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第一章 狐とウサギのラブゲーム?
25・エピローグ
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「璃々さん、大干支小町娘になるんですか?」
「なりませんよ!」
美妃ちゃんや戌井ちゃんたちと別れた後、信吾さんに尋ねられて、わたしは全力で首を左右に振り回した。
ここは喫茶店。
さっきまでいたホテルのティーラウンジとも、数日前美妃ちゃんと相談した喫茶店とも違う店だ。
テーブルに置かれたロイヤルミルクティ(ホット)で唇を湿らせて、わたしは言葉を続けた。
「信吾さんの前で、ちゃんと断ったじゃないですか。……戌井ちゃんとは今後もお会いすることになりましたけど」
「そうなんですよねえ……」
信吾さんが溜息をつく。
戌井ちゃんは、わたしが本当にアイドルを目指しているのではないこと、つまりウソをついていたということを許してくれた。黒い影を見たり消したりできるという、普通なら鼻で笑われてもおかしくない能力のことも受け入れてくれた。
彼女も彼女で、自分がそういうものを感じて集めていることで体調を崩しているのだと、薄々気づいていたのだろう。
その上で彼女は、これからもわたしと会いたいと言い出した。
いや、厳密に言えばわたしだけでなく美妃ちゃんを含めた三人でだ。
蛇沼家の秘法書は失われてしまったけれど、断片的な記録は残っている。
それを解読していくことで、自分たちの力に向き合えるかもしれない。
「だから僕は心配なんですよ。戌井ちゃんと一緒にいたら、多くの人が璃々さんを目にして虜になってしまうじゃないですか。結局大干支小町娘に勧誘されるかもしれません」
「……そんなことないです」
信吾さん、それはヤンデレストーカーの……もとい、婚約者の欲目です。
でもマリーさんや梨里ちゃんがわたしを大干支小町娘に入れたがっていることを聞いた美妃ちゃんも『さすがマリーさん神発想!』とか言っていたから、わたしの周りの人たちはたぶん、ダメな子ほど可愛くて仕方ないタイプなのね。
「そんなことありますよ。戌井ちゃんだって、璃々さんのことを気に入っていたじゃないですか」
「同じような力を持つ相手と会えたのが嬉しかったんだと思います。それに、彼女を苦しめていた黒い蛇の排除に力を貸したからですよ。もっともあれは、ほとんど美妃ちゃんの、白蛇さまの力ですけど……」
わたしは首を傾げた。
「白蛇さま、黒蛇を飲み込んじゃって良かったんでしょうか? ずっと夫婦神として蛇沼家を見守ってきたんですよね?」
「神さまの考えることなどわかりませんが、女性の恋は上書きだと聞いたことがあります。早い話、白蛇さまは黒蛇に飽きたんじゃないですか? 自分を裏切って逃げ出したことで心底愛想が尽きたのかもしれません」
信吾さんの頭上で、狐さんが怯えたような表情を浮かべた。
美妃ちゃんの白蛇さまとわたしの中の狐の女神さまは仲が良いのだという。
それは二柱とも男性の趣味が悪いからだと言っていたっけ。
今でこそ信吾さんに怯える元神さまでしかないけれど、黒い影の狐さんも昔は、占い師だった狐塚家の裏稼業で走り回っていたのだものねえ。
女神さまたちはダメンズというか、悪い男が好きなのかも。
悪い男……わたしは前の席に座った信吾さんを見つめた。
相変わらず少年漫画に出てくる糸目の最強キャラのような笑顔だ。
わたしの視線に気づいて、コーヒーを飲んでいた彼の眉間に皺が寄る。
「……璃々さん。お気持ちはわかりましたし、嬉しいです。ものすごく嬉しくてたまらないんですけど、言葉にはしないでくださいね。……死にます」
「わかってます」
……変なの。
わたしは小さく吹き出してしまった。
信吾さんは興信所を雇ったり狐さんに命令したりして探すほどわたしが好きなのに、ううん好きだからこそ、わたしに好きだと言われたり自分から迫ったりすることができない。
わたしもわたしで、なんだってこんな、この市を裏から操ってそうな人を好きなのかしら。
娯楽施設を手放しても、影響力は変わらないんだろうなあ。
吹き出したわたしに、信吾さんが少し拗ねたような表情になる。
