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ゾンビは既に死んでいる。素人は頭上に輪っかがないと天使とは思わない
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オレは地中を掘り進めて右の岩山の付近まで移動した。
こちら側の岩山には階段があったが、土砂崩れを起こした左山とは違い、塀の1つもなかった。
無防備だ。
それが逆に異質だ。
日本ならともかく、ここは魔物が溢れたファンタジーの世界なのだから。
魔物も入りたい放題だった。
建物は5つ。密集ではなく点在している。
それを繋ぐように階段は折り返すように作られていた。
階段が1本道ではない事を明記しておく。
手すりのない1本道の階段などゾンビには恐怖でしかないからな。
滑って落ちる未来しか予想出来ないから。
今は昼間だ。
オレは地中から顔だけを地上に出して観察していた。
これはオレが良くやる偵察方法だ。
何故か大抵気付かれない。
オレのイメージとしては地面から顔を出したモグラではなく、潜水艦が海面に出してる望遠鏡な訳だが。
昼間だったからか、右山の建物に住む人間を見た。
でっかい鉄製の首輪を付けた腰巻きの男だ。
おっと、ただの人間じゃない。
動物の耳が頭側から生えてた。
狼男?
オレはエロ漫画関連以外のファンタジーの知識が余りないのだ。
狼男の表現が幼稚でも勘弁して貰いたい。
後、言わせて貰うが、
アメリカ映画とハロウィンの知識から考えても狼男は普通にありだからな。
あの首輪はアクセサリーじゃないよな?
獣耳だから、大航海時代の奴隷のように差別されている?
ファンタジーではあるあるなのか?
ダメだ。
オレがファンのエロ漫画家はファンタジーより、女教師モノやくのいちモノや戦隊の悪の女幹部モノがメインだったからな。
ファンタジーはゲームやコミカライズやアニメ化した人気作を同人誌で書いてただけだし。
んんっ?
今、ソイツと明らかに眼があったぞ。
だが、一瞥しただけで階段を歩いて普通に別の建物に移動していった。
逃げ支度をしながら、しばらく頭を地面に出してたが、ソイツが入った建物からは誰も出てこない。
もしかしなくてもオレの事を伝えなかった?
なるほど。
忠誠心の低い、足を引っ張る味方って奴ね。
当然か。
奴隷なんかさせられてるんだから。
主人の寝首を掻こうとムカついてるのが普通だな。
オレはその後も岩山の付近に地中の道を掘りつつ、時々、岩山の建物を観察した。
数日、岩山を観察して分かった事がある。
岩山に居る獣耳の奴隷は分かってるだけで5人居たが、その全員が嗅覚が優れてるのか、それとも視覚か聴覚か、ともかく地上に顔を出すオレに気付いていた。
だが、建物内で変化はない。
報告していないのだろう。
人間の奴隷も3人居た。
そっちはオレに気付かない。
後、奴隷は武器を持たされていない。
当然だろうな。
あんな忠誠心の低い連中に武器を持たせたら絶対に反逆するから。
んっ?
それ、使えるかもな。
だが、白い城壁は距離が長過ぎる。
土砂崩れをした左山まで武器を取りに行くのはナシだな。
◇
観察4日目。
遂に首輪奴隷以外の奴を見た。
驚きだ。
何せ、空を飛んでやってきたのだから。
背中の白い翼をはばたかせて。
ギリシャ神話のような白い衣装を纏っていた。
男だったが。
それが一番上の建物に到着して入っていった。
あの一番上の建物に行くには階段で登らなければならない。
ゾンビのノロノロ歩きだと簡単に発見されるな。
現実的じゃない。
岩山だと地中に逃げられないし。
首輪をしてない時点であれが支配者階級なのは理解出来たが。
ふむ。
体感30分程で一番上の建物からさっきの奴が出てきた。
一番上の建物内にもう1人居たのか、メタボ男が揉み手でヘコヘコしてる。
そいつも背中に白い翼持ちだった。
だが、それよりも注目すべきは揉み手だ。
揉み手でオベッカを使う情けない奴、初めて見たぞ。
◇
その日の夜。
オレは岩山の階段を登り始めた。
今回は賭けだったが。
オレの目算では成功する確率40パーセントの。
賭けに出た理由は以下の条件だったからだ。
1、獣耳の連中がオレを見て見ぬふりして報告をした節もなく、忠誠心が微塵もない。
2、岩山の建物は5つだが、人が住んでるのは一番上と一番下のみで、夜に明かりが灯るのもこの2つ。
3、奴隷は武器を持たされない。
4、建物のドアには施錠がされていないっぽい。。
5、首輪奴隷の数は全部で9人。全員、男。
オレはとりあえず一番下層の奴隷部屋に出向いた。
建物にはドアがあり、ゾンビのオレでもノロノロの動作ながらドアを開けれた。
やはりドアの施錠はなし。
ドアを開けると、リビングと寝室が一緒になった広いワンルームがそこにはあった。
部屋の端に2段ベッドが幾つも並び、獣耳は5人ともが既にオレの接近に気付いててベッドから出て構えてたが、一言も喋らなかった。
んっ?
