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第27話 君たちは、幸せになってもいいんだよ?
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大公、フランクさんの息子。
レオニール君の成人の義の式典でのハプニングだった。
彼はその場でうちの可愛いクレーリアちゃんに交際を申し込んじゃったんだよ。
彼女も二つ返事で受けちゃったものだから、辺りは騒然とした雰囲気に。
「ソウジロウさん、狙ってた?」
「いや、そういうわけじゃないんだけどね。少しでも幸せになって欲しいとは思ってたんだよね。これを機会にいい縁があればと思ってたけど。まさかねぇ」
「この策士」
俺の脇腹をつんつんと肘でつつくカーミリアさん。
俺だってね、フランクさんの息子さんが釣れるとは思わなかったのよ。
「ぷっ……」
はいはい。
自重しようね?
口元ゆるゆるなオルティアさんや。
おっと。
よく見ると、俺の家族だってわかったんだろうね。
我先にとあちこちから、ジェラル君の傍にお嬢様方が寄ってくるじゃないか。
オルティア、悪いけどサポートしてあげてくれたら助かる。
「ぷっ……。かしこまりましタ」
だから……。
もういいわ。
「ソウジロウさん。これだけあなたは注目を浴びてるってことなの。おわかり?」
「あぁ。まいったわ」
俺は苦笑しかできなかったよ。
その点俺は、傍にカーミリアさんがいるから安心だね。
「あ、でも」
「どしたの?」
「ソウジロウさんも気を付けてね」
「何をさ?」
「第二夫人の座を狙ってる人、いると思うの」
「まじですか?」
「嘘は言わないわ」
そりゃ困る。
まだ第一婦人もいないんだから。
ちょっと待て。
「それ、どういう意味? 俺、第一婦人もいないんだけど」
「あら? あたしは?」
「まだ、おと──」
「ば、馬鹿。大声で言ったらあたしの立場が」
「ご、ごめん」
「んもう。ちょっとは考えてよね?」
その場で俺の頬にキスしてくれる。
きっと『これはあたしのだ』という彼女なりのアピールなんだろうな。
「ぷっ……」
オルティアェ……。
▼▼
式典も終わり、俺たちは家に戻っていた。
馬車の中。
「あの、ソウジロウおじさま」
「どうしたんだい?」
「私、その。よかったんでしょうか?」
「あぁ。レオニール君のことかい?」
「はい。私のような庶民が……」
「いーや。違うよ」
「えっ?」
「二人は、俺の姪と甥なんだ。そうだよね? カーミリアさん」
「えぇ。今回でそういう認識になってると思うわ」
「ほら。だからね、堂々と付き合ったらいいんだよ。君はね、幸せになる権利があるんだ」
「はいっ」
だね。
この子には幸せになってもらわないと俺が困る。
「そういえば、ジェラル君も、かなーりモテてたね」
「うぁ、それ言いますか?」
「ジェラル君は、もっと頑張って。お相手になる女性ができたら、その人に釣り合うようにならないと駄目だよ。きっとあちこちからお誘いの連絡が来るだろうし」
「俺、どうすりゃいいんだ……。あんなに女の子に囲まれたこともなかったし」
「その点はオルティアが教えてくれるよ。だよね?」
「はイ。今のところ、フランクよりはマシかと思います」
「あらら」
▼▼
日に日に綺麗になっていくクレーリアちゃん。
恋を知ると、女の子って変わるんだね。
おじさんは嬉しいよ。
今日もレオニール君のお誘いでデートらしい。
レオニール君もやるもんだね。
ジェラル君はオルティアに教えられた鍛錬を毎日欠かさないようだね。
まだ十三歳だけど、彼は彼でいい子に育ってるとは思う。
そうそう。
彼はまた等級が上がったって言ってた。
嬉しそうだったね。
俺が目立ってるもんだから、探検者の社会的地位も、この国ではそこそこ見直されてるみたいだし。
フランクさんとは飲み友達のような関係になってる。
大公家御用達の店があって、たまーに呼ばれるんだ。
これがまた面白いんだよ。
奥さんのエリッサさん同伴で飲み歩いてるんだそうだ。
彼女も、レオニール君のことで喜んでたよ。
元々真面目で、前向きに跡取りとして頑張ってたらしいけど、更に精力的になったらしいね。
まだまだ跡目を譲ることはないんだろうけど、将来が楽しみだって言ってたよ。
俺は相変わらず、塩漬け依頼をこなしてるんだけど。
最近は数が減ってきたね。
俺がそういう活動をしてるということから、他の探検者も嫌がらずにやるようになってくれてきてる。
筆頭探検者として、しっかりと役目が果たせているかは甚だ疑問ではあるけどね。
オルティアは、いつも通り俺を支えてくれて、皆のいいお姉さんという立場かな。
皆のって?
