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第十五話 苦渋の決断。
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魔法というものは、実生活に溶け込んでいる。簡単な魔法であれば、魔法陣を使って行使できる。どんな些細な加護でも授かれば、その魔法を生かした職業に就くこともできるだろう。
だが、貴族や王族にとって、加護はその人を構成する一つの要素となってしまっている。子女たちが嫁ぐときも、婿入りするときも、それなりの加護を持っていないと難しい。当主となる者ならば、それなり以上の加護を持っていないと何を言われるかわかったものではない。
威厳やステータスとして持つ加護が重要になってしまった今の世情は、聖女ユカリコも予想していたわけではないだろう。同時に、ユカリコ教でもコントロールは難しいとされている。
もし聖女ユカリコがこの世に健在であったなら、どのように諫めただろうか?
アーシェリヲンが魔法などに頼る必要がないほど、卓越した剣の技を会得できるほどの素養があるなら話は別だ。かといって、人前で演舞をしてみせるほど彼は剣が得意ではない。
その代わりに、まだ十歳でありながら、人並み外れた魔力の総量を持っている。ただそれは、使い道、方法が定まっていなければ宝の持ち腐れと言われても仕方のないことだ。
現在はっきりしている、その馬鹿魔力が役に立つことといえば、『魔石でんち』を充填するくらいだろう。だが、それだけのために生きるのもナンセンスであり、それが理由で悪い者に狙われるのも困るだろう。
アーシェリヲンのお披露目ができない理由として、フィリップは『伯爵だから』と言った。確かに下級貴族であれば、多少蔑まされることはあっても、お披露目はできただろう。将来的に頑張って出世し、見直させればいいだけの話だ。そうであったなら、今ごろ町の中を元気に歩き回ることもできたはずだ。
貴族の間だけでまかり通っている、国の法律ではないただの悪習のためになぜここまで苦しまなければならないのだろう。そう二人とも思っていたはずだ。
「確かにな、俺たちは油断していたのかもしれない」
「えぇそうね。もしよ、あなた」
「うん」
「アーシェが『剛体』や『治癒』の加護を授かっていたなら、私たちは素直に褒めたかしら? 素直に喜ばしくお披露目をしたのかしら?」
「あぁ、そうだね」
「それならね、今回みたいな結果になって、まだアーシェを褒められてないの。お披露目の予定も立ててあげられていないの。それはおかしいと思わない?」
「あぁ、そうだね」
「アーシェに気づかせてもらったわ。本当なら私たちが、子供がどんな加護を受けても蔑んではいけないという法をつくるべきなのよ。私たちは領民に助けられて生きてきたのよ? どんな加護でも平等に扱わなければいけないの」
「あぁ、そうだね」
「私、明日にでも父に会ってくるわ――」
そのとき『きぃっ』っと、軋むようにドアが開く音。
「お母さん、お父さん……」
ドアを開けて入ってきたのはアーシェリヲンだった。
「ど、どうしたんだアーシェ。テレジアにまた何か言われたのか?」
「どうしたのアーシェ? 眠れなかったのかしら?」
時間的に寝ていると思っていたアーシェリヲンがまさかここにいるとは思っていなかった。だから二人とも慌てて取り繕おうとしている。
「あのね、お父さん」
「どうしたんだい?」
「僕がお父さんの後を継げないんじゃないかって、思うんだけど。やっぱりそうなんでしょ?」
「何を急に、そんなことはないぞ?」
「え、えぇ、そうね」
「あのね。あのとき僕もうわかってたんだ。もしかしたらって」
「そんなことは」
「あなた……」
「あ、あぁ」
言葉に詰まってしまうフィリップ。そんな彼をフォローできないエリシア。
「前にね、ある本で読んだんだけど。僕の加護ってほら、船員さんたちが持ってるものと同じでしょう?」
アーシェリヲンは船員たちのことを『船員さん』と呼ぶ。それは以前フィリップが話して聞かせた『我々貴族は領民に食べさせてもらっている。だから領民を守らなければならないんだ』という言葉。それ以来ウィンヘイム伯爵領にいるすべての職業に対し、『さん』をつけるようになったのだった。
