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追放、特訓
トルオン、絡まれてた美人に感謝される
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「あの・・・・・・」
警備隊が去って行った後、トルオンは声を掛けられた。
振り向けば、15、6歳の金髪美女がそこに居た。白ローブ姿だが、妙に品があった。
「何か?」
「助けていただきありがとうございました」
礼儀正しくお礼を言う美女を相手に、硬派を気取るトルオンは、
「別に助けた訳じゃないさ」
と否定したが、それでも、
「それよりも、アンタ、大丈夫か?」
そう心配した。
「何がですか?」
「アイツラ、こんなモノ、持ってたぜ」
そう言ってバッジを見せる。
「これって親衛隊の・・・」
「親衛隊?」
「いえ、何でもありません。よろしければそちらをお預かりしても?」
「ああ、別に構わんが」
そう言ってトルオンはバッジを渡した。
「申し遅れました。私、アリシアと申します」
「オレはトルオンだ。よろしくな」
「冒険者の方ですか?」
との世間話から、トルオンは警戒する事なく、
「いや、本当は騎士学校に入学したかったんだが、入学式は先月終わったって門前払いされてさ。どうしようかと歩いてたら、こんな事に・・・おお、痛っ! アイツラ、絶対普通じゃないから気を付けろよ、アリシア」
「普通じゃないとは?」
「オレ、これでも冒険者ギルドじゃあランクCだからさ」
そう言ってトルオンは首に掛けてたランクCのタグを見せた。
「そのオレをボコボコにするチンピラなんてあり得ないからな」
「そうですね。そうだ。私の家、剣技を教える塾をしてるんですが騎士学校の入学試験が始まるまで通われてみませんか?」
「剣技を教える塾? それもありかもな。うん、お願いするよ、アリシア」
そう言ってトルオンはアリシアと意気投合して、アリシアの家の剣技を教える塾に出向いたのだった。
警備隊が去って行った後、トルオンは声を掛けられた。
振り向けば、15、6歳の金髪美女がそこに居た。白ローブ姿だが、妙に品があった。
「何か?」
「助けていただきありがとうございました」
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「別に助けた訳じゃないさ」
と否定したが、それでも、
「それよりも、アンタ、大丈夫か?」
そう心配した。
「何がですか?」
「アイツラ、こんなモノ、持ってたぜ」
そう言ってバッジを見せる。
「これって親衛隊の・・・」
「親衛隊?」
「いえ、何でもありません。よろしければそちらをお預かりしても?」
「ああ、別に構わんが」
そう言ってトルオンはバッジを渡した。
「申し遅れました。私、アリシアと申します」
「オレはトルオンだ。よろしくな」
「冒険者の方ですか?」
との世間話から、トルオンは警戒する事なく、
「いや、本当は騎士学校に入学したかったんだが、入学式は先月終わったって門前払いされてさ。どうしようかと歩いてたら、こんな事に・・・おお、痛っ! アイツラ、絶対普通じゃないから気を付けろよ、アリシア」
「普通じゃないとは?」
「オレ、これでも冒険者ギルドじゃあランクCだからさ」
そう言ってトルオンは首に掛けてたランクCのタグを見せた。
「そのオレをボコボコにするチンピラなんてあり得ないからな」
「そうですね。そうだ。私の家、剣技を教える塾をしてるんですが騎士学校の入学試験が始まるまで通われてみませんか?」
「剣技を教える塾? それもありかもな。うん、お願いするよ、アリシア」
そう言ってトルオンはアリシアと意気投合して、アリシアの家の剣技を教える塾に出向いたのだった。
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