もちろん、クレーリアちゃん、ジェラル君、カーミリアさんのだよ。
ジェラル君の剣の師匠で、作法の先生でもある。
クレーリアちゃんは生前の母親から教わっていたらしく、その点は安心してみていられるからね。
その代わり、彼女はカーミリアさんから魔術の手ほどきを受けている。
特に治癒はカーミリアさんも驚くくらいに達者なんだそうだ。
そのカーミリアさんはね。
俺の横で今、食事中。
喉を美味しそうに『こくん、こくん』と鳴らして、いただきますされてますよ。
彼女とはレオニール君の式典以来。
友達以上、恋人未満。
どっちかというと、仲の良い女友達って感じかな。
俺は女生とお付き合いしたことがないから、感覚的にわからないんだよね。
かといって、ヴァンパイアの常識から言って、彼女が他の男性の血を吸うことは生涯ないらしい。
俺が責任取ることになりそうなのは明確なんだよな。
別に嫌だという訳ではないんだ。
ただ、慣れてないんだ。
仕方ないだろう?
魔法使いで賢者一歩手前だったんだからさ。
ギルドに行くと、シルヴェッティさんに相変わらずの笑顔を向けられる。
彼女も俺とカーミリアのことは知られてるはずなんだけど。
もしかして、前にカーミリアさんが言ってた『第二夫人』狙いとか、ないよね?
絶対にないよね?
俺、そんな甲斐性ないぞ。
ただでさえ、カーミリアさんのことだって困ってるくらいなのに。
それに俺はまだ、賢者一歩手前。
そうだよ、まだ立派な『チェリーボーイ』だよっ。
悪いか?
「ソウジロウ様。こっちこっち」
「どうしたんですか? シルヴェッティさん」
「おかげさまで、塩漬け依頼なのですが。ほぼ停滞することがなくなりました」
「それはよかったです」
「少々難しい感じの依頼も。ソウジロウ様のおかげで、受けてもらえるようになったんです」
「ほほぅ」
「実は、つい先日。依頼達成率が一番になったんです。ここの支部」
「お、それは嬉しいですね」
「えぇ。ジェラル君も頑張ってくれているんですよ。ただですね。今日、変な依頼が飛び込んできたんです」
変な依頼?
シルヴェッティさんが俺にだけこっそり見せてくれる。
「まだ張り出してはいないんです。事が事だけにです」
そこにはこう書いてあった。
──父母の負債を抱えて逃げ出した異教徒であるクレーリアという少女を探している。
無傷で捕えることができれば、褒章として金貨五十枚を出す。
依頼主、聖カルエラ教会 神父 グライド・マルンドレッド──
「──なんだ、これ……」
「えぇ。支部長の許可をもらって、ここで止めています。さすがにこれは、私が聞いていた話とはかけ離れていますので……」
「これ、借りていってもいいですか?」
「はい。何かいいお考えがありましたら、私としてもお願いしたいと思っています」
それはそうだろう。
シルヴェッティさんも、まるで自分のことのように今まで心配してくれた二人に関することなんだ。
「すみません。お預かりします」
「はい、お願いいたします。ソウジロウ様」
俺はとにかく、一番の知恵袋に相談することにした。
レオニール君の成人の義の式典でのハプニングだった。
彼はその場でうちの可愛いクレーリアちゃんに交際を申し込んじゃったんだよ。
彼女も二つ返事で受けちゃったものだから、辺りは騒然とした雰囲気に。
「ソウジロウさん、狙ってた?」
「いや、そういうわけじゃないんだけどね。少しでも幸せになって欲しいとは思ってたんだよね。これを機会にいい縁があればと思ってたけど。まさかねぇ」
「この策士」
俺の脇腹をつんつんと肘でつつくカーミリアさん。
俺だってね、フランクさんの息子さんが釣れるとは思わなかったのよ。
「ぷっ……」
はいはい。
自重しようね?
