6 / 39
ゾンビは既に死んでいる。女悪魔にスカウトされて村を落とせと命令される【後編】
しおりを挟む
このファンタジー世界での松明の原理は以下の通りである。
木の棒の先に油を染み込ませた布切れを巻き、火を付ける。
問題は第2回遠征時に逃げた兵士達がその備品を丸々洞窟の中に置いていった事にある。
つまり、オレは油を持ってた訳だ。
火打ち石などは冒険者を倒した時からも集めてるから大量にある。
そんな条件下の中、
ある夜。
村の丸太の塀に油を全部掛けて、火打ち石で引火すると一気に燃えたのだった。
火を使うゾンビって。
そんな奴はオレだけだろうな。
火が燃え広がった時点で、オレは穴からさっさと逃げた訳だが。
翌日の夜に見に行くと・・・
村を囲っていた7分の1の区画の丸太の塀が焼失していた。
さてと、次だ。
もう地面の中の道はあるんだ。
オレは夜に村に出没した。
夜の村内は警戒厳重だが、村の男手が2人1組で巡回していた。
その士気は低く、酒の入った革袋を煽りながら、
「夜中に見回りとかやってられないぜ、ヒクッ」
「まったくだぜ」
というものだった。
なので、小石を路地裏に投げて壁にカツンッと音を立てて誘い出すと、
「何だ、今の音?」
「さあな、虫か何かだろ」
「ちょっと見てくる」
と1人で別行動してくれて、オレが待ち伏せしてて、
「ヒィっ」
と叫ぼうとしたが、右手で呆気なく口を塞いで先に落とした。
「おい、ベータ? 早く行こうぜ」
だが返事はない。
普通なら路地裏に心配して見に来るものだが、酔っぱらいには常識は通用せず、
「先に戻ってるからな」
と言って、表通りを歩いていった。
ほう。
1人で先に行ったか。
実戦はやはり想定通りには行かない訳か。
勉強になるな。
オレはそう思いながら、村人を美味しくいただいたのだった。
村の連中が焼失した塀回りだけを心配してたので、この後、巡回してた村人5組10人を喰らい、計11人を始末して、オレは村人が持ってた松明に火を付けて村を3軒燃やしてから、夜の内に地面に掘った穴から森へと帰ったのだった。
もう森に冒険者達は来ない。
連中は攻勢ではなく防戦となったのだから。
そう。
オレの攻撃のターンになっていた。
もうやりたい放題だ。
林で柴刈りをしてる老人2人を人知れずに始末した。
だが、世の中、そんなに思い通りにはいかない。
兵隊が村に増援に来た。
それも200人も。
はい、もう無理無理。
詰んだ。
村を落とすのはオレ1人ではもう無理だ。
そんな戦法は存在しないから。
ーーそうかっ!
兵糧攻めか。
村の塀じゃなくて、村の横の林を、油を使って燃やせば良かったのか。
そうすれば、燃料が無くなって村が落ちてたのに。
ああ、クソ。
失敗したぁ~。
などと思っていたが、この村攻防戦に第3勢力が参戦してきた。
熊系の魔物3頭だ。
普通の熊でもヤバイのに、魔物だから。
それも全長4メートル級。
そして、コイツ、どうも人間とゾンビのオレの区別が付かないらしい。
「ガオオオオっ!」
遠くからオレに向かって猛突進してきたから。
なので、慌てて地面の中の道へと逃げたのだった。
これでどうなるか分からなくなってきたな。
何せ、村の塀はまだ焼失した状態だ。
熊が突進したら笑える事になるかもよ。
◇
そして熊は村の中に突入した。
兵士150人以上、冒険者30人以上の損害を与えて。
熊2頭も戦死。
残る熊1頭だけが村の中に突入してボーナスタイムだ。
武器を持たない村人相手に大暴れをしていた。
喰えば喰うだけ強くなるのは熊も同様らしい。
喰ってる途中で熊の毛皮が青色から赤色に変化。
背中から炎まで出してる。
おお、怖。
あんなのに関わりたくはないな。
これで村はもう落ちたな。
ほら、遂に門がギギギッと開いた。
