強制無人島生活

デンヒロ

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3日目

3-4 仕返し

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「今日は拠点の強化に時間を掛けすぎた。明日は森で食料調達に行こうと思う」

備蓄している食料が心もとない。
なので出来れば荷物持ち要員として紫苑も着いてきて欲しいとお願いした。

「何が出るか解らないから嫌なら残ってくれて構わない」

「いえ、着いて行きます。ここで一人残っても危険度は差ほど変わらないでしょう……それにピンチの時は助けてくれますよね?」

「絶対の自信はない。だが、全身全霊を掛けて守ることを誓おう」

「やはり真面目ですね。そう言うところ私大好きです」

大好き……
そう言われてドキッとした。

「それではもう寝ましょう」

「あぁ」

その日の夜も彼女が抱きついてきた。
しかも互いに顔を向かい合っている状態だ。

「……俺が手を出さないと思ったら大間違いだからな」

俺は小声でそう言うと彼女のおでこに口をつけた。

「口がよかったです」

「そう言うわりには顔が赤いぞ?」

紫苑はすぐにそっぽを向いた。
これで少しは自重してくれればいいが……
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