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16. たくさんの甘さを

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ちゅ・・っちゅ・・・


微かに聴こえる水音で目が覚める。ゆっくりと瞼を開けると、目の前に水色の長い睫毛が見える。


「・・んんっ!?」


どうやら口づけられているようで、さっきから聞こえる音はこの音のようだ。

私が覚醒したことに気付いたのか、ようやく唇が離される。


「りっちゃん、おはよう」


周りを見渡してみれば、すっかり朝になっているらしい。
服を着ていないカミルがこちらを向いている。


「あ・・カミル・・」

毎日襲われてもう限界だ。

「もう少し頑張ろうね、りっちゃん、そしたら休ませてあげる」


そう言って、また執拗に口を塞がれる。
括られていた腕も今は自由になっているが、体に力が入らなくて動けない。


「もう・・もうやなの・・」

すると私の口内を舐め回していたカミルが問う。

「なにがやなの?」


休みたい・・そう言おうとしたら、知らぬ間に涙が落ちた。


「ああ・・かわいいりっちゃん・・泣いてるの?」


そう言って、涙をカミルが舐めとっていく。


「そんなかわいい顔で泣いたら、止まらなくなっちゃうよ?」
「もう休みたい・・」


すると、カミルの両手が、私の胸をそっと撫でる。


「ん・・っ」
「でもりっちゃん、こんなに敏感になってる・・」

そう言って、触るか触らないかの強さで、乳首の周りに触れている。


「はぁん・・・」
「ほら、乳首も出てきちゃったよ」
「やぁ・・」
「やじゃないの。乳首舐めてくださいって言って」
「・・・っ」
「そうしたら舐めてあげる。ビンビンになった乳首をゆっくりと舐めてあげるよ?舌で突いて、乳首の真ん中を舌で何度もピストンしてあげるよ」


先ほどから乳首の周りに触れているカミルの手が焦れったい。
頭がぐずぐずでよくわからなくて、カミルの言うとおりに口に出してしまった。


「ち・・乳首舐めてください・・」
「ん、どんな風に?」
「あ・・い、いっぱい舐めて・・?」
「ふふっ、かーわいいりっちゃん、いっぱいぺろぺろしてあげる」


カミルがふっと笑って、そして乳首に濡れたものが這いまわる。


「・・っ、りっちゃんの乳首こりっこり・・」


ぺろぺろと乳首をあちこちに転がされて、そのたびにお腹の奥にまで快感が走る。もう一つのほうも指でころころと転がされている。


周りから転がされていたのが、今度は乳首に舌を押し付けてぐりぐりと押しつぶされる。
強い刺激に、秘部が熱くなってきた。


「や・・カミル・・それだめ・・っ」
「こりこり乳首を潰しちゃだめなの?どうして欲しいの?」


顔を離されると、刺激を求めて体が疼いてしまう。


「・・・あ・・」
「ん?」


催促するようなカミルの顔を見て、刺激を求めて口が勝手に開いてしまった。


「す・・吸ってほしいの・・」
「ビンビンの勃起乳首吸ってほしいの?」
「ん、そうなの・・びんびんの・・勃起乳首吸ってぇ・・っ」
「ああ、そんなにかわいいと、全部食べちゃうよ?」


今度は反対側の乳首をちゅうちゅっと吸われる。
再び与えられた強い刺激に漏れ出す声が止まらない。


ちゅううううっちゅっ・・

「ああ、おいしーこりこり乳首」


そう言って、両方の胸の先を、満遍なく睡液で濡らしながら強く吸っていく。
時々たっぷりと舌を絡めながら乳首を扱くから、部屋中にちゅくちゅくと音が響いている。


「・・音立てて吸わないで・・っ」
「もっと、ちゅくちゅく吸って欲しいの?」
「や・・ちがう・・っ」


更に舌を絡ませながら乳首を吸われて、快感が膨れ上がってしまう。


ぢゅっぢゅうううううっ!!

