二重人格のご令嬢

「私の名前は、神咲茜音です!よろしく!」

元気の良い自己紹介だった。

机の上に組んでた手から目を離してその声の方を見ると、天使のような少女がいた。
その淡いピンク色の目は、キラキラとしており、その子の無邪気さが見える。
周りをちらりと見ると、だらしなく鼻を伸ばしてる男子がいた。

少女にクラス中の視線が集まった時、少女は、雪のように真っ白な髪をふわりと揺らして言った。まるで、小悪魔のように。

「私、二重人格なの。仲良くしてくださいね!」



ん?




「「「「「「「「「「んっ?」」」」」」」」」」
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