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来訪者続々
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翌朝、朝7時から始まる田中家の朝食を3階のキッチンダイニングで食べた。
父親の一狼、長姉の弥生が不在の中、家族達と朝食を食べてると、インターホンが鳴り、愛が応対すると不作法な客がキッチンダイニングまでやってきた。
「青夜様、お迎えに上がりました。二千院に帰りましょう」
と声を掛けてきたのは母方の二千院家に仕える執事の長門彰だった。
身長182センチ。30代の総髪のオールバック。常時サングラスを掛けてるが眼を負傷してる訳でも異能が魔眼な訳でもない。美学なだけだった。容姿は秀麗だ。
「彰さん、見て分からない?」
「何がです?」
「美人な家族に囲まれた生活をオレは今、満喫してるんだよ。二千院なんかに行く訳ないじゃん」
「昨夜東条院宗家が落ち、緊急事態です。そのようなわがまま・・・・・・」
「緊急事態なんかじゃないさ」
青夜が遮るように、
「使いっぱしりの彰さんごときが来てる時点で。でしょ?」
「・・・あのですね。私は当主様より青夜様がゴネたら実力を行使してでも連れて来いと・・・」
パチンッと青夜が指を鳴らすと、
「帰りますね。当主様がゴチャゴチャ言ったらちゃんと『うるさい、タコ入道。青夜様に今更親族面して干渉するな。もう一度言うぞ、タコ入道』と言っておきますのでご安心下さい。では失礼します」
と言って出口に向かおうとした時、
「ぬああああああっ!」
との気合と共に、
「何操って・・・」
何か言おうとしたが、
「失礼しました。では朝食をお楽しみ下さい」
そう言って帰っていった。
「青夜君が操ったのよね?」
愛が質問する中、
「まさか、ママ。無能なオレが操れる訳ないでしょ」
青夜はもちろん、しれっと否定したが、
「私達には使わないでね」
「使わないよ。まあ、何かもう葉月さんとアンは誰かに操られてるっぼいけど」
「そうなの? そんな風には見えないけど」
青夜の指摘で愛がマジマジと2人を見て言う中、
「えっ、操られてるよね? 不自然なくらい初対面からオレに好意的なんだから」
「2人が好意的なのは青夜君にメロメロだからでしょ? ってか、本当に田中家に来た時が初対面なの? 2人とも昔から青夜君の事、知ってるっぽいわよ」
「えっ? そうなの?」
と青夜はマジマジと2人を見て、
「でもオレ、金髪の外人に知り合いなんて・・・待てよ、確か。あっ」
まずは右眼を挟んだ横Vサインをするアンに気付き、続いて葉月を見て、
「葉月さんとはオレ、どこで会ったの?」
「中国の異能マフィアと戦争中に助けられただけよ」
その情報では思い出せなかった青夜が、
「もう少しヒントがないと・・・・・・」
「3日前に弟の車列を襲ったとかそんな事を言ってたような・・・後、記憶を消されてたわ。愛さんが戻してくれた去年まで」
「・・・もしかして黒髪ツインテールに大きな赤リボンの赤ゴスロリの?」
「言わないでよ、それ。黒歴史なんだから」
と黒歴史を暴露された葉月が喚く中、
「何、それ、葉月さん?」
「そうなの? 写真とかないの?」
初耳だった愛とアンジェリカが面白がって葉月に追及したのだった。
その日は朝10時にも訪問客があった。
4階の青夜の部屋に通されたのは白鳳院本家の名代で当主代理の白鳳院枢だった。
枢は18歳で男。身長185センチ。黒髪ロングで、容姿は美麗で通る。身体の線は細く、武闘派には見えない。恰好は白の詰襟服だった。学生服ではない。白鳳院の正装だ。
枢は白鳳院大学に今年から通う新1年生だった。
「これは、白鳳院の当主代理様自ら」
「お義兄さんとはもう呼ばないんだな、青夜?」
「婚約は白紙になりましたからね」
