を決めるなんてしないで欲しかったわ・・」 


1人呟くアメリアだった






次の朝、リアムの教室の前で待っていると、リアムが来るのが見えた、久しぶりに会うからか、なんだかよそよそしく見える、

「リアム、話しがあるのだけど近いうちに時間を作ってほしいの、学校が終わってから家で話しがあるの」

「えっ?何の話?」

「ここでは話せないわ」

「ああ、悪い  そうだよな、今日帰ったら行くよ大丈夫か?」

「ええ、お願い、じゃあまたね」


なんだか,小さい頃からあんなに一緒にいたのにひと月会う時間が減ったとたん、他人になったみたい・・・他人なんだけどね・・・





教室に入り,席についたリアムはどきどきしていた アメリアいったいなんの話をするんだろう?あー情けない、ちゃんと俺の気持ちも話して,思っていることを伝えないと・・・


授業も終わり、これから家に帰ってからアメリアの家に行かないとそう考えて馬車に乗ろうとすると、ミアが声をかけて来た、

「リアム~!待って~!」

「ミアどうした?」

「今から帰るんでしょう?」

「ああ」

「だったら、帰りにカフェに寄っていかない?」

「いや、やめておくよ今日は用事が、あるんだ」

「もしかして、アメリアと?」

「ああ、まぁね」

「あら、そうそう 頼まれてたんだわ、アメリアも他の用事が出来て行けなくなったみたいよ」

「・・・・へぇ、なったんだ」

「そ、そうよ?だからなんなら代わりにリアムと一緒にってお願いされていたのよ!」

「一緒にって?本当に?」 

「そうよ!本当よ!」

「じゃあ、一緒に行こうか?」 

「ええ、いいの?」

「ああ、この後すぐ行くけど?」

「どこに行くの?」

「アメリアがなった、アメリアの家だよ」

「・・・えっ」

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