強制無人島生活

１日目

1-4 １日目の終わり

夜になり火の番をしながら考える。
やはりこのまま別行動をすると言いのはどうなのろうか？
未だに発煙筒を使ったと思える痕跡が確認できない。
あのまま何もせずに籠城していても助けが来るとは限らないはずだ。

「追放されたとは言え、このまま見殺しになんかできるわけがない」

食料も水も確保できた。
これを持っていけば話くらいは聞いてくれると思う。

「明日の朝、行ってみるか」

火の後始末をする。
完全に鎮火したことを見届けてからシェルターへと向かう。
その途中で立ち止まり上を見上げる。
綺麗な夜空だ。
数多の星々がきらめいている。

「あ、流れ星」

俺は生きて帰れるように心の中で祈った。

「……さて、寝るか」

明日に備えて就寝。
学ランを丸めて枕代わりにし、俺は眠りについた。