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後ろ盾
トルオン、ズッコケて隠し金庫部屋を発見する
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帝都アースレナのルーヴァの屋敷にトルオンは初めて泊まる事になった訳だが。
その夜、トルオンは就寝前に身体を清めるべく浴場へと移動していると、1階の廊下を歩いている際に、
「のわっ!」
速攻でズルッとズッコケた。
今回は普段のズッコケとは一味違う。
人呼んで『おっとっと』ヴァージョンだ。
これはトルオンを特定の場所へと誘導する為のズッコケで10メートル以上移動した事も過去にはある。
今回は右足だけで5歩進み、壁に手を付くと、壁に魔法陣が浮かんでトルオンはそのまま壁に吸い込まれていったのだった。
案内係の30代のメイドが、
「ここが浴場に・・・・・・」
とトルオンに振り返った時には、トルオンは廊下には居なかった。
壁に吸い込まれたトルオンはそのまま隠し階段を進んだ。
正確には『おっとっと』から壁の中の隠し階段をズッコケて落ちたのだが。
階段から落ちて正直痛かった。
種族が四半神だろうと、強くなろうと、痛いのは変わらないのだ。
「イテテテ・・・何だ?」
トルオンが落ちた眼の前にはどう見ても魔石が散りばめられた魔物素材の頑丈そうな扉があったが、その扉はトルオンが階段を落ちた際の衝撃で錠が外れてうっすらと開いていた。
「何があるのかなぁ~?」
と覗くと、そこには部屋一杯に金塊がビッシリと敷き詰められていた。
不良兵士を操って稼いだ前の屋敷の持ち主の隠し財産のようだった。
「ええっと、これってルーヴァの・・・じゃないよな?」
一瞬思案したトルオンは、そのままアイテムボックスに金塊2000個弱を入れたのだった。
そして、御機嫌で隠し通路から出た時に廊下でミーラミラーゼが、
「トルオン様、どこへ行っておられたのですか? メイド達が探していましたよ」
と質問したので、
「ごめんごめん、隠し通路を見つけて金庫から金塊を押収しててな」
「そんなのがあったんですか?」
「ああ、ルーヴァにも教えないとな」
「なら早く入浴を済ませて下さい、トルオン様。ルーヴァ様が寝室で待ってるんですから」
そんな事を言われ、トルオンは入浴を済ませてルーヴァが待つ寝室に向かったのだった。
その後、愛し合った後の休憩中のピロートークで金塊を発見した話になって『どうぞご自由に』と了承を得て、トルオンは金塊2000個を貰ったのだった。
その夜、トルオンは就寝前に身体を清めるべく浴場へと移動していると、1階の廊下を歩いている際に、
「のわっ!」
速攻でズルッとズッコケた。
今回は普段のズッコケとは一味違う。
人呼んで『おっとっと』ヴァージョンだ。
これはトルオンを特定の場所へと誘導する為のズッコケで10メートル以上移動した事も過去にはある。
今回は右足だけで5歩進み、壁に手を付くと、壁に魔法陣が浮かんでトルオンはそのまま壁に吸い込まれていったのだった。
案内係の30代のメイドが、
「ここが浴場に・・・・・・」
とトルオンに振り返った時には、トルオンは廊下には居なかった。
壁に吸い込まれたトルオンはそのまま隠し階段を進んだ。
正確には『おっとっと』から壁の中の隠し階段をズッコケて落ちたのだが。
階段から落ちて正直痛かった。
種族が四半神だろうと、強くなろうと、痛いのは変わらないのだ。
「イテテテ・・・何だ?」
トルオンが落ちた眼の前にはどう見ても魔石が散りばめられた魔物素材の頑丈そうな扉があったが、その扉はトルオンが階段を落ちた際の衝撃で錠が外れてうっすらと開いていた。
「何があるのかなぁ~?」
と覗くと、そこには部屋一杯に金塊がビッシリと敷き詰められていた。
不良兵士を操って稼いだ前の屋敷の持ち主の隠し財産のようだった。
「ええっと、これってルーヴァの・・・じゃないよな?」
一瞬思案したトルオンは、そのままアイテムボックスに金塊2000個弱を入れたのだった。
そして、御機嫌で隠し通路から出た時に廊下でミーラミラーゼが、
「トルオン様、どこへ行っておられたのですか? メイド達が探していましたよ」
と質問したので、
「ごめんごめん、隠し通路を見つけて金庫から金塊を押収しててな」
「そんなのがあったんですか?」
「ああ、ルーヴァにも教えないとな」
「なら早く入浴を済ませて下さい、トルオン様。ルーヴァ様が寝室で待ってるんですから」
そんな事を言われ、トルオンは入浴を済ませてルーヴァが待つ寝室に向かったのだった。
その後、愛し合った後の休憩中のピロートークで金塊を発見した話になって『どうぞご自由に』と了承を得て、トルオンは金塊2000個を貰ったのだった。
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