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終章 附属高校への内部進学
第3話 あれ?
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『プログラム一番、理事長挨拶と、プログラム二番、新入生代表挨拶は、同時に行わせていただきます』
右手から現れたのは、杏奈だった。附属中学の元生徒会長だったから予想はしていたが、理事長の龍馬の代わりに挨拶をすると同時に、生徒代表の挨拶もするとは思っていなかった。
代表挨拶をする生徒は、附属中学三年二学期の成績で主席だった者がするという噂もあったからだ。ということは、杏奈が主席の成績を取っていたということなのだろう。
『凄いね、会長さん。あ、今は杏奈さんか』
『だね。トップだったんだと思うよ、きっと』
カタンと、手を添えてマイクの位置を直す音が聞こえた。
『初めましての人は初めまして。お久しぶりの人は、お久しぶりです。東比嘉大学附属高校、一年一組。東比嘉杏奈と申します』
凜とした佇まい。カチューシャでまとめた、額に一筋も垂れない前髪のせいで、表情がはっきりと見える。同じ一年生とは思えない大人っぽい表情。
『本校理事長、東比嘉龍馬の名代として、祖父のメッセージを伝えさせていただきます。「諸君、よく遊び、よく学べ、以上だ」とのことでした――』
『相変わらず、豪快だね』
『うん。一度会ったからよくわかるよ』
『――以上をもちまして、入学の挨拶とさせていただきます。ご静聴、ありがとうございました』
簡潔で、無駄なことを一切話さない、わかりやすい挨拶だった。一礼して、右手へ戻っていく杏奈。
『続きまして、プログラム三番、生徒会長挨拶』
『先生、あれ……』
先ほどまで杏奈がいた場所を指差して、驚きの表情のまま固まっていた。勇次郎は視線で、その指先を追う。
『ん? ……え゛?』
同じように、そこにいた女性の姿を見て声に詰まる勇次郎。
杏奈とは身長差があったからか、マイクの位置を直して話し始める。
『皆さん、初めまして。生徒会長の仲田原鈴子と申します』
「あれ? なんで? まだ二年でしょう?」
『はいそこの可愛らしい新入生、私語は慎んでくださいね』
「すみませんでした……」
勇次郎は名指しではなかったが、指を差されて怒られてしまった。同時に、少しばかり笑い声が聞こえる。すぐに鈴子が注意を促し、勇次郎の失敗はなかったことにしてしまう。
『――以上をもちまして、東比嘉大学附属高校、入学式を終了させていただきます。新入生の皆さんは、係の指示に従って、教室へ移動してください。ご静聴、ありがとうございました』
入学式も終わり、勇次郎と文庫は生徒会役員と思われる人たちに促されて、外へでてくる。
「まさか鈴子お姉ちゃんが生徒会長だったなんてね。文ちゃん何か聞いてた?」
「いんや、なんも教えてくれないんだよ。なーに考えてんだかね」
「あ、だからじゃない? あの先輩がさ、文ちゃんの名字知ってたの」
「あー、かもしんないね」
中央体育館から出て、クラス毎にマイクロバスで移動することになった。確かにぞろぞろ歩いて移動では、収集がつかなくなってしまう。
生徒会の役員がプラカードを持って、マイクロバスへ誘導してくれる。その際、勇次郎と杏奈は数十センチまで距離を詰め、すれ違ったのだが、彼女はこちらを見ようともしなかった。
『あれ? 今の杏奈さんだったはずだけど? 先生のこと、見えなかったのかな?』
『いや、どうだろうね。これだけ人数いたら、気づかなくてもおかしくないし』
『そりゃそうだよね。あれだけ優しい杏奈先輩が、シカトするわけないからな』
『だと思うよ』
▼
勇次郎たちはが教室で、LHRがを受け終わると、ややあって端末へメールが入っていた。ふたりが呼び出された場所は、附属高校校舎の一階にある、生徒会役員室。そのまた奥にある生徒会長執務室へ来ていた。
「どういうことだってばさ? 姉ちゃん」
「あら? 言わなかったかしらん?」
「聞いてないってば、鈴子お姉ちゃん」
「そう? 聞かれなかったからかもしれないわね」
附属中学のときとは違い、附属高校からは生徒会長に執務室を使う権限が与えられるとのこと。おまけにこの部屋は、防音効果が高く、キッチンまでついているとのこと。
