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駒門優斗の相談事

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 「優斗私、真実の愛に目覚めたわ!」

 「そうか、じゃすぐに此処から出ていってくれ!ほれ早く!真実の愛の所へ行けよ!」

 「なんでそんなに邪気にすんのよ!」

 「里江お前が勝ってに俺の部屋に転がり込んで住み着いただけだろう!
なにが婚約者だ幼稚園の事など覚えてないわ!」

 「酷~い!私の事お嫁さんにするって言っていたのに嘘吐いたの!高校生になって私達結ばれて愛し合っているのに……」

 「あんっ!イケメンの一推しにアッサリ振られて慰めてよなんて言いながらよ!夜中に俺の布団に潜り込んで無理矢理嵌め込んだのお前だろ!」

 「なによ!三回も中に出して気持ち良かったでしょう!」

 「えへ、まあな、童貞貰ってくれてありがとうな里江。でもそれはそれでこれはこれだ」

 「ゆうちゃんならいつでも入れていいわよ」

 「えっえい!くっつくな!
里江お前髪の毛に精子ついているぞ」

 「えっ!嘘!」

 慌てて髪の毛を撫でて整え始める。

 「馬鹿かコイツ!良いから早く部屋から出ていけよ!」

 「えー!私と結婚するんでしょう?」

 「ば~か!いつ托卵されるか分からないのにそんなビチ子と結婚なんかできるか!」

 おれは財布とスマホ、ジャケットを持ち外に出ていた。

 「ゆうちゃん待ってよどこいくのよ?」

 何か真実の愛だ!交尾する為の言い訳だろうが下らない!

