7 / 22
買い物
しおりを挟む
「お手数おかけいました」
と言うことで、お金を引き出したい事を伝えるとすぐに、職員の人に書類を用意するようにと言う事で、話をつけてくれた。
「で、ちょっと話しってのは3年前のあれなんだが」と話しながらチラッと横を見る。
彼女のことを紹介していなかったことを思い出し慌てて紹介をする「彼女は、同級生のシシリーです、一応私が将来冒険者希望というのは知っているのだけど」
と上目遣いで見てみると。
「そうか、まーそんな内密な話ではないんだが。あの依頼だけでも、白の指輪をやりたいとこなんだが、まだ子供な上。依頼をこなしている量がすくない、と言うことですぐに上げてやる事はできないと言うことだが!金額はすごい、良からぬ輩に目はつけられるのは確かだかきをつけてくれ」
と言い、ギルマスが銀の指輪を机の上に置いた。
ギルマスをチラ見すると頷いたので、銅の指輪を、机に置き銀の指輪をはめた。
なんだか気まずい沈黙の中ノックが聞こえた。
「入れ」とギルマスが答えるとお金を持った受付さんが、現れた。
「気をつけて行くんだぞ」
と送り出された。
「シシリーごめんね、今からどうするんだっけ?」
ギルドを出てから改めてきいた。
「キャロルと中央広場で待ち合わせしてるから、そこに行ってから買い物かな?」
と、嬉しそうに答えてくれた。
「中央広場までどのくらい?」「5分くらいかな?」と話しながら歩いているとあっという間に着いてしまった。
中央の噴水に腰掛けているキャロルがいて、噴水の方を見て楽しそうにしている。
指でメガネを作り除くと5匹の精霊が水の上を走ったり飛んだりと、スケートリンクのように楽しんでいる。
「キャロル!お待たせ」とシシリーが声をかけると。
嬉しそうに微笑み、「待ってない~どこ行くぅ?」とふんわりとした高い声で歌うように囁く。
「今から、雑貨屋さん?かな?」とシシリーがこちらをみた。
「うん!ポットが欲しいの雑貨かな?金物かな?」
と首を傾げながら答えると。
「多分どっちも売ってると思うけど。両方近くにあるから行ってみようか?」
とシシリーが提案してくれた。
「良いの?」と嬉しく答えると
「もちろんよ」とシシリーが答える、キャロルが、微笑みながら頷いてくれる。
「先にあるのが、金物屋さんですぐそこ」
と歩き出してすぐに指を刺す。
いかにも!と言うおもむきのある店構えだ。
中に入ると、難しそうな顔をしたおじさんがいでギロリと睨まれた
「ポットはありますか?」先手必勝!という感じで声をかけてみた。
「あ?ポットだ?やかんならある」
とその場所まで案内してくれた。
1人用の物は見当たらない…
「小さいのは無いですか?」と聞くと。
「それが1番小さいやつだ」
とぶっきらぼうに言われた。
「ありがとうございました」と声をかけ店を後にした。
後ろに2人がピッタリと着いて歩いてくる。
「あのーどうしたのかな?そんなにへばりついて」と聞いてみると。
「すごい怖そうなおじさんだったよ?恐怖心という物は貴方には無いのかな?」と逆に聞かれてしまった。
「え?見た目は怖そうだったけど。ちゃんと対応してくれたよ?」と首を傾げた。
そこから5分ほど歩いたところに雑貨店があった。今度はすごく可愛いものが多い広々とした店舗で、定員さんは女の人が2人いた。
奥の壁にポットが並べてあるのが目に入る。
そこに向かって一直線に歩いた。
ガラスのポットがあり可愛い!と思うがその横に小ぶりのドリップポットのように注ぎ口の細長いものを見つけた。
その中を除くと茶漉しと言うのか?細かい眼の網が入っている。
