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やっぱりヒマリは強かった

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「次の者前へ来て下さい」

 デカチン自慢のボゲトがニタニタし体を揺さ振りながら開始位置までのっしのっしと出てくる。

「ヒマリよボコした後で俺様が優しく介抱してやるよぐぇへへへ」

「かなこちゃん頑張れー!」

 両手を握りしめて健気にかなこを応援するメメス、ボゲトの悪行を知っているので心配なのだ。

「それでは始め!」

 棒立ちのヒマリを無警戒で突っ込んで行くボゲト前の試合を見ていなかったのかそれとも余程の自信があるのか単なる馬鹿なのか?

「コイツ馬鹿だ」

 アッサリと見破った瑞穂の戦闘経験値学生レベルじゃ収まりきらない。

「ブチ犯す!ヒマリ!ぐぇへへへ!」

 既に勝った気のボゲトは木剣を振りかぶりヒマリに向かって踏み込んだ。

「かなこちゃん!」

「任せて瑞穂さん!」

 かなこはコントローラーを操作してヒマリを動かす。
ヒマリの足がゆっくりと真上に向いた。

ボキッ!

「瑞穂さんヒマリさんから変な音がしましたよ!」

心配症のメメスが瑞穂に尋ねる。

「大丈夫だってアイツは身体が硬いだけだから心配いらないよ」

「そうかな~?」

 キレイな一直線に上がったひまりの脚にボゲトの目は釘付けになってしまった
縞々パンティーが丸見えになっているのだ。絶世の美女のパンティーだ一生掛かってもボゲトには見られないはず。

くっ!何故だ!目が離せない!
クソッ!頬擦りしてぇ!
臭いをかぎてぇ!
舐めてぇよー!!

「踵落とし!」

かなこの瞳が一瞬輝いた。

「しまった!まだヒマリのパンティーから目が離せない!チクショー!!」

ドゴッ!

 ヒマリの踵落としがボゲトの右肩や鎖骨をへし折った。

「グェッ!」

 更にヒマリの左手がボゲトの股間にアイアンクローが決まった。

ブチッ!ブチッ!グチャ!

「ウギャァァーーー!!」

 ボゲトの男の子セットがヒマリの左手に寄って握り潰されたのだ。
瞬く間に白目を剥いて仰向けに倒れるボゲトもう意識は無かった。

「ひっ!し、し、勝者ヒマリ!」

おーつえーぞあの女!
お、おれも握ってほしいぞ!
犯す犯す犯す犯す犯す犯す犯す犯す!
美人でオッパイも大きくパンツも見せてくれるなんて素敵な子じゃないか!
ブチ込むブチ込むブチ込むブチ込むブチ込む中に出してやる!
絶対孕ませる!

「ひ、ヒマリさん大人気ですね」

「そうね次メメスよ頑張ってね」

「はい!」

 大丈夫かなあの子ビビり過ぎだよ今迄虐められていたからオドオドしてるし。

「メメス!さっき馬鹿どもにザマァ喰らわせたんだから自信持ちなアンタなら必ず勝てるから」

「……はい!ありがとうございます!」


「次の試合を開始します前へ!」

「ブァハハハ侯爵家四男の僕ゴミゴがヒマリ、君を孕ましてあげるよ。
朝まで中出しさ嬉しくて濡れるよな
分かる分かるぞ僕には分かる!」

「気持ち悪る!」

担任の先生の高く上げた腕が振り落とされた。

「では始め!」

「ヒマリ僕の妾にしてあげるよ!」

 力強く走り出すゴミゴ流石侯爵家の四男坊だ多少は早い。

「ブァハハハ僕の一刀両断!喰らえヒマリ!」

 上段に構え振り下ろす瞬間ヒマリのハイキックがゴミゴの木剣の柄を蹴り飛ばす。木剣は遥か頭上を飛び去った。

「なっ!見えなかった……」

 すかさずヒマリの膝へのローキックが炸裂し苦痛に尻餅をつくゴミゴ
ヒマリは彼の両足を掴みV字に開く。

「うひぃ!死ねゴミゴ!」

「地獄ストンピング!」

ドドドドドドドドブチッドドドドドドドドドドドブチッドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドベチャッドド

「グギャァァァーーー!!」

ゴミゴは男の子セットを潰され失神した

「エゲツない!それまで勝者ヒマリ!」

「やつたね!メメス凄かったわ」

「メメス私胸がスカッとしたわ」

「ありがとう二人とも本当に嬉しいわ」

「それではメメス前に出て次は君だ」

 忘れていた私もヒマリさん達と同類と言われて模擬戦で力を証明させないといけないんだった。

「どうしよう?」

「平気平気今のメメスなら猿どもの動き見えていたでしょう?」

「……はい」

「だったらドカーンと一発良いのを喰らわせなさい」

「ちょっと待てー!俺にやらせろ!!」

 最初ににヒマリに蹴り飛ばされたエロ猿君がリベンジに立った。
瑞穂のヒールで完全復活している。

 自称デカチンは肩と鎖骨の骨折を治して貰っている侯爵家の四男坊はローキックによる左膝の修復も終わっている。

 ただし二人とも男の子セットだけは瑞穂に無視されている。

「先生良いよな俺にやらせれよ!
さっきは油断して恥かいたがもう油断しない」

 エロ猿君が私の相手だ。
メチャクチャやる気を出しているよ。

「両者開始線へでは始め!」

「メメスぶちのめしてブチ込んでやるぜ!」

おっ!さっきより早いエロ猿君!

「行くぞ俺を楽しませてくれよ!ソリャ!」

 エロ猿君の上段からの切り落としを半身になって躱すメメスその瞬間に下からの蹴り上げがエロ猿君の股間を潰した。

ブッチッ!

 物凄い音と共にエロ猿君の目がひっくり返った。

「試合続行不可能!勝者メメス!」

「やったねメメスおめでとう!」

「ありがとうございます瑞穂さんかなこさん念願のザマァが達成されました」

「えっ?そう良かったね……」

「えーヒマリ君達やメメス君の実力が知れたので各自ペアを組んで時間迄模擬戦を行う様に」

「は~い」

「おしやろうぜ!」
「ヒセ私と組もう」
「いいよ!」

「私達も適当にやろうか?」

「分かりました」

「はい」

ポ~ン

「只今、人にスリープを掛けて操る行為が女神様によって禁止事項になりました」

「えっ?」

「遺恨が残り色々と問題になりそうだとの事です」

「えー!」

「しかし女神様も大変面白ろがってくれて私の作ったリアル人型ゴーレムタミネを使って格ゲー界に参入した所タミネの申し込みが殺到したためガイアとガイズにリーグチームを作り年一回両リーグの決勝戦を行う事が決定されました」

「早過ぎない?亜希子か?亜希子だな!」

 即真実に辿り着く瑞穂お金が相当動くだろうなと思った。

「はっ!まさか配信されていた……」

「あり得ますね亜希子さんですもの」

「だよね……」

「帰ったらヒマリのタミネを作ろう!」

「「おーー!!」」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いやぁ、261話で毎日投稿が途切れてしまいました。
その訳は、履歴を漁っていたら途中エタったお気に入りが結構投稿されていて一話目から読んでいたらハマってしまい書く時間がなくなりました。面目ねぇ!

私の本当に数少ない最新話まで目を通して下さる読者様御免なさいです!

以後本能と煩悩で書き続けて行くと思いますので宜しくお願いします。

                                                2nd knta

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