「あ、あぁ。そうだね」
フィリップはもう誤魔化せないと思っただろう。アーシェリヲンの問いに肯定してあげることしかできないようだ。
「ヴェルミナ司祭長さんの慌てぶりと、父さんと母さんの感じでさ、とんでもない状況になってるんじゃないかって思ってたんだ。だってほら、王都に泊まるはずだったし、『れすとらん』でごはんを食べる予定だったでしょ? でも慌てて帰ってきちゃったから」
「そう、ね」
エリシアも誤魔化すことを諦めたようだ。
「もしかしたらさ、僕の加護って、貴族の間では授かるはずのないものだったんじゃないのかな? って思って。色々読み返してみたんだ」
「アーシェ……」
「お母さん、お父さん。ごめんね、駄目な子で……」
これまで饒舌だったアーシェリヲンは俯いてしまう。同時に彼頬を伝って一筋の滴が流れ、足下に落ちた音が二人の耳に届いてしまった。
エリシアはすぐさま駆け寄り、アーシェリヲンを強く抱きしめた。
「そんなことないわ。貴族が、王族が、ううん、お母さんたちがいけないの。アーシェは別に悪いところなんてこれっぽっちもないのよ。だから泣かないで、アーシェが悲しむ必要なんてないわ。こんな悪い習慣、私がお父様に――」
「いいの。僕ね、お爺ちゃんもお婆ちゃんも大好きだから。ね? だからお母さん、怒っちゃだめ」
グランダーグ王国国王のレイデット・ルイ・グランダーグと、王妃のフランソワーゼ・エル・グランダーグ。アーシェリヲンたちは国王、王妃である二人に時折会っている。
もちろんエリシアの父と母だと伝えてある。初めて会ったときに、祖父はウィンヘイムを名乗っていた。二人は、侯爵家の当主とその夫人だと身分を偽っていたのだ。
二人にとってテレジアが初孫、アーシェリヲンが二人目。レイデットはテレジアを、フランソワーゼはアーシェリヲンとフィールズを特に可愛がっていた。レイデットはテレジア可愛さに『王位継承権? そんなものは関係ない。テレジアを次の女王にするぞ』と言って、フランソワーゼに後頭部を殴られた実績がある。
アーシェリヲンは自分の家名と侯爵家の家名が同じだと知ったことで、ある程度は理解していただろう。だから祖父は政に対しても発言力があるはず。だからエリシアに『無理なことをしないで』という意味を含めて『怒っちゃだめ』と言ったのだのだろう。
だが、貴族や王族にとって、加護はその人を構成する一つの要素となってしまっている。子女たちが嫁ぐときも、婿入りするときも、それなりの加護を持っていないと難しい。当主となる者ならば、それなり以上の加護を持っていないと何を言われるかわかったものではない。
威厳やステータスとして持つ加護が重要になってしまった今の世情は、聖女ユカリコも予想していたわけではないだろう。同時に、ユカリコ教でもコントロールは難しいとされている。
もし聖女ユカリコがこの世に健在であったなら、どのように諫めただろうか?
アーシェリヲンが魔法などに頼る必要がないほど、卓越した剣の技を会得できるほどの素養があるなら話は別だ。かといって、人前で演舞をしてみせるほど彼は剣が得意ではない。
その代わりに、まだ十歳でありながら、人並み外れた魔力の総量を持っている。ただそれは、使い道、方法が定まっていなければ宝の持ち腐れと言われても仕方のないことだ。
現在はっきりしている、その馬鹿魔力が役に立つことといえば、『魔石でんち』を充填するくらいだろう。だが、それだけのために生きるのもナンセンスであり、それが理由で悪い者に狙われるのも困るだろう。
アーシェリヲンのお披露目ができない理由として、フィリップは『伯爵だから』と言った。確かに下級貴族であれば、多少蔑まされることはあっても、お披露目はできただろう。将来的に頑張って出世し、見直させればいいだけの話だ。そうであったなら、今ごろ町の中を元気に歩き回ることもできたはずだ。
貴族の間だけでまかり通っている、国の法律ではないただの悪習のためになぜここまで苦しまなければならないのだろう。そう二人とも思っていたはずだ。
「確かにな、俺たちは油断していたのかもしれない」
「えぇそうね。もしよ、あなた」
「うん」
「アーシェが『剛体』や『治癒』の加護を授かっていたなら、私たちは素直に褒めたかしら? 素直に喜ばしくお披露目をしたのかしら?」