最強キャラの張りついた笑顔とは違う、わたしの好きな自然な表情だ。
自然で優しい笑顔だけじゃなくて、ちょっとしたときに見せてくれるそんな素の表情も嫌いじゃない。……好きだ。
ふふふ、変なの。
「ええ、そうして今は笑っていてください、璃々さん。そのうちあなたが溺れるほどの愛を注いで差し上げますから。……本当に溺れられては困りますが」
「今でも十分、信吾さんの重い愛に潰されそうですよ」
「これくらいで潰れないでくださいね、まだまだ序の口ですから」
自分のコーヒーを口にした彼の頭上で、狐さんが鼻を動かした。
「おや……璃々さん、こんなときになんですが、あなたのお友達のお母さまのご遺体が見つかったようですよ」
「本当? 良かった」
たぶん黒蛇の力で隠されていたのが、黒蛇が白蛇さまに食べられてしまったことで姿を現したに違いない。白蛇さまが黒蛇の記憶を読み取って調べたせいもあるだろう。
美妃ちゃんも理事長先生も、亡くなられたお母さんも、これで安堵できるんじゃないかしら。
それにしても狐さん、気にして調べていたのかもしれないけど、やっぱりとんでもない力があるわよね。
そんなことを思った瞬間、不意に胸の奥が温かくなった。
わたしに宿った狐の女神さまが、狐さんに惚れ直したのかもしれない。
うん、まあ、この二柱にはこれからも仲良くしていてほしいわ。
「ところで璃々さん」
「はい?」
「あなたのお友達の話で思い出しましたが、僕はストーカーじゃありませんよ」
「え?」
「先日あなたのお友達にストーカー男と言われましたし、それより前に璃々さんにもヤンデレストーカーと言われましたが、違います」
「そ、そうなんですか?」
「そうですよ。僕は璃々さんの後をつけたり、勝手に写真を撮ったりしていません。あ、でも今度ツーショットで写真を撮って、お揃いの待ち受けにしましょうね?」
「あの、興信所……」
「お見合い相手のことを興信所に調査させるのは当然のことじゃないですか?」
「狐さん……」
「コレは自分の妻を探していただけです。もっとも見つけられなかった役立たずですが」
信吾さんの頭上で、黒い影の狐さんは複雑な表情をしている。
わたしに宿った狐の女神さまへの愛を主張したいけれど、信吾さんが怖くて反論できないという感じだ。
「市の娯楽視察を押さえて、わたしが来るのを待っていたというのは……」
「そんなことをしたストーカーの判例がありますか?」
いや、まあ、たぶん、そこまでお金があったらひとりの相手にストーカーなんかしなくても、ほかの相手が近寄って来るか自分の楽しみに集中するかして楽しく生きていくんだと思いますよ。
……うん、マリーさんが言っていた通り、信吾さんは生粋のわたしオタクなんだなあ。
「あ、でも璃々さんが言っていたヤンデレというのは認めてもいいですよ。実はあのときはよくわかっていなくて、あの後で意味を調べたんです。確かに僕は病むほどあなたが好きで、どこかに閉じ込めてふたりっきりでいたいと思ってます」
「……キスもできないのにですか?」
信吾さんの真っ白な肌が真っ赤に染まる。
彼はわたしから顔を逸らし、子どものように拗ねた口調で言葉を放つ。
「……そうですよ。だって仕方がないじゃないですか。好きで好きで仕方がないんです。心臓だって止まりますよ」
狐さんが、やれやれ、とでもいうかのように肩をすくめている。
顔を背けたまま、ちらりと目だけでこちらを見て信吾さんが言う。
「断るという選択肢はありませんとか、いざとなったらお義父さんに借金を背負わさせると仄めかしたりとか、いろいろ脅すようなことも口にしましたが、結局は璃々さん次第なんですよ。……僕は、璃々さんに逆らうことはできません。璃々さんがどうしても僕がイヤなら……」
「イヤじゃないですよ。ちゃんと言ったじゃないですか」
「……はい」
おどおどとした素振りでこちらを向いて、信吾さんが微笑む。
わたしの大好きな、自然で優しい笑顔。
「後は僕が心を鍛えて、ちゃんと既成事実を作ればいいだけですものね。璃々さんは情が深いから、白蛇さまのように心変わりしても、子どもがいれば僕と別れられないでしょうし」
……さらっと。
本当にもう、信吾さんはいつもさらっとロクでもないことを!