「では、オレの家来になれ」
「なりませんよ」
「なら、五分の義兄弟の杯だ。それならいいだろ?」
「申し訳ありません、当主代理様。既に義兄弟の杯は交わしておりまして」
「それは初耳だな。誰とだ?」
「言う訳ないじゃないですか」
「・・・ふむ。やっぱり妹と再婚約して貰うしかないか」
物騒な事を言われて、
「絶対に嫌ですから。向こうもオレを嫌ってますし」
「青夜がそう仕向けたんだろうが。まあいい。白鳳院の屋敷に来い」
「絶対に嫌ですね。オレはこの家で16歳の誕生日を迎えるんですから」
「誰の助言だ、それ?」
「言う訳ないじゃないですか」
「ふむ。まあ、良かろう。東条院の宗家屋敷の情報は聞いてるか?」
「呪詛塗れで宗家屋敷に居た全員が呪詛を喰らったとか?」
昨日は『当主生誕の儀』だった。
夕食を終えた後も東条院の血族連中は帰らずに宴に参加する。
あの邪気の高まりが起こったのは夜9時32分。
つまりは血族の大人達はまだ帰っておらず全員が『呪詛を喰らった』って事になった。
「ついでに言えばもう助からない」
それは初耳だ。
同時に東条院一族は次の代が育つまで没落を意味した。
「ん? オレの弟と妹は無事ですよね?」
「いや、宗家筋は他家に養子に出された青夜だけが運良く難を逃れただけで、他は全滅だ。そう廃嫡になった青夜だけが、運良くな。知ってたのか?」
「まさか。『16歳になるまでに家を出ろ』とだけですよ」
「政略結婚で無理矢理、東条院に嫁がされた青夜の母親の貴子なら青夜以外は助けないか」
「何の事だか」
そう青夜はとぼけ、その後も情報交換をして枢が帰ると同時に、入れ違いで別の来訪があった。
正確には白鳳院の来訪時に到着してたが、相手が相手だったので待たされた格好だったが。
次に来たのは東条院の分家頭の藤名家の青夜が見た事もないような下っ端の使い走りだった。
藤名家へ足を運ぶよう言われたがちゃんと説得して帰した。
他にも分家筋の久遠寺、鵜殿、綾波らの使用人が呼びにきたが全員帰したのだった。
父親の一狼、長姉の弥生が不在の中、家族達と朝食を食べてると、インターホンが鳴り、愛が応対すると不作法な客がキッチンダイニングまでやってきた。
「青夜様、お迎えに上がりました。二千院に帰りましょう」
と声を掛けてきたのは母方の二千院家に仕える執事の長門彰だった。
身長182センチ。30代の総髪のオールバック。常時サングラスを掛けてるが眼を負傷してる訳でも異能が魔眼な訳でもない。美学なだけだった。容姿は秀麗だ。
「彰さん、見て分からない?」
「何がです?」
「美人な家族に囲まれた生活をオレは今、満喫してるんだよ。二千院なんかに行く訳ないじゃん」
「昨夜東条院宗家が落ち、緊急事態です。そのようなわがまま・・・・・・」
「緊急事態なんかじゃないさ」
青夜が遮るように、
「使いっぱしりの彰さんごときが来てる時点で。でしょ?」
「・・・あのですね。私は当主様より青夜様がゴネたら実力を行使してでも連れて来いと・・・」
パチンッと青夜が指を鳴らすと、
「帰りますね。当主様がゴチャゴチャ言ったらちゃんと『うるさい、タコ入道。青夜様に今更親族面して干渉するな。もう一度言うぞ、タコ入道』と言っておきますのでご安心下さい。では失礼します」
と言って出口に向かおうとした時、
「ぬああああああっ!」
との気合と共に、
「何操って・・・」
何か言おうとしたが、
「失礼しました。では朝食をお楽しみ下さい」
そう言って帰っていった。
「青夜君が操ったのよね?」
愛が質問する中、
「まさか、ママ。無能なオレが操れる訳ないでしょ」
青夜はもちろん、しれっと否定したが、
「私達には使わないでね」
「使わないよ。まあ、何かもう葉月さんとアンは誰かに操られてるっぼいけど」
「そうなの? そんな風には見えないけど」
青夜の指摘で愛がマジマジと2人を見て言う中、