もしかして喋れない?
首輪の所為か。
オレは闇の手で起きてる獣耳から狙った。
あっさりと2人が撃沈。
仲間がやられたのを見て、顔付きが変わった。
殺気立って突っ込んでくる。
さすがは動物の耳と尻尾を持ってる。
早い。
殴られて、蹴られた。
その間に闇の手でもう2人を始末する。
残る1人はそれでもやる気満々でオレの首筋を噛んできた。
おいおい。
オレの真似をしてくれるなよ。
一応、専売特許なんだぜ。
オレは苦笑したが、やはりオレのゾンビの身体には毒があるのか、声は出してないが悲痛な顔でオレの首筋から噛んでた口を離した。
素人が。
こうやるんだよ。
今度はオレが獣耳の首筋を噛んでやる。
それで絶命した。
断末魔がなしだから助かる。
呑気にベッドで寝てた人間4人の首筋を直接噛んで始末した。
その後、奴隷9人はオレが美味しくいただいたのだった。
奴隷は前菜だ。
主菜は一番上の建物の揉み手の白い翼持ちだからな。
階段をノロノロと登ってオレは一番上の建物に出向いた。
ドアに手を伸ばす。
簡単に開いた。
やはり施錠はされていない。
こちらの建物はワンルームではなかった。
部屋が幾つかある。
寝室は一番奥と相場が決まっているからな。
廊下を歩いて一番奥の部屋から探したら1つ目がそうだった。
ドアにはやはり鍵が掛かっていない。
室内には天蓋からレースのカーテンが掛かってるベッドが1つ。
ゆっくりと入ってレースのカーテンを開けると、白い翼持ちのメタボ男が呑気に眠っていた。
隣には奴隷の首をした裸のエルフ女が居た。
エルフ女は起きてたが、翼持ちのメタボ男を起こしていない。
どれだけ嫌われてるんだよ、この男。
オレはエルフ女に構わずにメタボ男の首筋を噛んだ。
「な、何だ・・・ギャアアアアアア」
激痛で起きたが直後に断末魔を上げて呆気なく絶命した。
余裕だったな。
・・・ん?
何だ、これ?
問題発生だ。
オレの口からシュウシュウと音が鳴ってる。
?
聖水の時と同じ現象?
こんなメタボ男の俗物の血が聖水と同じ現象を起こしてる?
確認の為にブヨブヨの腕を一口美味しくいただいてみたが、やはりシュウシュウと音がした。
美味しくいただいた所為で胃の中からもシュウシュウと音がしている。
これ以上、このメタボ男を美味しくいただいたら、ゾンビの身体が持たない。
オレはそう直感した。
白い翼持ちを美味しくいただけないのなら、この国に出向くという選択肢はないな。
オレは闇の手を、一部始終を見てもベッドから逃げないエルフ女に使った。
エルフ女の意識が落ちる。
オレはメタボ男の足とエルフ女の腕を握って、2人の身体を引きずりながら外へと出た。
外に出ると、オレは階段のある聖マーケスト国側ではなく、元来たエスカン王国側の断崖絶壁へと移動する。
階段もないのに、どうしてそちら側に向かうのかと言えば純粋な近道だ。
命綱なしのバンジージャンプとも言うがな。
元々は失敗した時の逃走路の1つに考えていただけだが。
メタボ男を断崖絶壁から捨てて、エルフ女も捨てた後、オレもダイブした。
高さ15階くらいの高低差。
当然、グシャリだ。
だが、痛覚がないので痛みはない。
立とうとしたが無理だった。
痛覚がないので損傷個所は不明だが、下半身の骨が全滅でもしたか?
