BL 生徒会長が怖い

かのほ

文字の大きさ
上 下
28 / 341

28話 ヤりたいだけ

しおりを挟む

「はははははっ...!最高だよ坂北くん!お前は面白いな。」

別に面白い事を言ったつもりはないのに、なぜそんなに笑うのだろう。バカにされてるみたいで、腹が立つ。

「いいか?よく聞け坂北くん。そんな事をしても、お前にとっては何も得になんてならないよ。俺が楽しいだけで。なぜなら俺は、男子高校生を食いまくりたいだけで、学校の事なんか正直どうでもいいからね。」

「ちょ、南原!バラしていいのかそれ!?」

..................え。

男子高校生を食いまくりたいだけ...。

男子高校生を食いまくりたいだけ!? 

何を言ってるんだこの人は。

「な、なんでそんな事が許されるんですか!?せ、先生達は...?」

「かつて、この亜奈月高校の荒れ方は凄まじくてね。授業すらまともに出来なかったんだよ。先生たちも困り果てていた。そこへ俺がこの卑猥なお仕置き制度を提案し、実行したところ、見事に生徒達の態度は激変したんだ。それ以来、この制度は黙認されている。先生たちは、俺に頭が上がらないし、表向きには学校の為にやってることになってるからね。」

自慢げに話す南原さんに、俺は軽蔑の眼差しを送った。

「つまり、お前が校則を何度も違反してくれれば、その分、俺はお仕置きと称してイロイロとヤれるってわけ。お前にメリットはない。」

そういえばさっき、南原さんは自分の以外の誰かの為に行動を起こしたりしないと言っていたっけ。

お仕置きは、自分の欲望を満たすためだったんだ...。

「っ...最低っ...!」

「は、その最低なやつにお前は今から犯されるんだよ。」

それじゃあ今日俺がわざと校則違反したのは南原さんを喜ばせただけで、昨日の仕返しどころか、ちょっとした嫌がらせにもなってなかったのか。

自分の浅はかな行動に後悔せざるを得ない事実を聞いた。俺が挑んだ闘いは、始まる前に終わったのだ。

ならもう校則違反はしない。別の方法で、この制度を止めさせなきゃ。でも、どうすれば...。

いや、今はこの状況をどうにかするのが先だった。輪姦なんて冗談じゃない。

「っ...あの、南原さんが、や、ヤりたいのはよく分かりました。でも、き、今日は、もう、帰して貰えませんか?」

「帰して貰えると思う?」

「お願いですから!暴言吐いたのも、すみませんでした!もうやだから...おねが...っ...。昨日は、帰してくれたじゃないですか!」

「ただの気まぐれだ。」

やっぱりダメか。情に訴える方法は通じないようだ。
でも、縛られている俺には、なんとか説得をするしか道はない。

しかし、何を言えばいいのか探す暇もなく、俺の体は三人の手によってまさぐられ始めた。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

ドSな義兄ちゃんは、ドMな僕を調教する

天災
BL
 ドSな義兄ちゃんは僕を調教する。

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

部室強制監獄

裕光
BL
 夜8時に毎日更新します!  高校2年生サッカー部所属の祐介。  先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。  ある日の夜。  剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう  気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた  現れたのは蓮ともう1人。  1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。  そして大野は裕介に向かって言った。  大野「お前も肉便器に改造してやる」  大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…  

高校生の僕は、大学生のお兄さんに捕まって責められる

天災
BL
 高校生の僕は、大学生のお兄さんに捕まって責められる。

膀胱を虐められる男の子の話

煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ 男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話 膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)

3人の弟に逆らえない

ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。 主人公:高校2年生の瑠璃 長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。 次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。 三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい? 3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。 しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか? そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。 調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m

処理中です...