「えっ、操られてるよね? 不自然なくらい初対面からオレに好意的なんだから」
「2人が好意的なのは青夜君にメロメロだからでしょ? ってか、本当に田中家に来た時が初対面なの? 2人とも昔から青夜君の事、知ってるっぽいわよ」
「えっ? そうなの?」
と青夜はマジマジと2人を見て、
「でもオレ、金髪の外人に知り合いなんて・・・待てよ、確か。あっ」
まずは右眼を挟んだ横Vサインをするアンに気付き、続いて葉月を見て、
「葉月さんとはオレ、どこで会ったの?」
「中国の異能マフィアと戦争中に助けられただけよ」
その情報では思い出せなかった青夜が、
「もう少しヒントがないと・・・・・・」
「3日前に弟の車列を襲ったとかそんな事を言ってたような・・・後、記憶を消されてたわ。愛さんが戻してくれた去年まで」
「・・・もしかして黒髪ツインテールに大きな赤リボンの赤ゴスロリの?」
「言わないでよ、それ。黒歴史なんだから」
と黒歴史を暴露された葉月が喚く中、
「何、それ、葉月さん?」
「そうなの? 写真とかないの?」
初耳だった愛とアンジェリカが面白がって葉月に追及したのだった。
その日は朝10時にも訪問客があった。
4階の青夜の部屋に通されたのは白鳳院本家の名代で当主代理の白鳳院枢だった。
枢は18歳で男。身長185センチ。黒髪ロングで、容姿は美麗で通る。身体の線は細く、武闘派には見えない。恰好は白の詰襟服だった。学生服ではない。白鳳院の正装だ。
枢は白鳳院大学に今年から通う新1年生だった。
「これは、白鳳院の当主代理様自ら」
「お義兄さんとはもう呼ばないんだな、青夜?」
「婚約は白紙になりましたからね」
「では、オレの家来になれ」
「なりませんよ」
「なら、五分の義兄弟の杯だ。それならいいだろ?」
「申し訳ありません、当主代理様。既に義兄弟の杯は交わしておりまして」
「それは初耳だな。誰とだ?」
「言う訳ないじゃないですか」
「・・・ふむ。やっぱり妹と再婚約して貰うしかないか」
物騒な事を言われて、
「絶対に嫌ですから。向こうもオレを嫌ってますし」
「青夜がそう仕向けたんだろうが。まあいい。白鳳院の屋敷に来い」
「絶対に嫌ですね。オレはこの家で16歳の誕生日を迎えるんですから」
「誰の助言だ、それ?」
「言う訳ないじゃないですか」
「ふむ。まあ、良かろう。東条院の宗家屋敷の情報は聞いてるか?」
「呪詛塗れで宗家屋敷に居た全員が呪詛を喰らったとか?」
昨日は『当主生誕の儀』だった。
夕食を終えた後も東条院の血族連中は帰らずに宴に参加する。
あの邪気の高まりが起こったのは夜9時32分。
つまりは血族の大人達はまだ帰っておらず全員が『呪詛を喰らった』って事になった。
「ついでに言えばもう助からない」
それは初耳だ。
同時に東条院一族は次の代が育つまで没落を意味した。
「ん? オレの弟と妹は無事ですよね?」
「いや、宗家筋は他家に養子に出された青夜だけが運良く難を逃れただけで、他は全滅だ。そう廃嫡になった青夜だけが、運良くな。知ってたのか?」
「まさか。『16歳になるまでに家を出ろ』とだけですよ」
「政略結婚で無理矢理、東条院に嫁がされた青夜の母親の貴子なら青夜以外は助けないか」
「何の事だか」
そう青夜はとぼけ、その後も情報交換をして枢が帰ると同時に、入れ違いで別の来訪があった。
正確には白鳳院の来訪時に到着してたが、相手が相手だったので待たされた格好だったが。
次に来たのは東条院の分家頭の藤名家の青夜が見た事もないような下っ端の使い走りだった。
藤名家へ足を運ぶよう言われたがちゃんと説得して帰した。
他にも分家筋の久遠寺、鵜殿、綾波らの使用人が呼びにきたが全員帰したのだった。
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