オレは両腕を使って腹這いで血塗れのエルフ女の許へと移動する。
落下地点に大差はないので傍にあり、
エルフ女を美味しくいただいてゾンビの身体を修復し、試しにもう一口白い翼持ちのメタボ男を美味しくいただいたがシュウシュウと音が鳴ったので完全に諦めて、口直しに残ったエルフ女を美味しくいただいてシュウシュウと音が鳴る損傷箇所を修復した。
その後、オレはゾンビの足でノロノロと白い城壁とは反対側へと歩き出したのだった。
こちら側の岩山には階段があったが、土砂崩れを起こした左山とは違い、塀の1つもなかった。
無防備だ。
それが逆に異質だ。
日本ならともかく、ここは魔物が溢れたファンタジーの世界なのだから。
魔物も入りたい放題だった。
建物は5つ。密集ではなく点在している。
それを繋ぐように階段は折り返すように作られていた。
階段が1本道ではない事を明記しておく。
手すりのない1本道の階段などゾンビには恐怖でしかないからな。
滑って落ちる未来しか予想出来ないから。
今は昼間だ。
オレは地中から顔だけを地上に出して観察していた。
これはオレが良くやる偵察方法だ。
何故か大抵気付かれない。
オレのイメージとしては地面から顔を出したモグラではなく、潜水艦が海面に出してる望遠鏡な訳だが。
昼間だったからか、右山の建物に住む人間を見た。
でっかい鉄製の首輪を付けた腰巻きの男だ。
おっと、ただの人間じゃない。
動物の耳が頭側から生えてた。
狼男?
オレはエロ漫画関連以外のファンタジーの知識が余りないのだ。
狼男の表現が幼稚でも勘弁して貰いたい。
後、言わせて貰うが、
アメリカ映画とハロウィンの知識から考えても狼男は普通にありだからな。
あの首輪はアクセサリーじゃないよな?
獣耳だから、大航海時代の奴隷のように差別されている?
ファンタジーではあるあるなのか?
ダメだ。
オレがファンのエロ漫画家はファンタジーより、女教師モノやくのいちモノや戦隊の悪の女幹部モノがメインだったからな。
ファンタジーはゲームやコミカライズやアニメ化した人気作を同人誌で書いてただけだし。
んんっ?
今、ソイツと明らかに眼があったぞ。
だが、一瞥しただけで階段を歩いて普通に別の建物に移動していった。
逃げ支度をしながら、しばらく頭を地面に出してたが、ソイツが入った建物からは誰も出てこない。
もしかしなくてもオレの事を伝えなかった?
なるほど。
忠誠心の低い、足を引っ張る味方って奴ね。
当然か。
奴隷なんかさせられてるんだから。
主人の寝首を掻こうとムカついてるのが普通だな。
オレはその後も岩山の付近に地中の道を掘りつつ、時々、岩山の建物を観察した。
数日、岩山を観察して分かった事がある。
岩山に居る獣耳の奴隷は分かってるだけで5人居たが、その全員が嗅覚が優れてるのか、それとも視覚か聴覚か、ともかく地上に顔を出すオレに気付いていた。
だが、建物内で変化はない。
報告していないのだろう。
人間の奴隷も3人居た。
そっちはオレに気付かない。
後、奴隷は武器を持たされていない。
当然だろうな。
あんな忠誠心の低い連中に武器を持たせたら絶対に反逆するから。
んっ?
それ、使えるかもな。
だが、白い城壁は距離が長過ぎる。
土砂崩れをした左山まで武器を取りに行くのはナシだな。
◇
観察4日目。
遂に首輪奴隷以外の奴を見た。
驚きだ。
何せ、空を飛んでやってきたのだから。
背中の白い翼をはばたかせて。
ギリシャ神話のような白い衣装を纏っていた。
男だったが。
それが一番上の建物に到着して入っていった。
あの一番上の建物に行くには階段で登らなければならない。
ゾンビのノロノロ歩きだと簡単に発見されるな。
現実的じゃない。
岩山だと地中に逃げられないし。
首輪をしてない時点であれが支配者階級なのは理解出来たが。
ふむ。
体感30分程で一番上の建物からさっきの奴が出てきた。
一番上の建物内にもう1人居たのか、メタボ男が揉み手でヘコヘコしてる。
そいつも背中に白い翼持ちだった。
だが、それよりも注目すべきは揉み手だ。
揉み手でオベッカを使う情けない奴、初めて見たぞ。
◇
その日の夜。
オレは岩山の階段を登り始めた。
今回は賭けだったが。
オレの目算では成功する確率40パーセントの。
賭けに出た理由は以下の条件だったからだ。
1、獣耳の連中がオレを見て見ぬふりして報告をした節もなく、忠誠心が微塵もない。
2、岩山の建物は5つだが、人が住んでるのは一番上と一番下のみで、夜に明かりが灯るのもこの2つ。
3、奴隷は武器を持たされない。
4、建物のドアには施錠がされていないっぽい。。
5、首輪奴隷の数は全部で9人。全員、男。
オレはとりあえず一番下層の奴隷部屋に出向いた。
建物にはドアがあり、ゾンビのオレでもノロノロの動作ながらドアを開けれた。
やはりドアの施錠はなし。
ドアを開けると、リビングと寝室が一緒になった広いワンルームがそこにはあった。
部屋の端に2段ベッドが幾つも並び、獣耳は5人ともが既にオレの接近に気付いててベッドから出て構えてたが、一言も喋らなかった。
んっ?