馬車じゃなくて蜥蜴が引く車に乗って村人達が逃げ始めてる。
兵士や冒険者達もだ。
村人達を守って街道を進んだ。
林に逃げたら、オレもオコボレに呼ばれようと思ったが。
おっと、炎熊がそれを追い掛けて村から出ていったから。
凄い食欲だなぁ~。
以上を以て、村は陥落したのだった。
さてと。
オレのその後の動きは決まってる。
地面の中の道から村に突入だ。
何故かと言えば、オレはゾンビなので喋れないが、
転生特典なのか、この世界の人間の言葉が分かる。
そして夜に村の巡回をしてた村人達が、
「村長の家の食糧庫の地下室には何人隠れられたんだっけ?」
「あんな小さい部屋、10人が限界だろうよ。いざという時は冒険者ギルドに立て籠もるんだってさ。冒険者ギルドには食糧の備蓄もあるらしいから」
「へぇ~」
なんて呑気に喋ってたからな。
この世界の連中は情報戦のなんたるかを知らな過ぎる。
ぬるい連中のお陰で情報を得て、オレは村長宅らしき一番デカイ屋敷の食料庫の錠を素手で潰して、食糧庫内の床の取っ手を発見し、開けた。
そしたら階段があり、
「もう大丈夫なのかい?」
隠れてた老婆が質問したので、
「アアアァァァァ」
とゾンビの声で返事してやると、
「ヒィィィ。ゾンビィィィ」
「いやああっっ!」
とか7人くらいの老婆や子供、女達が喚き出した。
まあ、これも戦場の掟だ。
オレも散々命を狙われたんでな。
糧になりな。
オレは全員を毒の手で落としてから喰らったのだった。
後は炎熊が燃やした村を更に燃やす。
村長の食糧庫で油を発見したので、重点的に丸太の塀の方を燃やした。
これで村は再起不能だ。
それだけではない。
塀の外で熊が倒した兵士や冒険者達の死体180人分も、炎熊が戻ってこなかったので、丸1日半掛けてオレが美味しくいただいたのだった。
ついでに塀の外側で倒された熊系の魔物2頭も試しに喰らってみた。
それが正解だったのか、
熊2頭の内蔵か、心臓かは知らないが、喰らったら、
また黒い闇に一瞬包まれて、今度は黒いボロを纏うようになっていた。
黒と言えば、ダークサイドだが、
ダメだ。
ファンタジーの知識がオレ、殆どないから。
その衣裳変化に満足したオレは地面の穴から森へと帰っていったのだった。
◇
90日を待たずに、50日でM字開脚座りの女悪魔が森にやってきた。
「もう村を落としたの? 凄いわね? どうやったの?」
「アアアァァァ(オレがやったんじゃないけどな)」
「へぇ~、凄いわね、やるじゃないの」
絶対にオレの言葉分かってないだろ、この女悪魔。
「この森を住処にしてていいわよ。命令は珠にするだけだから」
「アアアアァァ(だから、ならないって)」
「ええ、じゃあね」
一方通行の会話の後、空を飛んで帰っていったのだった。
木の棒の先に油を染み込ませた布切れを巻き、火を付ける。
問題は第2回遠征時に逃げた兵士達がその備品を丸々洞窟の中に置いていった事にある。
つまり、オレは油を持ってた訳だ。
火打ち石などは冒険者を倒した時からも集めてるから大量にある。
そんな条件下の中、
ある夜。
村の丸太の塀に油を全部掛けて、火打ち石で引火すると一気に燃えたのだった。
火を使うゾンビって。
そんな奴はオレだけだろうな。
火が燃え広がった時点で、オレは穴からさっさと逃げた訳だが。
翌日の夜に見に行くと・・・
村を囲っていた7分の1の区画の丸太の塀が焼失していた。
さてと、次だ。
もう地面の中の道はあるんだ。
オレは夜に村に出没した。
夜の村内は警戒厳重だが、村の男手が2人1組で巡回していた。
その士気は低く、酒の入った革袋を煽りながら、
「夜中に見回りとかやってられないぜ、ヒクッ」
「まったくだぜ」
というものだった。
なので、小石を路地裏に投げて壁にカツンッと音を立てて誘い出すと、
「何だ、今の音?」