これにしよ!と一目惚れ的に決めた。
色も淡いグレーという感じがとても好きだ。
「これにするわ!」と持ち上げ目を輝かせながらいうと。
視線を感じる。
「本当にそれ買うの!?」とシシリーが驚きの顔をしながら小さい声で囁かれた。
首を傾げると、キャロルが、「大金貨必要」とボソボソという。
「え!たか!」と少し大きめの声で言ってしまった。日本で高高くても3千円くらいで買えるポットが3万円ちょっとするのか。
店員さん、2人がギロリとこちらをみている。
子供が高価な物を掲げているのだ。落とさないかとヒヤヒヤしているのだろう。
「すみません、これください」と言うと店員さんは、少し驚いた顔をしたがすぐに取り繕い。
「はい、ただいま」と返事をしてこちらにやってきた。
「少し他のものも見たいので、置いといてもらって良いですか?」と声をかけると。
「はい!どうぞごゆっくりご覧ください」とにこやかに声をかけてくれた。
ウロウロと物色をする、ハンカチ、万年筆、クッション、エプロン、髪飾り、カバン、食器なと、可愛いものが沢山ある。
必要なものを考えるが特に何と言って欲しいものが見当たらない。
少し髪飾りに興味を持ったが、それもやたら高く可愛いと言っても、好みのものはなかった。
2人はピタリと後ろをついてまわっていた。
「なにかみたいものある?」と聞くと無言で首を振り無理だと訴えていた。
のでポットだけ買い外に出たら。
「貴方ってどこかの貴族の人だったの?」
と聞かれた。
「いいえ?ファミリーネームはないわ」
ときょとんとする。
「魔女の弟子」とキャロルが呟く。
そこで、シシリーがハッとした顔をして。
「貴方が魔女の弟子なの!?そういえば、食堂で…」と何やらぶつぶつ言って
と言うことで、お金を引き出したい事を伝えるとすぐに、職員の人に書類を用意するようにと言う事で、話をつけてくれた。
「で、ちょっと話しってのは3年前のあれなんだが」と話しながらチラッと横を見る。
彼女のことを紹介していなかったことを思い出し慌てて紹介をする「彼女は、同級生のシシリーです、一応私が将来冒険者希望というのは知っているのだけど」
と上目遣いで見てみると。
「そうか、まーそんな内密な話ではないんだが。あの依頼だけでも、白の指輪をやりたいとこなんだが、まだ子供な上。依頼をこなしている量がすくない、と言うことですぐに上げてやる事はできないと言うことだが!金額はすごい、良からぬ輩に目はつけられるのは確かだかきをつけてくれ」
と言い、ギルマスが銀の指輪を机の上に置いた。
ギルマスをチラ見すると頷いたので、銅の指輪を、机に置き銀の指輪をはめた。
なんだか気まずい沈黙の中ノックが聞こえた。
「入れ」とギルマスが答えるとお金を持った受付さんが、現れた。
「気をつけて行くんだぞ」
と送り出された。
「シシリーごめんね、今からどうするんだっけ?」
ギルドを出てから改めてきいた。
「キャロルと中央広場で待ち合わせしてるから、そこに行ってから買い物かな?」
と、嬉しそうに答えてくれた。
「中央広場までどのくらい?」「5分くらいかな?」と話しながら歩いているとあっという間に着いてしまった。
中央の噴水に腰掛けているキャロルがいて、噴水の方を見て楽しそうにしている。
指でメガネを作り除くと5匹の精霊が水の上を走ったり飛んだりと、スケートリンクのように楽しんでいる。
「キャロル!お待たせ」とシシリーが声をかけると。
嬉しそうに微笑み、「待ってない~どこ行くぅ?」とふんわりとした高い声で歌うように囁く。
「今から、雑貨屋さん?かな?」とシシリーがこちらをみた。
「うん!ポットが欲しいの雑貨かな?金物かな?」
