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アタリオスの石版
トルオン、『黒』に東部を任せる
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トルオンは闇の魔術師盗掘組織『黒』の裏のオーナーになった訳だが、実際に運営するのは、あの時、気絶しなかった、
身長172センチの人間。64歳で仮面魔術師モスト。
身長184センチのダークエルフ。外見年齢23歳の銀髪男ボードンドン。
身長152センチの人間。200歳は生きてる外見が老人のヒレイ。
身長191センチの人間。35歳で赤髪の戦士ゴンズ。
身長177センチのハーフエルフ。外見年齢32歳の女魔術師マーミス。
身長187センチの人間。90歳の表向きの職業、僧侶のハシーサー。
この6人となった。
この6人がトルオンに忠誠を誓ったのは格の違いを見せつけられた事もあったが、それ以上に知識欲に負けたからだった。
何せ、トルオンが、
「悪いな、石版を返して貰って。詫びに6人にはこれを触らせてやるよ」
と言ってアイテムボックスから2メートル級の『アタリオスの石版』を6枚出して触らせてのだから。
トルオンが現在所有する『アタリオスの石版』は大賢者の塔が独占していた6枚と機械の王が独占していた2枚だ。
その内容は・・・
大賢者の塔の方が【光】【植物】【闇】【塩化】【隕石】【マグマ】。
機械の王国の方が【氷河】【降雨】。
だった。
大賢者の塔や機械の王が独占していた石版だけあり、双方とも洒落にならないものばかりだ。
まともなのは【光】【植物】だけ。
【マグマ】【氷河】【降雨】は天変地異の古代魔法の部類に入る。
【隕石】【闇】【塩化】に至っては悪の巨神ゾワメード・モカや六柱神の女神の力の転用で、それを悪の巨神ゾワメード・モカや女神達に帰依せずに(罰則や縛りなしで)使用出来る事から完全なる禁呪だった。
中でも危険なのが【闇】と【塩化】だ。
それくらいはトルオンも分かっていたので、トルオンが6人に触らせたのは【光】【植物】【マグマ】【氷河】【隕石】の6枚だった。
だが、それでも、これらの魔法の習得によって6人は賢者と名乗れた。
「何故、これだけの数の『アタリオスの石版』を所蔵されてるのですか?」
『アタリオスの石版(隕石)』の危険度を理解し、声を震わせながらモストが質問するのとは対照的にトルオンは軽い口調で、
「倒れた塔の残骸から良さげな物をチョイとね」
「やはり大賢者の塔からですか? 他には何を?」
(ペガサスに案内された洞窟のもあるが)
なんて考えた所為で一瞬、間を置いて、
「・・・ん? これだけだよ」
「嘘ですよね? 他には何を持って帰ってきたのです?」
とのやり取りなどがあったが、
「大陸中部に手を出すな。東部は好きにしていいから。困った事があったら頼みにくるね」
そう言ってトルオンが転移魔法で帰っていった直後、
「東部は好きにしていいか。トルオン様は太っ腹でいらっしゃる」
「『東方六花』は壊滅的な被害を受けてたっけ?」
「『七賢星』は行方知れずばかり。賢者を名乗るのもありかもな」
「奇しくもここに居るのは6人」
「私は遅老薬が欲しいわ」
「東部の裏の勢力圏を統一するのもありかのう」
6人全員がそう嘯き、これより闇の魔術師盗掘組織『黒』は大陸東部の裏の勢力圏を統一するべく動き出すのだった。
身長172センチの人間。64歳で仮面魔術師モスト。
身長184センチのダークエルフ。外見年齢23歳の銀髪男ボードンドン。
身長152センチの人間。200歳は生きてる外見が老人のヒレイ。
身長191センチの人間。35歳で赤髪の戦士ゴンズ。
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身長187センチの人間。90歳の表向きの職業、僧侶のハシーサー。
この6人となった。
この6人がトルオンに忠誠を誓ったのは格の違いを見せつけられた事もあったが、それ以上に知識欲に負けたからだった。
何せ、トルオンが、
「悪いな、石版を返して貰って。詫びに6人にはこれを触らせてやるよ」
と言ってアイテムボックスから2メートル級の『アタリオスの石版』を6枚出して触らせてのだから。
トルオンが現在所有する『アタリオスの石版』は大賢者の塔が独占していた6枚と機械の王が独占していた2枚だ。
その内容は・・・
大賢者の塔の方が【光】【植物】【闇】【塩化】【隕石】【マグマ】。
機械の王国の方が【氷河】【降雨】。
だった。
大賢者の塔や機械の王が独占していた石版だけあり、双方とも洒落にならないものばかりだ。
まともなのは【光】【植物】だけ。
【マグマ】【氷河】【降雨】は天変地異の古代魔法の部類に入る。
【隕石】【闇】【塩化】に至っては悪の巨神ゾワメード・モカや六柱神の女神の力の転用で、それを悪の巨神ゾワメード・モカや女神達に帰依せずに(罰則や縛りなしで)使用出来る事から完全なる禁呪だった。
中でも危険なのが【闇】と【塩化】だ。
それくらいはトルオンも分かっていたので、トルオンが6人に触らせたのは【光】【植物】【マグマ】【氷河】【隕石】の6枚だった。
だが、それでも、これらの魔法の習得によって6人は賢者と名乗れた。
「何故、これだけの数の『アタリオスの石版』を所蔵されてるのですか?」
『アタリオスの石版(隕石)』の危険度を理解し、声を震わせながらモストが質問するのとは対照的にトルオンは軽い口調で、
「倒れた塔の残骸から良さげな物をチョイとね」
「やはり大賢者の塔からですか? 他には何を?」
(ペガサスに案内された洞窟のもあるが)
なんて考えた所為で一瞬、間を置いて、
「・・・ん? これだけだよ」
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とのやり取りなどがあったが、
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そう言ってトルオンが転移魔法で帰っていった直後、
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「私は遅老薬が欲しいわ」
「東部の裏の勢力圏を統一するのもありかのう」
6人全員がそう嘯き、これより闇の魔術師盗掘組織『黒』は大陸東部の裏の勢力圏を統一するべく動き出すのだった。
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