「あっあああああっ!」
「ふふ、どっちの乳首も真っ赤になって腫れちゃった」


しつこくしつこく胸の先を弄られて、ようやく解放された時には、胸の先が腫れて熱くなってしまった。
すると、指で両方の乳首をぴんっぴんっと弾いてくる。


「や・・あっ・・あんっ!」
「ぴくぴくして、かわいー」


しばらく弾いて遊ばれていると、乳首からの刺激が響く秘部が切なくなってきた。


「かみる・・」

ああ、ぼーっとしている頭のせいでまた瞳が潤ってくる。


「ふふ、また泣いてるの?うん、どうしたの?」


可愛い顔を近づけて聞いてくる。


「ここも触ってほしい・・」


カミルの手を握って、私の秘部に近づける。普段じゃ絶対しないようなことをしている自覚はあるけど、気持ちよくなりたくてしょうがない。


「りっちゃん・・」


少し驚いてから、カミルは蕩けるような笑顔を浮かべる。
そうか、ここまで快楽漬けにすれば・・という声が聞こえたような聞こえないような。
そこを触って欲しくて、自分の手で秘豆を触る。


「はぁん・・ここ・・」


すっかり大きくなった秘豆を指で感じながら、そこを撫でると、気持ちが良くて夢中になる。

「りっちゃん、もう少し足を開いて」


言われた通り、立てた足を開けば、その間から、目元を真っ赤にしたカミルが食い入るように見つめている。その強い視線に気持ち良くなってきてしまう。


「あん・・カミル・・もっと見て・・?」


カミルを見つめながら言うと、目線があって、ふいっと逸らされた。
鼻血出そう、とかなんとか呟いている。


「気持ちいいの、りっちゃん?」

こちらに視線を戻したカミルに聞かれる。


「カミル・・気持ちいいよぉ・・」
「恥ずかしいおまんこ見てもらって、気持ちいいの?」
「ん・・・っっ」


「もっとこっちを見て」


そう言われてカミルをじっと見る。


「いつもそうやってオナニーしてるの?」
「し・・してないもんっ」
「ほんと?僕がいない時は?」
「・・あ・・・」
「してるんだ。オナニー好き?」
「・・・・っ」
「ほら、ちゃんと言って」


「お・・オナニー・・好き・・・」
「いつもどんなオナニーしてるの?」
「・・ここ・・を・・撫でて・・」
「クリちゃん?おっきくなっちゃったね」
「ん・・クリちゃん・・」


「そうだね、硬くてこりこりだね。いつも勃起クリちゃんを濡らして、指で擦ってるの?」
「・・うん・・勃起クリちゃんを・・カミルを思い浮かべながらするの・・」
「僕を思い浮かべながら・・」


頬を真っ赤にして、カミルが喜んでいる。


「オナニー、手伝ってあげるね」


そうして、私の秘部に口を付けてくる。


ぢゅちゅううううううっ!

「ああああああんっ!」


たっぶりと濡れたそこの蜜を根こそぎ飲み干すように、思い切り吸われる。


ぢゅっぢゅるるるっ!

「やだぁ・・音立てないで・・っ!」
「んぢゅっぢゅっ、りっちゃんがまんこ、ぐちゅぐちゅにするのがいけないんだよ。ほら、指を止めたらだめ。
勃起クリちゃん撫でてて」


そう言って、顔を埋めてそこにしゃぶりつく。


「んぐっ、とろとろまんこすご・・。オナニー気持ちいい?」
「やだぁ・・・っ」
「自分でクリちゃん擦って、まんこから涎垂らして・・かわいい・・」


ぢゅるぢゅると吸われ、穴の中に舌を差し入れられて刺激されて、秘豆の刺激と共に、どんどん快感が駆け上がってくる。


「んっ、まんこひくひくしてるね。もうイっちゃうかな?」
「あっやだあああああっ!」
「きつく吸ってあげるから、イっていいよ」


んぢゅるっぢゅうううううううっ!!