「去年ね、思いきって会長選挙に立候補したの。そしたらね、受かっちゃったのよねん」
「あれほど卑怯な手法はなかったと思いますが?」
珍しく辛辣な言葉を使う麻乃。勇次郎は素直に二人の話を聞いておくことにする。
「どこが卑怯な手法なの? 対立候補も煽ってないし、誰も困ってないし、誰も傷つけてないのよん」
「いえ、勇次郎様がお困りになるではありませんか?」
「え? 僕が?」
「はい。鈴子ちゃんはですね、演説の際に公約を掲げてはいませんでした」
「よく受かったね。あ、付属中学の生徒会長だったから?」
「いえ、鈴子ちゃんはですね、ある意味、全校生徒を脅したのです」
やれやれと肩をすくめる麻乃とは対象に、『てへっ』と舌を出して誤魔化しそうな表情をしている鈴子。
「脅しなんてしてないわ。ただね、『私に投票しなかったら、今年のコンテストには勇きゅんを出場させない』って言っただけよん」
「うわ、それは汚ぇ……」
「そうなんです。裏を返せば、生徒会長にしたなら、勇次郎様をを出場させると、公言したのです」
「まぁ、出されるとは思ってたから、別にいいんだけどね」
「確かに、勇次郎様をお守りしていただけるのは、頭が下がりますが」
「はい?」
「勇次郎様、鈴子ちゃんはですね、この部屋の存在を聞いていたんです。ここならば、勇次郎様が逃げ込んでも誰も追いかけては来ないでしょうから」
「あ、そういうこと」
「はいはい。麻乃ちゃんの言うとおりよ。勇ちゃんがね、お家以外で一息つけるところを作ってあげたかった。実質、コンテストの実行委員会を動かしてるのも、附属高校の生徒会だと知ってしまって、これは絶対に握っておこうと思ったのね。大学までに実験を握ってさえしまえば、前人未踏の十連覇も夢じゃないのよ」
無茶を言う。そう勇次郎は思っただろう。
「鈴子お姉ちゃん。いくら僕でも、そのうち男らしくなっちゃうかもだよ?」
「勇ちゃん」
「ん?」
「声変わりした?」
「うん」
「喉仏出てる?」
「自分じゃわからないけど、触るとなんとなくあるような」
「口元や顎に、髭は生える?」
「産毛程度だから凄く助かってるけど」
「ほらね、勇ちゃんはね、ナチュラルな『男の娘』なのよ。こうなるべくして、生まれてきたのよん」
「いや、今はそうかもしれないけど……」
「勇ちゃん」
「はい」
「勇ちゃんのお父さんの写真、何度も見せてもらったけれどね」
「うん」
「ぜんっ、ぜん似てないわよね?」
「確かに、縁子様にそっくりでございます」
「そうよ、そこが重要なの。おばさまはの姿はどう見える? どう見ても、間違いなく『ロリばば○』でしょう?」
「姉ちゃんそれは言い過ぎ、じゃないかもだけどさ」
「鈴子ちゃん、せめて『童顔』といいませんか?」
「童顔を超えてるのよ。いまだに補導される恐れもあるって、ある筋から聞いてるわ」
「それ、僕の話じゃないの」
「そうともいうわね。おばさまと勇ちゃんが並んだら、どう見ても姉妹にしか見えないわ」
「それは私も同意いたします」
「まぁ確かに」
「ちょっとそこ、文ちゃんも否定してよ」
「……いや、今までの姉ちゃんの話のどこを否定しろっていうのさ? 化粧した先生に勝てる女の子って俺、数人しか知らないよ」
「ちょ……」
鈴子も麻乃も無言で頷いている。勇次郎はナルシストじゃない、だからけっして自分が可愛いなんて思わない。
ただ、勇次郎はアニメや漫画が大好きだった。もちろん、魔法少女ものも大好物。女装するのは別に恥ずかしくなかったし、したらしたで鈴子が喜んでくれた。誕生日もそうだ、杏奈が喜ぶからと、麻乃も言うからしたようなもの。
「そうなの。もしね、古のミスコンが復活したとして、勇ちゃんは間違いなく、ぶっちぎりで優勝できてしまう素養をもってるのよ」
麻乃も文庫も無言で頷く。
「とにかくね、勇ちゃん」
「うん」
「休み時間になったらおそらく『サイン攻め』に会う可能性が高いわ。そうしたらね、話は通してあるから、ここに逃げてくること。生徒会役員以外は一応、入れないという建前があるからね」
「うん。それは助かるかも。心安まる場所があるなんて、ありがたいし、あ。麻乃、さん」
「勇ちゃん。全部知ってるからいつも通りでいいわよ」
「全部知ってるってどういうことさ、姉ちゃん」