もしかして喋れない?
首輪の所為か。
オレは闇の手で起きてる獣耳から狙った。
あっさりと2人が撃沈。
仲間がやられたのを見て、顔付きが変わった。
殺気立って突っ込んでくる。
さすがは動物の耳と尻尾を持ってる。
早い。
殴られて、蹴られた。
その間に闇の手でもう2人を始末する。
残る1人はそれでもやる気満々でオレの首筋を噛んできた。
おいおい。
オレの真似をしてくれるなよ。
一応、専売特許なんだぜ。
オレは苦笑したが、やはりオレのゾンビの身体には毒があるのか、声は出してないが悲痛な顔でオレの首筋から噛んでた口を離した。
素人が。
こうやるんだよ。
今度はオレが獣耳の首筋を噛んでやる。
それで絶命した。
断末魔がなしだから助かる。
呑気にベッドで寝てた人間4人の首筋を直接噛んで始末した。
その後、奴隷9人はオレが美味しくいただいたのだった。
奴隷は前菜だ。
主菜は一番上の建物の揉み手の白い翼持ちだからな。
階段をノロノロと登ってオレは一番上の建物に出向いた。
ドアに手を伸ばす。
簡単に開いた。
やはり施錠はされていない。
こちらの建物はワンルームではなかった。
部屋が幾つかある。
寝室は一番奥と相場が決まっているからな。
廊下を歩いて一番奥の部屋から探したら1つ目がそうだった。
ドアにはやはり鍵が掛かっていない。
室内には天蓋からレースのカーテンが掛かってるベッドが1つ。
ゆっくりと入ってレースのカーテンを開けると、白い翼持ちのメタボ男が呑気に眠っていた。
隣には奴隷の首をした裸のエルフ女が居た。
エルフ女は起きてたが、翼持ちのメタボ男を起こしていない。
どれだけ嫌われてるんだよ、この男。
オレはエルフ女に構わずにメタボ男の首筋を噛んだ。
「な、何だ・・・ギャアアアアアア」
激痛で起きたが直後に断末魔を上げて呆気なく絶命した。
余裕だったな。
・・・ん?
何だ、これ?
問題発生だ。
オレの口からシュウシュウと音が鳴ってる。
?
聖水の時と同じ現象?
こんなメタボ男の俗物の血が聖水と同じ現象を起こしてる?
確認の為にブヨブヨの腕を一口美味しくいただいてみたが、やはりシュウシュウと音がした。
美味しくいただいた所為で胃の中からもシュウシュウと音がしている。
これ以上、このメタボ男を美味しくいただいたら、ゾンビの身体が持たない。
オレはそう直感した。
白い翼持ちを美味しくいただけないのなら、この国に出向くという選択肢はないな。
オレは闇の手を、一部始終を見てもベッドから逃げないエルフ女に使った。
エルフ女の意識が落ちる。
オレはメタボ男の足とエルフ女の腕を握って、2人の身体を引きずりながら外へと出た。
外に出ると、オレは階段のある聖マーケスト国側ではなく、元来たエスカン王国側の断崖絶壁へと移動する。
階段もないのに、どうしてそちら側に向かうのかと言えば純粋な近道だ。
命綱なしのバンジージャンプとも言うがな。
元々は失敗した時の逃走路の1つに考えていただけだが。
メタボ男を断崖絶壁から捨てて、エルフ女も捨てた後、オレもダイブした。
高さ15階くらいの高低差。
当然、グシャリだ。
だが、痛覚がないので痛みはない。
立とうとしたが無理だった。
痛覚がないので損傷個所は不明だが、下半身の骨が全滅でもしたか?
オレは両腕を使って腹這いで血塗れのエルフ女の許へと移動する。
落下地点に大差はないので傍にあり、
エルフ女を美味しくいただいてゾンビの身体を修復し、試しにもう一口白い翼持ちのメタボ男を美味しくいただいたがシュウシュウと音が鳴ったので完全に諦めて、口直しに残ったエルフ女を美味しくいただいてシュウシュウと音が鳴る損傷箇所を修復した。
その後、オレはゾンビの足でノロノロと白い城壁とは反対側へと歩き出したのだった。
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