 俺は行く当ても無く街に向かってた。



 「商店街の外れに最近有名なカフェがあると聞いていていたがここかよ。
メチャ綺麗な子ばかりだとそれも異世界人だっていくきゃないぜ!」

 カランコロン重厚な木製ドアを引き開けて中に入ると一斉に声をあげる。

 「「お兄ちゃんお帰りなさい~!」」

 「うわ!すげ~!本物だ!レオナちゃんもいる」

 毎日のようにテレビやネットに登場する異世界人主要メンバの顔と名前は流石に俺でもわかるわ。

 「お兄ちゃん待ってたよこっちに席とってあるからね」

 お一人様なのでカウンター席に座らせられた。

 中にはエロ神と呼ばれるかなえタンがいらっしゃいました。

 「うひょーここVIP席だわ!間違いない」

 「新メニューのドラゴンドッグはいかがですか?」

 「新メニュー?」

 「はい、ドラゴンのソーセージを使っています時価ですと一本で一億円ぐらいでしょうか?」

 「一億円?!」

 「地球の最高戦力でさえダンジョンの二階層も突破出来ていません。ダンジョンのラスボスのドラゴンは誰が狩るのでしょうか?」

 「……」

 「それがドラゴンドッグ一つ三千円ですよメチャクチャ特価じゃないですか?
話のネタにいかがですか?
ちなみにドラゴンバーガーは一つ五千円ですよ」

 「はあ、じゃドラゴンドッグを一つお願いします」

 「ドラゴンドッグ入りましたー!!」

 「「ありがとうございます!!」」

 全員にお礼を言われた……

 優斗は思い切ってかなえタンに聞いてみた。

 「こちらでは、恋愛相談もやっていると聞いてますが予約で一杯で中々空きがないでしょうね」

 「相談事ですか?」

 チラッと奥を見るかなえタン。

 「十五分だったら今出来るそうです」

 「えっ!俺いいのですか?そのあとドラゴンドッグを貰います!」

 「分かりましたコチラへどうぞ」



 「ヒマリあんた女子高生なんだから鼻くそほじるの辞めなさい!」

 「えーだってこの辺空気が汚れているからオーリ王国の数倍は溜まるわよ」

 「あんたも見た目だけ一様乙女でしょうにお下劣だわよ!」

 瑞穂が食い下がる。

 「うっさいわね。コレでも喰らえ鼻くそボンバー!」

 丸めた鼻くそを瑞穂の顔目掛けて指で飛ばす!ヒマリが強行にでた。

 「ふん!」

 瑞穂が小さい炎で飛んでくる鼻くそを燃やし尽くし直ぐ様スペシャルをかますがヒマリが反転させて瑞穂にかえす。
しかし聖女様の鉄壁防御に阻まれる。

 ヒマリは左側から隠しスペシャルを瑞穂の背後に瑞穂も隠しスペシャルを右側からヒマリの背後をとった。

 この一瞬の攻防の中二人の口角が上がった。自分の勝利を確信したのだ!

 「「喰らえ!!瑞穂!ヒマリ!」」

 「「ヒンギィーーーー!!!」」

 プッシューーー!!

 二人はガニ股ダブピーでうつ伏せに倒れ込んで潮を吹いている。

 「こ、コレがダブルノックアウトですね!こんな短時間に素晴らしい攻防でした。まさに魔法戦の最高峰の闘いでした。私感動で涙が止まりませんわ!
うぐっ、うぐっ」

 「美紅最近気張り過ぎだよ。レベル999の目標は良いけど私らにレベルはないからね。あと姉貴達鼻くそで此処までやるのはやり過ぎです魔法の無駄遣いです。でも高ランクのテクニックが見れて
アンリのアソコは吹いちゃいベチョベチョでした。えへっ」

 「ヒマリちゃん野良の相談者が来たけど、どうする?」

 「ああ、受けてください十五分がリミットですけどそれで良ければですね」

 「亜希子ちゃんありがとうね多分それで行けると思うけど確認するわ」

 「かなえさんヨロ」

 「ほれ、ヒマリ仕事だぞ起きろ!」

 「ひぇ~!亜希子様、さっき幼稚園から電話があり私の一人息子が熱を出したとだから私が迎えに行かないと成りません。ですので今日は早退します!」

 「あん?ヒマリお前の口座は当面凍結な」

 「ひぇーーー!!お許しを亜希子様!
アンリほらぐずぐず済んじゃないぞ
仕事だ仕事!」

 「ほ~い」



 「貴方が駒門優斗さんね、相談事は頭とお股の緩い幼馴染をどうかしたいと」

 「言い方!……概ねその通りです」

 「で、貴方の希望をお聞きしますわ」

 「俺達は別に付き合っても無いし今後付き合うつもりも俺は無いただアイツの悲しむ顔は見たく無いそれが願いだ」

 「ほう、男らしいじゃん!それじゃコレだね誓いの指輪!コレを装備すると異性の性欲をゼロにして悪意を持った物を跳ね除ける事ができる指輪よ」

 「え?すげ~じゃん完璧ですよ」

 「ただし自分で指輪を外し五メートル以上で放置したら指輪の効力も消える
しっかり伝えておいてくれ!
私達はそれ以上のサポートは出来ない
から心しておくように。まあ本人次第だなぁ」

 「はい!」

 「……」

 「何か、ありました?」

 「うむ、貴方の持論に私は賛成です。
恋とか恋愛とか真実の愛なんて雄と雌がただ交尾をしたいだけの言い訳なんて
真理でしょうね。これらの行為を進めていくと必ず交尾に突き当たります用は
いくらオブラートに包んでも雄雌がやりたいだけです飽きたら次の獲物を探し出すんでしょうね自分が老いて価値が無くなるまで続くんですよきっとね。
馬鹿草」

 はあ、ヒマリの理論をじっと聞いていた優斗だった。

 「では誓いの指輪、お買い上げありがとうございます!相談込みで二十六万円ですカード、電子マネーも使えますよコチラのタブレットをご覧下さい」

 チャリ~ン!

 「「あざ~すっ」」

 ヒマリとアンリは頭を下げる。


 「お兄さん丁度ドラゴンドッグが出来ました。お飲み物はいかがなさいますか?コーラでありがとうございます」

 かなえが丁寧にお辞儀をするコレだけでも来た甲斐があったと思う優斗だった。





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