「だってね、麻乃ちゃんとは付属小のときからの付き合いだもの。聞いてたらわかるわ」
「あー、そういう意味か。なるほどね」
「わかればよろしい」
右手から現れたのは、杏奈だった。附属中学の元生徒会長だったから予想はしていたが、理事長の龍馬の代わりに挨拶をすると同時に、生徒代表の挨拶もするとは思っていなかった。
代表挨拶をする生徒は、附属中学三年二学期の成績で主席だった者がするという噂もあったからだ。ということは、杏奈が主席の成績を取っていたということなのだろう。
『凄いね、会長さん。あ、今は杏奈さんか』
『だね。トップだったんだと思うよ、きっと』
カタンと、手を添えてマイクの位置を直す音が聞こえた。
『初めましての人は初めまして。お久しぶりの人は、お久しぶりです。東比嘉大学附属高校、一年一組。東比嘉杏奈と申します』
凜とした佇まい。カチューシャでまとめた、額に一筋も垂れない前髪のせいで、表情がはっきりと見える。同じ一年生とは思えない大人っぽい表情。
『本校理事長、東比嘉龍馬の名代として、祖父のメッセージを伝えさせていただきます。「諸君、よく遊び、よく学べ、以上だ」とのことでした――』
『相変わらず、豪快だね』
『うん。一度会ったからよくわかるよ』
『――以上をもちまして、入学の挨拶とさせていただきます。ご静聴、ありがとうございました』
簡潔で、無駄なことを一切話さない、わかりやすい挨拶だった。一礼して、右手へ戻っていく杏奈。
『続きまして、プログラム三番、生徒会長挨拶』
『先生、あれ……』
先ほどまで杏奈がいた場所を指差して、驚きの表情のまま固まっていた。勇次郎は視線で、その指先を追う。
『ん? ……え゛?』
同じように、そこにいた女性の姿を見て声に詰まる勇次郎。
杏奈とは身長差があったからか、マイクの位置を直して話し始める。
『皆さん、初めまして。生徒会長の仲田原鈴子と申します』
「あれ? なんで? まだ二年でしょう?」
『はいそこの可愛らしい新入生、私語は慎んでくださいね』
「すみませんでした……」
勇次郎は名指しではなかったが、指を差されて怒られてしまった。同時に、少しばかり笑い声が聞こえる。すぐに鈴子が注意を促し、勇次郎の失敗はなかったことにしてしまう。
『――以上をもちまして、東比嘉大学附属高校、入学式を終了させていただきます。新入生の皆さんは、係の指示に従って、教室へ移動してください。ご静聴、ありがとうございました』
入学式も終わり、勇次郎と文庫は生徒会役員と思われる人たちに促されて、外へでてくる。
「まさか鈴子お姉ちゃんが生徒会長だったなんてね。文ちゃん何か聞いてた?」
「いんや、なんも教えてくれないんだよ。なーに考えてんだかね」
「あ、だからじゃない? あの先輩がさ、文ちゃんの名字知ってたの」
「あー、かもしんないね」
中央体育館から出て、クラス毎にマイクロバスで移動することになった。確かにぞろぞろ歩いて移動では、収集がつかなくなってしまう。
生徒会の役員がプラカードを持って、マイクロバスへ誘導してくれる。その際、勇次郎と杏奈は数十センチまで距離を詰め、すれ違ったのだが、彼女はこちらを見ようともしなかった。
『あれ? 今の杏奈さんだったはずだけど? 先生のこと、見えなかったのかな?』
『いや、どうだろうね。これだけ人数いたら、気づかなくてもおかしくないし』
『そりゃそうだよね。あれだけ優しい杏奈先輩が、シカトするわけないからな』
『だと思うよ』
▼
勇次郎たちはが教室で、LHRがを受け終わると、ややあって端末へメールが入っていた。ふたりが呼び出された場所は、附属高校校舎の一階にある、生徒会役員室。そのまた奥にある生徒会長執務室へ来ていた。
「どういうことだってばさ? 姉ちゃん」
「あら? 言わなかったかしらん?」
「聞いてないってば、鈴子お姉ちゃん」
「そう? 聞かれなかったからかもしれないわね」
附属中学のときとは違い、附属高校からは生徒会長に執務室を使う権限が与えられるとのこと。おまけにこの部屋は、防音効果が高く、キッチンまでついているとのこと。
「去年ね、思いきって会長選挙に立候補したの。そしたらね、受かっちゃったのよねん」
「あれほど卑怯な手法はなかったと思いますが?」
珍しく辛辣な言葉を使う麻乃。勇次郎は素直に二人の話を聞いておくことにする。