口元ゆるゆるなオルティアさんや。
おっと。
よく見ると、俺の家族だってわかったんだろうね。
我先にとあちこちから、ジェラル君の傍にお嬢様方が寄ってくるじゃないか。
オルティア、悪いけどサポートしてあげてくれたら助かる。
「ぷっ……。かしこまりましタ」
だから……。
もういいわ。
「ソウジロウさん。これだけあなたは注目を浴びてるってことなの。おわかり?」
「あぁ。まいったわ」
俺は苦笑しかできなかったよ。
その点俺は、傍にカーミリアさんがいるから安心だね。
「あ、でも」
「どしたの?」
「ソウジロウさんも気を付けてね」
「何をさ?」
「第二夫人の座を狙ってる人、いると思うの」
「まじですか?」
「嘘は言わないわ」
そりゃ困る。
まだ第一婦人もいないんだから。
ちょっと待て。
「それ、どういう意味? 俺、第一婦人もいないんだけど」
「あら? あたしは?」
「まだ、おと──」
「ば、馬鹿。大声で言ったらあたしの立場が」
「ご、ごめん」
「んもう。ちょっとは考えてよね?」
その場で俺の頬にキスしてくれる。
きっと『これはあたしのだ』という彼女なりのアピールなんだろうな。
「ぷっ……」
オルティアェ……。
▼▼
式典も終わり、俺たちは家に戻っていた。
馬車の中。
「あの、ソウジロウおじさま」
「どうしたんだい?」
「私、その。よかったんでしょうか?」
「あぁ。レオニール君のことかい?」
「はい。私のような庶民が……」
「いーや。違うよ」
「えっ?」
「二人は、俺の姪と甥なんだ。そうだよね? カーミリアさん」
「えぇ。今回でそういう認識になってると思うわ」
「ほら。だからね、堂々と付き合ったらいいんだよ。君はね、幸せになる権利があるんだ」
「はいっ」
だね。
この子には幸せになってもらわないと俺が困る。
「そういえば、ジェラル君も、かなーりモテてたね」
「うぁ、それ言いますか?」
「ジェラル君は、もっと頑張って。お相手になる女性ができたら、その人に釣り合うようにならないと駄目だよ。きっとあちこちからお誘いの連絡が来るだろうし」
「俺、どうすりゃいいんだ……。あんなに女の子に囲まれたこともなかったし」
「その点はオルティアが教えてくれるよ。だよね?」
「はイ。今のところ、フランクよりはマシかと思います」
「あらら」
▼▼
日に日に綺麗になっていくクレーリアちゃん。
恋を知ると、女の子って変わるんだね。
おじさんは嬉しいよ。
今日もレオニール君のお誘いでデートらしい。
レオニール君もやるもんだね。
ジェラル君はオルティアに教えられた鍛錬を毎日欠かさないようだね。
まだ十三歳だけど、彼は彼でいい子に育ってるとは思う。
そうそう。
彼はまた等級が上がったって言ってた。
嬉しそうだったね。
俺が目立ってるもんだから、探検者の社会的地位も、この国ではそこそこ見直されてるみたいだし。
フランクさんとは飲み友達のような関係になってる。
大公家御用達の店があって、たまーに呼ばれるんだ。
これがまた面白いんだよ。
奥さんのエリッサさん同伴で飲み歩いてるんだそうだ。
彼女も、レオニール君のことで喜んでたよ。
元々真面目で、前向きに跡取りとして頑張ってたらしいけど、更に精力的になったらしいね。
まだまだ跡目を譲ることはないんだろうけど、将来が楽しみだって言ってたよ。
俺は相変わらず、塩漬け依頼をこなしてるんだけど。
最近は数が減ってきたね。
俺がそういう活動をしてるということから、他の探検者も嫌がらずにやるようになってくれてきてる。
筆頭探検者として、しっかりと役目が果たせているかは甚だ疑問ではあるけどね。
オルティアは、いつも通り俺を支えてくれて、皆のいいお姉さんという立場かな。
皆のって?