今後も改心しないであろうヤンデレストーカーのお見合い相手の言葉を聞き流して、わたしはロイヤルミルクティの残りを飲み干した。
「なりませんよ!」
美妃ちゃんや戌井ちゃんたちと別れた後、信吾さんに尋ねられて、わたしは全力で首を左右に振り回した。
ここは喫茶店。
さっきまでいたホテルのティーラウンジとも、数日前美妃ちゃんと相談した喫茶店とも違う店だ。
テーブルに置かれたロイヤルミルクティ(ホット)で唇を湿らせて、わたしは言葉を続けた。
「信吾さんの前で、ちゃんと断ったじゃないですか。……戌井ちゃんとは今後もお会いすることになりましたけど」
「そうなんですよねえ……」
信吾さんが溜息をつく。
戌井ちゃんは、わたしが本当にアイドルを目指しているのではないこと、つまりウソをついていたということを許してくれた。黒い影を見たり消したりできるという、普通なら鼻で笑われてもおかしくない能力のことも受け入れてくれた。
彼女も彼女で、自分がそういうものを感じて集めていることで体調を崩しているのだと、薄々気づいていたのだろう。
その上で彼女は、これからもわたしと会いたいと言い出した。
いや、厳密に言えばわたしだけでなく美妃ちゃんを含めた三人でだ。
蛇沼家の秘法書は失われてしまったけれど、断片的な記録は残っている。
それを解読していくことで、自分たちの力に向き合えるかもしれない。
「だから僕は心配なんですよ。戌井ちゃんと一緒にいたら、多くの人が璃々さんを目にして虜になってしまうじゃないですか。結局大干支小町娘に勧誘されるかもしれません」
「……そんなことないです」
信吾さん、それはヤンデレストーカーの……もとい、婚約者の欲目です。
でもマリーさんや梨里ちゃんがわたしを大干支小町娘に入れたがっていることを聞いた美妃ちゃんも『さすがマリーさん神発想!』とか言っていたから、わたしの周りの人たちはたぶん、ダメな子ほど可愛くて仕方ないタイプなのね。
「そんなことありますよ。戌井ちゃんだって、璃々さんのことを気に入っていたじゃないですか」
「同じような力を持つ相手と会えたのが嬉しかったんだと思います。それに、彼女を苦しめていた黒い蛇の排除に力を貸したからですよ。もっともあれは、ほとんど美妃ちゃんの、白蛇さまの力ですけど……」
わたしは首を傾げた。
「白蛇さま、黒蛇を飲み込んじゃって良かったんでしょうか? ずっと夫婦神として蛇沼家を見守ってきたんですよね?」
「神さまの考えることなどわかりませんが、女性の恋は上書きだと聞いたことがあります。早い話、白蛇さまは黒蛇に飽きたんじゃないですか? 自分を裏切って逃げ出したことで心底愛想が尽きたのかもしれません」
信吾さんの頭上で、狐さんが怯えたような表情を浮かべた。
美妃ちゃんの白蛇さまとわたしの中の狐の女神さまは仲が良いのだという。
それは二柱とも男性の趣味が悪いからだと言っていたっけ。
今でこそ信吾さんに怯える元神さまでしかないけれど、黒い影の狐さんも昔は、占い師だった狐塚家の裏稼業で走り回っていたのだものねえ。
女神さまたちはダメンズというか、悪い男が好きなのかも。
悪い男……わたしは前の席に座った信吾さんを見つめた。
相変わらず少年漫画に出てくる糸目の最強キャラのような笑顔だ。
わたしの視線に気づいて、コーヒーを飲んでいた彼の眉間に皺が寄る。
「……璃々さん。お気持ちはわかりましたし、嬉しいです。ものすごく嬉しくてたまらないんですけど、言葉にはしないでくださいね。……死にます」
「わかってます」
……変なの。
わたしは小さく吹き出してしまった。
信吾さんは興信所を雇ったり狐さんに命令したりして探すほどわたしが好きなのに、ううん好きだからこそ、わたしに好きだと言われたり自分から迫ったりすることができない。
わたしもわたしで、なんだってこんな、この市を裏から操ってそうな人を好きなのかしら。
娯楽施設を手放しても、影響力は変わらないんだろうなあ。
吹き出したわたしに、信吾さんが少し拗ねたような表情になる。
最強キャラの張りついた笑顔とは違う、わたしの好きな自然な表情だ。
自然で優しい笑顔だけじゃなくて、ちょっとしたときに見せてくれるそんな素の表情も嫌いじゃない。……好きだ。
