ダラダラ異世界学校に行く

ゆぃ♫

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試験

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「ずっとこれぐらい減るの?」と確認すると、「このサイズでいるなら、このくらい。元のサイズでいるならもっと少なくて良い、けど僕が成長すれば、このサイズになるのにもっといる」と答えてくれた。

それから、しばらく魔力量を監察した結果。初めは減ったがその後は回復と減りが並行するので1少ない時と、マックスある時がある事がわかった。

「寝る前に1回で魔力どうぞってできる?」と確認したところ。「やってみないと分からない」と言われ。

夜に試してみようと、考えた。
普段から使いきれない膨大な魔力を寝る前に消費すると言う、習慣が気楽にできる様になると言うことだ。

「ただいまー」と部屋に入りベットに横たわる。なんか疲れたなー

「おかえりー遅かったねー」とすでに帰ってきているシシリーが返事をしてくれた。
 
早速、寝る前の魔力消費だ。ベットに寝転がり、ふと気がつく
「チロル、魔力どうやって送ったらいいんだろ?」と…
「ん?、もらっていいの?じゃーいただきます」
と特に何をするでもなく、魔力が減っていく感覚がある。

魔力を確認するとどんどん減っていく。
「今の大きさで貯めていられるのはこれくらいかな?」と言ったので再度確認すると2/3減ったなという感じだった。
「まとめて渡せたねー?これで明日1日小さいままで過ごせるかってことだよね?」
と話していると、チロルがすごく眠そうに船を漕ぎ始めていた。
「さ、ねようか」と声をかけるのであった。

翌朝、気分よく目覚め。お寝坊シシリーと共に登校する。

順に名前が呼ばれ出席がとられたあとに、挨拶で締めくくられる。
「さて皆さん、今日からテスト週間です。しっかりと復習はしてきましたか?今日は、読み書きと算術です。明日は魔法学で明後日から実技ですしっかり頑張ってください。これで朝の挨拶は終わりです。準備をしておくように」

と、先生が部屋から出ていった。
「え?テスト?」
と呟きシシリーの方を見た。
「全然勉強してなかったもんねーどうしよー」とシシリーが楽しそうに笑った。

「一応教科書だけ見とこうかな」と答え、範囲を見直してみるが、よく知る内容のことばかりなので余裕をかましておくことにした。

難なく1日を終え、チロルと一緒に帰宅する。
一応、今日のテストの予習をして、確認すると、思い返すと1箇所書き間違いがあった…普通が一番だよねと言う事で気にしないでおく。

テストも終わり、上位50人が張り出される掲示板の前にいる。
初めてのテスト、誰が1番かな?と興味はないが、シシリーとキャロルに連れられきている。
このテストで、3年などは。就職が有利になったり、貴族様に声をかけていただいたりするようだ。

1番にいるのは、ジョンとだけ書いてある。と言う事は平民なのだろう満点だったようだ。2番目には。アリシアと書いてある、予想どうり1問書き間違えていたようだ。
実技のテストは、同率1位で張り出されている。

「アリシア!すごいじゃない!1番と2番よ!」とシシリーが本人以上に大喜びしている。
特に興味のないことだが、騎士を目指していたり、貴族の下につきたい人にはそれが重要なのだろう。
学年トップになると、貴族から声掛けがあるようだ。
勉学のテスト結果と、実技のテスト結果が別にされているのは、貴族や騎士団の人たちが用途別に見るかならなのだろう。

横に立つ、掲示板の前に立つ一人の少年にふと目がいった。
3人の男子と2人の女子がその少年の周りで騒いでいるように見える。
真ん中で、佇む少年…
茶色い髪の癖っ毛の背が少し低めで、掲示板をボーっと眺めていた。

背中を友達に叩かれ、振り向くと、素朴な顔立ちながらも可愛い顔の少年だった。
どこかで見たことのあるような気もするが、気のせいだろう。
周りの子に比べると制服だが綺麗な装いをしている。
白いシャツにマルーンのネクタイをして、
インディゴブルーのブレザーにチェックのズボンを履いている。

他と違うとするならば、キチッと着られた服に、黒とシルバーの捻れた形のネクタイピンとカブスボタンがチラ見えしていることと、黒色の指輪を人差し指にしていることぐらいだろうか?

足元も黒い革靴が傷ひとつなく磨かれている。

ぼーっと眺めていると、その少年がチラリとコチラを見た気がしたが、すぐに友達と話しながら行ってしまった。

「おめでとう」と横から小さく微かに聞こえる声が、聞こえてきた。
振り返ると、キラキラとした目でこちらを見ているキャロルがいた。
「ありがとう」と答えニコリとして、
昼ごはんを食べに外に出ることにした。

「さーアリシアの1位記念とテスト終わりの祝いだー」とシシリーが楽しそうに、屋台前で叫んだ。
タイミングよくそこにギルマスが登場した。
「なんだなんだ?楽しそうだな」

「ギリマスさん、今日でテスト終わりなんでパーッとお祝いなんです!」
とにこやかに返事した。

「それはいいな」と笑いながら、同行してくるギルマス。
そこに、サブマスも登場。
「ギルマスなかなか帰ってこないと思ったらこんなところで油売ってたんですか?」
と言いながらにこやかに近ずいてきた。
「こんにちは、皆さんお昼ですか?」と声をかけられる。
「はい、テストが終わったのでお祝いです」とさっきと同じように返事をした。

ギルマスが少し、キョドッている様子がうかがえる。
「お、おうよ祝だ!大事な冒険者の祝いの日を祝わないとな」とうんうん、と言う感じに言い聞かせる。

「そうですか、あなたは仕事が残っているのではないですか?今は忙しい時期なんですよ」
と言いながら、辺りを見回すと。昼食に出ていたギルド職員に声をかけた。

「ちょっとそこのキミ、ビー君」と呼びつけた。

「はい!」と驚きを見せながらも、小走りで近ずいてくると。

サブマスがビー君に耳打ちして、お金を渡しているようだった。「は!かしこまりました!」

と返事をしたのを聞くと、サブマスはこちらに向き直り
「では、この肉ダルマをお借りしますね」と首根っこ掴んで運んで行ってしまった。

ポッカーンと眺めていると。
「ビースタートと申します、ビー君と呼んでください」とウサミミのさわやかお兄さんが、声をかけてくれた。

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