もちろん、クレーリアちゃん、ジェラル君、カーミリアさんのだよ。
ジェラル君の剣の師匠で、作法の先生でもある。
クレーリアちゃんは生前の母親から教わっていたらしく、その点は安心してみていられるからね。
その代わり、彼女はカーミリアさんから魔術の手ほどきを受けている。
特に治癒はカーミリアさんも驚くくらいに達者なんだそうだ。
そのカーミリアさんはね。
俺の横で今、食事中。
喉を美味しそうに『こくん、こくん』と鳴らして、いただきますされてますよ。
彼女とはレオニール君の式典以来。
友達以上、恋人未満。
どっちかというと、仲の良い女友達って感じかな。
俺は女生とお付き合いしたことがないから、感覚的にわからないんだよね。
かといって、ヴァンパイアの常識から言って、彼女が他の男性の血を吸うことは生涯ないらしい。
俺が責任取ることになりそうなのは明確なんだよな。
別に嫌だという訳ではないんだ。
ただ、慣れてないんだ。
仕方ないだろう?
魔法使いで賢者一歩手前だったんだからさ。
ギルドに行くと、シルヴェッティさんに相変わらずの笑顔を向けられる。
彼女も俺とカーミリアのことは知られてるはずなんだけど。
もしかして、前にカーミリアさんが言ってた『第二夫人』狙いとか、ないよね?
絶対にないよね?
俺、そんな甲斐性ないぞ。
ただでさえ、カーミリアさんのことだって困ってるくらいなのに。
それに俺はまだ、賢者一歩手前。
そうだよ、まだ立派な『チェリーボーイ』だよっ。
悪いか?
「ソウジロウ様。こっちこっち」
「どうしたんですか? シルヴェッティさん」
「おかげさまで、塩漬け依頼なのですが。ほぼ停滞することがなくなりました」
「それはよかったです」
「少々難しい感じの依頼も。ソウジロウ様のおかげで、受けてもらえるようになったんです」
「ほほぅ」
「実は、つい先日。依頼達成率が一番になったんです。ここの支部」
「お、それは嬉しいですね」
「えぇ。ジェラル君も頑張ってくれているんですよ。ただですね。今日、変な依頼が飛び込んできたんです」
変な依頼?
シルヴェッティさんが俺にだけこっそり見せてくれる。
「まだ張り出してはいないんです。事が事だけにです」
そこにはこう書いてあった。
──父母の負債を抱えて逃げ出した異教徒であるクレーリアという少女を探している。
無傷で捕えることができれば、褒章として金貨五十枚を出す。
依頼主、聖カルエラ教会 神父 グライド・マルンドレッド──
「──なんだ、これ……」
「えぇ。支部長の許可をもらって、ここで止めています。さすがにこれは、私が聞いていた話とはかけ離れていますので……」
「これ、借りていってもいいですか?」
「はい。何かいいお考えがありましたら、私としてもお願いしたいと思っています」
それはそうだろう。
シルヴェッティさんも、まるで自分のことのように今まで心配してくれた二人に関することなんだ。
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