ふふふ、変なの。
「ええ、そうして今は笑っていてください、璃々さん。そのうちあなたが溺れるほどの愛を注いで差し上げますから。……本当に溺れられては困りますが」
「今でも十分、信吾さんの重い愛に潰されそうですよ」
「これくらいで潰れないでくださいね、まだまだ序の口ですから」
自分のコーヒーを口にした彼の頭上で、狐さんが鼻を動かした。
「おや……璃々さん、こんなときになんですが、あなたのお友達のお母さまのご遺体が見つかったようですよ」
「本当? 良かった」
たぶん黒蛇の力で隠されていたのが、黒蛇が白蛇さまに食べられてしまったことで姿を現したに違いない。白蛇さまが黒蛇の記憶を読み取って調べたせいもあるだろう。
美妃ちゃんも理事長先生も、亡くなられたお母さんも、これで安堵できるんじゃないかしら。
それにしても狐さん、気にして調べていたのかもしれないけど、やっぱりとんでもない力があるわよね。
そんなことを思った瞬間、不意に胸の奥が温かくなった。
わたしに宿った狐の女神さまが、狐さんに惚れ直したのかもしれない。
うん、まあ、この二柱にはこれからも仲良くしていてほしいわ。
「ところで璃々さん」
「はい?」
「あなたのお友達の話で思い出しましたが、僕はストーカーじゃありませんよ」
「え?」
「先日あなたのお友達にストーカー男と言われましたし、それより前に璃々さんにもヤンデレストーカーと言われましたが、違います」
「そ、そうなんですか?」
「そうですよ。僕は璃々さんの後をつけたり、勝手に写真を撮ったりしていません。あ、でも今度ツーショットで写真を撮って、お揃いの待ち受けにしましょうね?」
「あの、興信所……」
「お見合い相手のことを興信所に調査させるのは当然のことじゃないですか?」
「狐さん……」
「コレは自分の妻を探していただけです。もっとも見つけられなかった役立たずですが」
信吾さんの頭上で、黒い影の狐さんは複雑な表情をしている。
わたしに宿った狐の女神さまへの愛を主張したいけれど、信吾さんが怖くて反論できないという感じだ。
「市の娯楽視察を押さえて、わたしが来るのを待っていたというのは……」
「そんなことをしたストーカーの判例がありますか?」
いや、まあ、たぶん、そこまでお金があったらひとりの相手にストーカーなんかしなくても、ほかの相手が近寄って来るか自分の楽しみに集中するかして楽しく生きていくんだと思いますよ。
……うん、マリーさんが言っていた通り、信吾さんは生粋のわたしオタクなんだなあ。
「あ、でも璃々さんが言っていたヤンデレというのは認めてもいいですよ。実はあのときはよくわかっていなくて、あの後で意味を調べたんです。確かに僕は病むほどあなたが好きで、どこかに閉じ込めてふたりっきりでいたいと思ってます」
「……キスもできないのにですか?」
信吾さんの真っ白な肌が真っ赤に染まる。
彼はわたしから顔を逸らし、子どものように拗ねた口調で言葉を放つ。
「……そうですよ。だって仕方がないじゃないですか。好きで好きで仕方がないんです。心臓だって止まりますよ」
狐さんが、やれやれ、とでもいうかのように肩をすくめている。
顔を背けたまま、ちらりと目だけでこちらを見て信吾さんが言う。
「断るという選択肢はありませんとか、いざとなったらお義父さんに借金を背負わさせると仄めかしたりとか、いろいろ脅すようなことも口にしましたが、結局は璃々さん次第なんですよ。……僕は、璃々さんに逆らうことはできません。璃々さんがどうしても僕がイヤなら……」
「イヤじゃないですよ。ちゃんと言ったじゃないですか」
「……はい」
おどおどとした素振りでこちらを向いて、信吾さんが微笑む。
わたしの大好きな、自然で優しい笑顔。
「後は僕が心を鍛えて、ちゃんと既成事実を作ればいいだけですものね。璃々さんは情が深いから、白蛇さまのように心変わりしても、子どもがいれば僕と別れられないでしょうし」
……さらっと。
本当にもう、信吾さんはいつもさらっとロクでもないことを!
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