「どこが卑怯な手法なの? 対立候補も煽ってないし、誰も困ってないし、誰も傷つけてないのよん」
「いえ、勇次郎様がお困りになるではありませんか?」
「え? 僕が?」
「はい。鈴子ちゃんはですね、演説の際に公約を掲げてはいませんでした」
「よく受かったね。あ、付属中学の生徒会長だったから?」
「いえ、鈴子ちゃんはですね、ある意味、全校生徒を脅したのです」
やれやれと肩をすくめる麻乃とは対象に、『てへっ』と舌を出して誤魔化しそうな表情をしている鈴子。
「脅しなんてしてないわ。ただね、『私に投票しなかったら、今年のコンテストには勇きゅんを出場させない』って言っただけよん」
「うわ、それは汚ぇ……」
「そうなんです。裏を返せば、生徒会長にしたなら、勇次郎様をを出場させると、公言したのです」
「まぁ、出されるとは思ってたから、別にいいんだけどね」
「確かに、勇次郎様をお守りしていただけるのは、頭が下がりますが」
「はい?」
「勇次郎様、鈴子ちゃんはですね、この部屋の存在を聞いていたんです。ここならば、勇次郎様が逃げ込んでも誰も追いかけては来ないでしょうから」
「あ、そういうこと」
「はいはい。麻乃ちゃんの言うとおりよ。勇ちゃんがね、お家以外で一息つけるところを作ってあげたかった。実質、コンテストの実行委員会を動かしてるのも、附属高校の生徒会だと知ってしまって、これは絶対に握っておこうと思ったのね。大学までに実験を握ってさえしまえば、前人未踏の十連覇も夢じゃないのよ」
無茶を言う。そう勇次郎は思っただろう。
「鈴子お姉ちゃん。いくら僕でも、そのうち男らしくなっちゃうかもだよ?」
「勇ちゃん」
「ん?」
「声変わりした?」
「うん」
「喉仏出てる?」
「自分じゃわからないけど、触るとなんとなくあるような」
「口元や顎に、髭は生える?」
「産毛程度だから凄く助かってるけど」
「ほらね、勇ちゃんはね、ナチュラルな『男の娘』なのよ。こうなるべくして、生まれてきたのよん」
「いや、今はそうかもしれないけど……」
「勇ちゃん」
「はい」
「勇ちゃんのお父さんの写真、何度も見せてもらったけれどね」
「うん」
「ぜんっ、ぜん似てないわよね?」
「確かに、縁子様にそっくりでございます」
「そうよ、そこが重要なの。おばさまはの姿はどう見える? どう見ても、間違いなく『ロリばば○』でしょう?」
「姉ちゃんそれは言い過ぎ、じゃないかもだけどさ」
「鈴子ちゃん、せめて『童顔』といいませんか?」
「童顔を超えてるのよ。いまだに補導される恐れもあるって、ある筋から聞いてるわ」
「それ、僕の話じゃないの」
「そうともいうわね。おばさまと勇ちゃんが並んだら、どう見ても姉妹にしか見えないわ」
「それは私も同意いたします」
「まぁ確かに」
「ちょっとそこ、文ちゃんも否定してよ」
「……いや、今までの姉ちゃんの話のどこを否定しろっていうのさ? 化粧した先生に勝てる女の子って俺、数人しか知らないよ」
「ちょ……」
鈴子も麻乃も無言で頷いている。勇次郎はナルシストじゃない、だからけっして自分が可愛いなんて思わない。
ただ、勇次郎はアニメや漫画が大好きだった。もちろん、魔法少女ものも大好物。女装するのは別に恥ずかしくなかったし、したらしたで鈴子が喜んでくれた。誕生日もそうだ、杏奈が喜ぶからと、麻乃も言うからしたようなもの。
「そうなの。もしね、古のミスコンが復活したとして、勇ちゃんは間違いなく、ぶっちぎりで優勝できてしまう素養をもってるのよ」
麻乃も文庫も無言で頷く。
「とにかくね、勇ちゃん」
「うん」
「休み時間になったらおそらく『サイン攻め』に会う可能性が高いわ。そうしたらね、話は通してあるから、ここに逃げてくること。生徒会役員以外は一応、入れないという建前があるからね」
「うん。それは助かるかも。心安まる場所があるなんて、ありがたいし、あ。麻乃、さん」
「勇ちゃん。全部知ってるからいつも通りでいいわよ」
「全部知ってるってどういうことさ、姉ちゃん」
「だってね、麻乃ちゃんとは付属小のときからの付き合いだもの。聞いてたらわかるわ」
「あー、そういう意味か。なるほどね」
「わかればよろしい」
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