と首を傾げながら答えると。
「多分どっちも売ってると思うけど。両方近くにあるから行ってみようか?」
とシシリーが提案してくれた。
「良いの?」と嬉しく答えると
「もちろんよ」とシシリーが答える、キャロルが、微笑みながら頷いてくれる。
「先にあるのが、金物屋さんですぐそこ」
と歩き出してすぐに指を刺す。
いかにも!と言うおもむきのある店構えだ。
中に入ると、難しそうな顔をしたおじさんがいでギロリと睨まれた
「ポットはありますか?」先手必勝!という感じで声をかけてみた。
「あ?ポットだ?やかんならある」
とその場所まで案内してくれた。
1人用の物は見当たらない…
「小さいのは無いですか?」と聞くと。
「それが1番小さいやつだ」
とぶっきらぼうに言われた。
「ありがとうございました」と声をかけ店を後にした。
後ろに2人がピッタリと着いて歩いてくる。
「あのーどうしたのかな?そんなにへばりついて」と聞いてみると。
「すごい怖そうなおじさんだったよ?恐怖心という物は貴方には無いのかな?」と逆に聞かれてしまった。
「え?見た目は怖そうだったけど。ちゃんと対応してくれたよ?」と首を傾げた。
そこから5分ほど歩いたところに雑貨店があった。今度はすごく可愛いものが多い広々とした店舗で、定員さんは女の人が2人いた。
奥の壁にポットが並べてあるのが目に入る。
そこに向かって一直線に歩いた。
ガラスのポットがあり可愛い!と思うがその横に小ぶりのドリップポットのように注ぎ口の細長いものを見つけた。
その中を除くと茶漉しと言うのか?細かい眼の網が入っている。
これにしよ!と一目惚れ的に決めた。
色も淡いグレーという感じがとても好きだ。
「これにするわ!」と持ち上げ目を輝かせながらいうと。
視線を感じる。
「本当にそれ買うの!?」とシシリーが驚きの顔をしながら小さい声で囁かれた。
首を傾げると、キャロルが、「大金貨必要」とボソボソという。
「え!たか!」と少し大きめの声で言ってしまった。日本で高高くても3千円くらいで買えるポットが3万円ちょっとするのか。
店員さん、2人がギロリとこちらをみている。
子供が高価な物を掲げているのだ。落とさないかとヒヤヒヤしているのだろう。
「すみません、これください」と言うと店員さんは、少し驚いた顔をしたがすぐに取り繕い。
「はい、ただいま」と返事をしてこちらにやってきた。
「少し他のものも見たいので、置いといてもらって良いですか?」と声をかけると。
「はい!どうぞごゆっくりご覧ください」とにこやかに声をかけてくれた。
ウロウロと物色をする、ハンカチ、万年筆、クッション、エプロン、髪飾り、カバン、食器なと、可愛いものが沢山ある。
必要なものを考えるが特に何と言って欲しいものが見当たらない。
少し髪飾りに興味を持ったが、それもやたら高く可愛いと言っても、好みのものはなかった。
2人はピタリと後ろをついてまわっていた。
「なにかみたいものある?」と聞くと無言で首を振り無理だと訴えていた。
のでポットだけ買い外に出たら。
「貴方ってどこかの貴族の人だったの?」
と聞かれた。
「いいえ?ファミリーネームはないわ」
ときょとんとする。
「魔女の弟子」とキャロルが呟く。
そこで、シシリーがハッとした顔をして。
「貴方が魔女の弟子なの!?そういえば、食堂で…」と何やらぶつぶつ言って
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
なんで誰も使わないの!? 史上最強のアイテム『神の結石』を使って落ちこぼれ冒険者から脱却します!!