「ああああああっ!」


思い切りそこを吸われて、あっという間に絶頂に達してしまう。
体がびくびくと震えるのが止められない。

しかし、ここ何日かの猛攻を受け、体は疲れているけど、まだもの足りない・・。


「かみる・・」

彼を見つめれば、優しい表情の瞳の奥にぎらぎらした光が見える。

「ん?」

でも、そのままではカミルが動いてくれない。


「あの・・ここに・・」
「うん?ここってどこ?」
「うう・・お・・おまんこに・・」
「うん」
「それ・・」


カミルの中心には、硬い硬い棒がそそり立っている。

「どれ?」


カミルはそう言って、その硬いものをくちゅくちゅ音を立てながら、自らゆっくり扱いている。先から透明なものが垂れていて、それを見てごくりと喉が鳴ってしまった。

その私の表情を見て、カミルは笑い声を零す。


「ちんぽが欲しくなっちゃったのかな?」

壮絶な色気を垂れ流しながら、こちらを向いている。


「ああ・・おちんぽ・・欲しいの」
「うん」
「おちんぽ・・くちゅくちゅのここにちょうだい・・?」


頭がぼーっとしたまま、カミルを見つめて秘部を開いて見せれば、くちゅっと音が鳴った。

「ああ、りっちゃんっ!!」

ごくりと喉を鳴らしたカミルが、目を潤ませながら、飛び掛かってくる。


ずぢゅっ!!

「ああああああんんんんっ!!」
「・・・はぁっ」


硬く硬く尖った肉棒が、狭い中を一気に開いてくる。

「あっ・・あっ・・・」


衝撃で体が震えてしまうが、肉棒を更に一気に引き抜かれ、出し入れが始まる。


ずっずぼずぼずぼっ!

「あああああああっ!」
「あああっ、りっちゃんりっちゃん・・っ!」


その快感に悲鳴が出てしまう私をそのままに、カミルは猛然と腰を振っている。何度も擦られる中の刺激に、頭がおかしくなりそうだ。

気持ちが良くて、後から後から涙が出て来る。


ずっずっずっずちゅっ!

「はぁっあああああっ!」
「りっちゃん、気持ちいいのっ?いいっ?」
「あああああっいいの・・もっとずぼずぼしてぇっ!」
「・・くっ・・かわいいよりっちゃんっ!」


感極まった様子で、カミルが獣のように腰を振ってくる。悲鳴が止まらなくて、涙も止まらない。


「かわいい・・もっともっと泣いて・・!」

そう言って、両足を抱えられ、体重を掛けられて、秘部を荒らされる。


ずっずっずちゅっずっずっ!!

「あああああっ!やだぁ壊れちゃうっ・・!」
「壊れるの?どうして・・っ?」
「ああああっ、カミルのおちんぽで壊れちゃう・・っ!」
「いいよ・・壊れてりっちゃん・・っ!」


激しく中を荒らされて、それが気持ち良くて気持ち良くて、中をぎゅうぎゅう締めてしまう。


パンパンパンパンパンパンパンッ!

「あああああああいやっいやっ!」
「くっ、絞られて・・りっちゃんイくよ・・っ」


感じる奥のポイントを激しく突かれ、達してしまう。


パンパンパンパンパンパンパンッ!

「ああああああっっ!!」
「・・・・っ!」


白い風船が弾け飛んで、一気に力が抜ける。中の肉棒がびくびくと震えている。


「あっ・・あっ・・」
「りっちゃん、気持ちいー・・ちんぽミルク搾り取られてる・・」


すっかり涙で濡れてしまった頬を舐めた後、口づけされる。


「うう、しょっぱい・・」
「りっちゃんの泣き顔、すごくかわいかったよ」


満面の笑みを浮かべて、しつこく唇を吸われる。

「もう・・やす・・・む・・・」

疲れて疲れて、そのまま沈むように眠ってしまう。


「ふふ、ふにゃふにゃりっちゃん、かわいかったなぁ・・」


眠った私に口づけながら、カミルは蕩けた顔をしていた。




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