「あぁ、そうだね」
「それならね、今回みたいな結果になって、まだアーシェを褒められてないの。お披露目の予定も立ててあげられていないの。それはおかしいと思わない?」
「あぁ、そうだね」
「アーシェに気づかせてもらったわ。本当なら私たちが、子供がどんな加護を受けても蔑んではいけないという法をつくるべきなのよ。私たちは領民に助けられて生きてきたのよ? どんな加護でも平等に扱わなければいけないの」
「あぁ、そうだね」
「私、明日にでも父に会ってくるわ――」
そのとき『きぃっ』っと、軋むようにドアが開く音。
「お母さん、お父さん……」
ドアを開けて入ってきたのはアーシェリヲンだった。
「ど、どうしたんだアーシェ。テレジアにまた何か言われたのか?」
「どうしたのアーシェ? 眠れなかったのかしら?」
時間的に寝ていると思っていたアーシェリヲンがまさかここにいるとは思っていなかった。だから二人とも慌てて取り繕おうとしている。
「あのね、お父さん」
「どうしたんだい?」
「僕がお父さんの後を継げないんじゃないかって、思うんだけど。やっぱりそうなんでしょ?」
「何を急に、そんなことはないぞ?」
「え、えぇ、そうね」
「あのね。あのとき僕もうわかってたんだ。もしかしたらって」
「そんなことは」
「あなた……」
「あ、あぁ」
言葉に詰まってしまうフィリップ。そんな彼をフォローできないエリシア。
「前にね、ある本で読んだんだけど。僕の加護ってほら、船員さんたちが持ってるものと同じでしょう?」
アーシェリヲンは船員たちのことを『船員さん』と呼ぶ。それは以前フィリップが話して聞かせた『我々貴族は領民に食べさせてもらっている。だから領民を守らなければならないんだ』という言葉。それ以来ウィンヘイム伯爵領にいるすべての職業に対し、『さん』をつけるようになったのだった。
「あ、あぁ。そうだね」
フィリップはもう誤魔化せないと思っただろう。アーシェリヲンの問いに肯定してあげることしかできないようだ。
「ヴェルミナ司祭長さんの慌てぶりと、父さんと母さんの感じでさ、とんでもない状況になってるんじゃないかって思ってたんだ。だってほら、王都に泊まるはずだったし、『れすとらん』でごはんを食べる予定だったでしょ? でも慌てて帰ってきちゃったから」
「そう、ね」
エリシアも誤魔化すことを諦めたようだ。
「もしかしたらさ、僕の加護って、貴族の間では授かるはずのないものだったんじゃないのかな? って思って。色々読み返してみたんだ」
「アーシェ……」
「お母さん、お父さん。ごめんね、駄目な子で……」
これまで饒舌だったアーシェリヲンは俯いてしまう。同時に彼頬を伝って一筋の滴が流れ、足下に落ちた音が二人の耳に届いてしまった。
エリシアはすぐさま駆け寄り、アーシェリヲンを強く抱きしめた。
「そんなことないわ。貴族が、王族が、ううん、お母さんたちがいけないの。アーシェは別に悪いところなんてこれっぽっちもないのよ。だから泣かないで、アーシェが悲しむ必要なんてないわ。こんな悪い習慣、私がお父様に――」
「いいの。僕ね、お爺ちゃんもお婆ちゃんも大好きだから。ね? だからお母さん、怒っちゃだめ」
グランダーグ王国国王のレイデット・ルイ・グランダーグと、王妃のフランソワーゼ・エル・グランダーグ。アーシェリヲンたちは国王、王妃である二人に時折会っている。
もちろんエリシアの父と母だと伝えてある。初めて会ったときに、祖父はウィンヘイムを名乗っていた。二人は、侯爵家の当主とその夫人だと身分を偽っていたのだ。
二人にとってテレジアが初孫、アーシェリヲンが二人目。レイデットはテレジアを、フランソワーゼはアーシェリヲンとフィールズを特に可愛がっていた。レイデットはテレジア可愛さに『王位継承権? そんなものは関係ない。テレジアを次の女王にするぞ』と言って、フランソワーゼに後頭部を殴られた実績がある。
アーシェリヲンは自分の家名と侯爵家の家名が同じだと知ったことで、ある程度は理解していただろう。だから祖父は政に対しても発言力があるはず。だからエリシアに『無理なことをしないで』という意味を含めて『怒っちゃだめ』と言ったのだのだろう。
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