「さあな、虫か何かだろ」
「ちょっと見てくる」
と1人で別行動してくれて、オレが待ち伏せしてて、
「ヒィっ」
と叫ぼうとしたが、右手で呆気なく口を塞いで先に落とした。
「おい、ベータ? 早く行こうぜ」
だが返事はない。
普通なら路地裏に心配して見に来るものだが、酔っぱらいには常識は通用せず、
「先に戻ってるからな」
と言って、表通りを歩いていった。
ほう。
1人で先に行ったか。
実戦はやはり想定通りには行かない訳か。
勉強になるな。
オレはそう思いながら、村人を美味しくいただいたのだった。
村の連中が焼失した塀回りだけを心配してたので、この後、巡回してた村人5組10人を喰らい、計11人を始末して、オレは村人が持ってた松明に火を付けて村を3軒燃やしてから、夜の内に地面に掘った穴から森へと帰ったのだった。
もう森に冒険者達は来ない。
連中は攻勢ではなく防戦となったのだから。
そう。
オレの攻撃のターンになっていた。
もうやりたい放題だ。
林で柴刈りをしてる老人2人を人知れずに始末した。
だが、世の中、そんなに思い通りにはいかない。
兵隊が村に増援に来た。
それも200人も。
はい、もう無理無理。
詰んだ。
村を落とすのはオレ1人ではもう無理だ。
そんな戦法は存在しないから。
ーーそうかっ!
兵糧攻めか。
村の塀じゃなくて、村の横の林を、油を使って燃やせば良かったのか。
そうすれば、燃料が無くなって村が落ちてたのに。
ああ、クソ。
失敗したぁ~。
などと思っていたが、この村攻防戦に第3勢力が参戦してきた。
熊系の魔物3頭だ。
普通の熊でもヤバイのに、魔物だから。
それも全長4メートル級。
そして、コイツ、どうも人間とゾンビのオレの区別が付かないらしい。
「ガオオオオっ!」
遠くからオレに向かって猛突進してきたから。
なので、慌てて地面の中の道へと逃げたのだった。
これでどうなるか分からなくなってきたな。
何せ、村の塀はまだ焼失した状態だ。
熊が突進したら笑える事になるかもよ。
◇
そして熊は村の中に突入した。
兵士150人以上、冒険者30人以上の損害を与えて。
熊2頭も戦死。
残る熊1頭だけが村の中に突入してボーナスタイムだ。
武器を持たない村人相手に大暴れをしていた。
喰えば喰うだけ強くなるのは熊も同様らしい。
喰ってる途中で熊の毛皮が青色から赤色に変化。
背中から炎まで出してる。
おお、怖。
あんなのに関わりたくはないな。
これで村はもう落ちたな。
ほら、遂に門がギギギッと開いた。
馬車じゃなくて蜥蜴が引く車に乗って村人達が逃げ始めてる。
兵士や冒険者達もだ。
村人達を守って街道を進んだ。
林に逃げたら、オレもオコボレに呼ばれようと思ったが。
おっと、炎熊がそれを追い掛けて村から出ていったから。
凄い食欲だなぁ~。
以上を以て、村は陥落したのだった。
さてと。
オレのその後の動きは決まってる。
地面の中の道から村に突入だ。
何故かと言えば、オレはゾンビなので喋れないが、
転生特典なのか、この世界の人間の言葉が分かる。
そして夜に村の巡回をしてた村人達が、
「村長の家の食糧庫の地下室には何人隠れられたんだっけ?」
「あんな小さい部屋、10人が限界だろうよ。いざという時は冒険者ギルドに立て籠もるんだってさ。冒険者ギルドには食糧の備蓄もあるらしいから」
「へぇ~」
なんて呑気に喋ってたからな。
この世界の連中は情報戦のなんたるかを知らな過ぎる。
ぬるい連中のお陰で情報を得て、オレは村長宅らしき一番デカイ屋敷の食料庫の錠を素手で潰して、食糧庫内の床の取っ手を発見し、開けた。
そしたら階段があり、
「もう大丈夫なのかい?」
隠れてた老婆が質問したので、
「アアアァァァァ」
とゾンビの声で返事してやると、
「ヒィィィ。ゾンビィィィ」
「いやああっっ!」
とか7人くらいの老婆や子供、女達が喚き出した。
まあ、これも戦場の掟だ。
オレも散々命を狙われたんでな。
糧になりな。
オレは全員を毒の手で落としてから喰らったのだった。
後は炎熊が燃やした村を更に燃やす。
村長の食糧庫で油を発見したので、重点的に丸太の塀の方を燃やした。
これで村は再起不能だ。
それだけではない。
塀の外で熊が倒した兵士や冒険者達の死体180人分も、炎熊が戻ってこなかったので、丸1日半掛けてオレが美味しくいただいたのだった。
ついでに塀の外側で倒された熊系の魔物2頭も試しに喰らってみた。
それが正解だったのか、
熊2頭の内蔵か、心臓かは知らないが、喰らったら、
また黒い闇に一瞬包まれて、今度は黒いボロを纏うようになっていた。
黒と言えば、ダークサイドだが、
ダメだ。
ファンタジーの知識がオレ、殆どないから。
その衣裳変化に満足したオレは地面の穴から森へと帰っていったのだった。
◇
90日を待たずに、50日でM字開脚座りの女悪魔が森にやってきた。
「もう村を落としたの? 凄いわね? どうやったの?」
「アアアァァァ(オレがやったんじゃないけどな)」
「へぇ~、凄いわね、やるじゃないの」
絶対にオレの言葉分かってないだろ、この女悪魔。
「この森を住処にしてていいわよ。命令は珠にするだけだから」
「アアアアァァ(だから、ならないって)」
「ええ、じゃあね」
一方通行の会話の後、空を飛んで帰っていったのだった。
0
お気に入りに追加
78
あなたにおすすめの小説
異世界ネクロマンサー
珈琲党
ファンタジー
トオヤマ・イチロウはふと気づくと異世界にいた。わけも分からず途方に暮れていたイチロウを救ったのは、死霊のクロゼルだった。あてどなく街を散策していたイチロウは、手打ちにされそうになっていた娘、リサを気まぐれで救う。リサを故郷へ送り届ける途中、ちょっとした好奇心にかられて大魔導師パウムの住処へ立ち寄る。大魔導師パウムの働きかけによって、リサは生活魔法の使い手に、イチロウはネクロマンサーとして覚醒する。イチロウとリサとクロゼル、後に仲間に加わった吸血鬼のベロニカ。四者はそれぞれ協力しながら、平和で快適な生活を築くべく奮闘するのだった。
限界オタク聖女が敵の拗らせゾンビ男子を溺愛してみたら
フオツグ
恋愛
「私、異世界で推し活します!」
大好きな女性向けスマホゲーム【夜空を彩るミルキーウェイ】の世界に、聖女として召喚された日本の女子高生・イオリ。
イオリの推しは敵のゾンビ男子・ノヴァ。不良そうな見た目でありながら、真面目な努力家で優しい彼にイオリは惚れ込んでいた。
しかし、ノヴァはチュートリアルで主人公達に倒され、以後ストーリーに一切出て来ないのであった……。
「どうして」
推しキャラ・ノヴァを幸せにすべく、限界オタク・イオリは異世界で奮闘する!
限界オタク聖女×拗らせゾンビ男子のピュアラブコメディ!
白紙の冒険譚 ~パーティーに裏切られた底辺冒険者は魔界から逃げてきた最弱魔王と共に成り上がる~
草乃葉オウル
ファンタジー
誰もが自分の魔法を記した魔本を持っている世界。
無能の証明である『白紙の魔本』を持つ冒険者エンデは、生活のため報酬の良い魔境調査のパーティーに参加するも、そこで捨て駒のように扱われ命の危機に晒される。
死の直前、彼を助けたのは今にも命が尽きようかという竜だった。
竜は残った命を魔力に変えてエンデの魔本に呪文を記す。
ただ一つ、『白紙の魔本』を持つ魔王の少女を守ることを条件に……。
エンデは竜の魔法と意思を受け継ぎ、覇権を争う他の魔王や迫りくる勇者に立ち向かう。
やがて二人のもとには仲間が集まり、世界にとって見逃せない存在へと成長していく。
これは種族は違えど不遇の人生を送ってきた二人の空白を埋める物語!