るっち
ファンタジー
土砂降りの雨のなか、万年Fランクの落ちこぼれ冒険者である俺は、冒険者達にコキ使われた挙句、魔物への囮にされて危うく死に掛けた……しかも、そのことを冒険者ギルドの職員に報告しても鼻で笑われただけだった。終いには恋人であるはずの幼馴染にまで捨てられる始末……悔しくて、悔しくて、悲しくて……そんな時、空から宝石のような何かが脳天を直撃! なんの石かは分からないけど綺麗だから御守りに。そしたら何故かなんでもできる気がしてきた! あとはその石のチカラを使い、今まで俺を見下し蔑んできた奴らをギャフンッと言わせて、落ちこぼれ冒険者から脱却してみせる!!
【完結】双子の伯爵令嬢とその許婚たちの物語
ひかり芽衣
恋愛
伯爵令嬢のリリカとキャサリンは二卵性双生児。生まれつき病弱でどんどん母似の美女へ成長するキャサリンを母は溺愛し、そんな母に父は何も言えない……。そんな家庭で育った父似のリリカは、とにかく自分に自信がない。幼い頃からの許婚である伯爵家長男ウィリアムが心の支えだ。しかしある日、ウィリアムに許婚の話をなかったことにして欲しいと言われ……
リリカとキャサリン、ウィリアム、キャサリンの許婚である公爵家次男のスターリン……彼らの物語を一緒に見守って下さると嬉しいです。
⭐︎2023.4.24完結⭐︎
※2024.2.8~追加・修正作業のため、2話以降を一旦非公開にしていました。
→2024.3.4再投稿。大幅に追加&修正をしたので、もしよければ読んでみて下さい(^^)
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
双子の姉がなりすまして婚約者の寝てる部屋に忍び込んだ
海林檎
恋愛
昔から人のものを欲しがる癖のある双子姉が私の婚約者が寝泊まりしている部屋に忍びこんだらしい。
あぁ、大丈夫よ。
だって彼私の部屋にいるもん。
部屋からしばらくすると妹の叫び声が聞こえてきた。
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
婚約者の浮気相手が子を授かったので
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ファンヌはリヴァス王国王太子クラウスの婚約者である。
ある日、クラウスが想いを寄せている女性――アデラが子を授かったと言う。
アデラと一緒になりたいクラウスは、ファンヌに婚約解消を迫る。
ファンヌはそれを受け入れ、さっさと手続きを済ませてしまった。
自由になった彼女は学校へと戻り、大好きな薬草や茶葉の『研究』に没頭する予定だった。
しかし、師であるエルランドが学校を辞めて自国へ戻ると言い出す。
彼は自然豊かな国ベロテニア王国の出身であった。
ベロテニア王国は、薬草や茶葉の生育に力を入れているし、何よりも獣人の血を引く者も数多くいるという魅力的な国である。
まだまだエルランドと共に茶葉や薬草の『研究』を続けたいファンヌは、エルランドと共にベロテニア王国へと向かうのだが――。
※表紙イラストはタイトルから「お絵描きばりぐっどくん」に作成してもらいました。
※完結しました
【完結】婚約者が好きなのです
maruko
恋愛
リリーベルの婚約者は誰にでも優しいオーラン・ドートル侯爵令息様。
でもそんな優しい婚約者がたった一人に対してだけ何故か冷たい。
冷たくされてるのはアリー・メーキリー侯爵令嬢。
彼の幼馴染だ。
そんなある日。偶然アリー様がこらえきれない涙を流すのを見てしまった。見つめる先には婚約者の姿。
私はどうすればいいのだろうか。
全34話(番外編含む)
※他サイトにも投稿しております
※1話〜4話までは文字数多めです
【完結】誰にも相手にされない壁の華、イケメン騎士にお持ち帰りされる。
三園 七詩
恋愛
独身の貴族が集められる、今で言う婚活パーティーそこに地味で地位も下のソフィアも参加することに…しかし誰にも話しかけらない壁の華とかしたソフィア。
それなのに気がつけば裸でベッドに寝ていた…隣にはイケメン騎士でパーティーの花形の男性が隣にいる。
頭を抱えるソフィアはその前の出来事を思い出した。
短編恋愛になってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる