BL 生徒会長が怖い

6話 まさかの全裸

「無理です！それは無理です！ぜ、全裸なんてっ！」

俺は必死に訴えながらじりじりと後ずさる。

「安心しろ。ドアの鍵はかけておいた。誰も入っては来ない。」

「そういう問題じゃないです！」

すると、南原さんの手が俺のベルトをガッと掴んだ。

「ぎゃああああああああ！！！ごめんなさいごめんなさい！！！ほんと無理ですいやあああああ！！」

無理矢理脱がせるつもりなのだろうと悟った俺は全力で抵抗する。

「ククッ...うるさい、大人しくしてろ。どうせ逃げられないから。」

南原さんは、俺を椅子に押し倒した。そしてネクタイで、暴れる俺の両手をいとも簡単にひとつにまとめると、手際よく俺のズボンを下着ごとずり下ろした。

「ひっ...！や、やだっ！！」

手を縛られていて、剥き出しになった下半身を隠すことが出来ない。羞恥で顔がカッと熱くなる。

「かわいいな。もっといじめたくなる。」

「こ、こんなの絶対おかしいです！なんで、こんな...」

「おかしいとかおかしくないとか、どうでもいいんだよ。俺は最高に楽しい♪」 

「た、楽しいって......ひっ！？」

南原さんが不意に、俺の腹に手を這わせてきた。くすぐったくて身をよじるが、縛られた手を押さえ付けられて逃れられない。

(こ、これってもしかして...)

全裸で押し倒され手を拘束され体を撫でられてるこの状況で、今から何をされるのかやっと分かった気がする。その瞬間、俺の体はさらにカタカタと震えだした。

「あ、い、嫌です...。お願いしますっ、やめて下さい...いやだ...いやだ！」