※完結済みの自作『PASTEL POISON ~パーティに毒の池に沈められた男、Sランクモンスターに転生し魔王少女とダンジョンで暮らす~』に多くの新要素を加えストーリーを再構成したフルリメイク作品です。本編は最初からすべて新規書き下ろしなので、前作を知ってる人も知らない人も楽しめます!
【北の果てのキトゥルセン】 ~辺境の王子に転生したので、まったり暮らそうと思ったのに、どんどん国が大きくなっていく件について~
次元謄一
ファンタジー
タイトル変更しました→旧タイトル 「デッドエンドキングダム ~十五歳の魔剣使いは辺境から異世界統一を目指します~」
前世の記憶を持って生まれたオスカーは国王の落とし子だった。父の死によって十五歳で北の辺境王国の統治者になったオスカーは、炎を操る魔剣、現代日本の記憶、そしてなぜか生まれながらに持っていた【千里眼】の能力を駆使し、魔物の森や有翼人の国などを攻略していく。国内では水車を利用した温泉システム、再現可能な前世の料理、温室による農業、畜産業の発展、透視能力で地下鉱脈を探したりして文明改革を進めていく。
軍を使って周辺国を併合して、大臣たちと国内を豊かにし、夜はメイド達とムフフな毎日。
しかし、大陸中央では至る所で戦争が起こり、戦火は北までゆっくりと、確実に伸びてきていた。加えて感染するとグールになってしまう魔物も至る所で発生し……!?
雷を操るツンデレ娘魔人、氷を操るクール系女魔人、古代文明の殺戮機械人(女)など、可愛いけど危険な仲間と共に、戦乱の世を駆け抜ける!
登場人物が多いので結構サクサク進みます。気軽に読んで頂ければ幸いです。
ゾンビ転生〜パンデミック〜
不死隊見習い
ファンタジー
異世界に転移したのはゾンビだった。
1000年の歴史を持つラウム王国。その首都ガラクシアで暮らす若き兵士ポラリスは英雄になることを夢見ていた。平和なガラクシアを侵食する邪な気配。“それ”は人を襲い“それ”は人を喰らい“それ”は人から為る。
果たしてポラリスは人々守り、英雄となれるのだろうか。これは絶望に打ち勝つ物語。
※この作品は「ノベルアップ+」様、「小説家になろう」様でも掲載しています。
※無事、完結いたしました!!(2020/04/29)
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
おもちゃで遊ぶだけでスキル習得~世界最強の商人目指します~
暇人太一
ファンタジー
大学生の星野陽一は高校生三人組に事故を起こされ重傷を負うも、その事故直後に異世界転移する。気づけばそこはテンプレ通りの白い空間で、説明された内容もありきたりな魔王軍討伐のための勇者召喚だった。
白い空間に一人残された陽一に別の女神様が近づき、モフモフを捜して完全復活させることを使命とし、勇者たちより十年早く転生させると言う。
勇者たちとは違い魔王軍は無視して好きにして良いという好待遇に、陽一は了承して異世界に転生することを決める。
転生後に授けられた職業は【トイストア】という万能チート職業だった。しかし世界の常識では『欠陥職業』と蔑まされて呼ばれる職業だったのだ。
それでも陽一が生み出すおもちゃは魔王の心をも鷲掴みにし、多くのモフモフに囲まれながら最強の商人になっていく。
魔術とスキルで無双し、モフモフと一緒におもちゃで遊んだり売ったりする話である。
小説家になろう様でも投稿始めました。
死霊術士が暴れたり建国したりするお話
白斎
ファンタジー
日本人がファンタジー異世界にとばされてネクロマンサーになり、暴れたりダラダラしたり命を狙われたりしながら、いずれ建国してなんやかんやするお話です。 ヒロイン登場は遅めです。 ライバルは錬金術師です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる