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ムー大陸?
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「さて、君達は帰るところがない子はいるのかい?」
今の洋一の頭は薄いペタとしたマジックで描いたような七三分けだ。あの後あうでも無いこうでも無いと最後には「洋一さんはやっぱりコレよ」とヒマリにこの頭にされた。
皆が笑いを堪えている……悔しい。
「君達が望めばずうっとここにで暮らしても大丈夫だよ」
「……」
「あの~私は残りたい。親の借金の形でアイツらに売られたから」
「借金の形?」
「お兄ちゃんロロが説明します」
「えっ!何この子かわいいー!」
テーブルの上に突然と現れた三頭身のアバターロロだ館内なら何処でもスマホ無しでも姿がだせるらしい。日々進化している彼女、ロロにシゴいて貰える日はそう遠くないと感じた洋一だった。
「目を付けた子の親を借金付けにして
奉公の様な雇用契約を結び娘を買うんです。この国の二十箇所で百七人が監禁され屈辱を受けています。黒幕は親睦会で晒したほうが楽しいですよ」
ニヤと黒い笑顔を晒すロロ、なんかヒマリに似ているんだよな。とヒマリを見たら目を逸らされた。
「勿論潰しに行くんだろ?美希一人でいくの?」
「鬼畜悪魔様と行きます!」
「鬼畜悪魔様?」
「私が説明します」
おお、便利屋ロロか頼りになるわ。
「先日のライブ配信で殿方のタマタマを魔力でグリュッとした事で付いた二つ名です」
「あー!知っているマリィたんクラッシュだろ」
「イヤ~ん恥ずかしいわ洋一さん」
両手を頬に添えクネクネしだすヒマリ
ウチの子たちの癖がどう考えても強すぎるんですけど……
「えへへ、楽しみだわ、普通の人に尻穴ボムを使ったらどうなるのかな?
あっ玉袋の中にボムしたら洋一さん喜ぶかな?」
「喜ばないから!尻穴ボムなんか使ったら血、肉片、糞が飛び散り悲惨な目にあうぞ!」
「ふん!」
ボン!
「ふんぎゃー!!」
「ひぇ~!!お尻から火花が出たわ!」
「洋一さんのいけず!」
「行こう美希さん二十に分かれていっぺんに潰しましょう」
「はっはい!行きましょう!」
ヒマリに手を引かれ部屋を出る二人
ここで四十人も一気に増えたら狭苦しいからな。僕は平気だけど朝の超満員電車みたいで少しなら触ってもいいよね。
「絶対いけません!」
心を読まれてロロに叱られる洋一。
「他の二人はどうするの?ここに残るの帰るの?」
「私は残りたいけど母と妹が心配で様子を見に行きたいです」
「私も母が心配です」
「ロロ彼女達の家族は分かる?」
「はい、あっ!北方玲華さんのお母さんと妹さんが危ないです!直ぐに助けに行かないと!」
「えっ!分かった僕が行く」
洋一が立ち上がると二人が現れた。
「お待ち下さいお兄様!私達が行きます裕子さんの実戦を兼ねて無事救出してきます南原みなみさんのお母様もお連れしますのでご安心ください」
「「すみません!よろしくお願いします!」」
二人揃って深々と頭を下げた。
「勿論東山旭さんのところも寄りますよ安心して下さい」
「ありがとうございます」
彼女も深々と頭を下げた。
「ロロ!サポートお願い!行くわよ
裕子さん!」
「はい!」
「いってら~」
気の抜けたロロの返事を受けて消えた二人。
「良し詳しい説明は同年代のJK亜希子と瑞穂に任せようロロ二人を呼んで」
じーーと僕をみるロロ。耐え切れなくなった洋一は急に言い訳じみた事を言い出した。
「決して面倒くさいからじゃ無いからね彼女達の方がより近い感覚で分かり合えると思ったからだからね!」
☆
「洋一さんよんだ~?」
覇気の無い二人がやって来た。
「どうした?二人とも、がおって
いるぞ」
「そりゃカブちゃんのオシッコを詰めるのに微細な魔力の制御が必要なの!
集中し過ぎて頭がふらふらよ。まあ、
いい修行になったからいいけどね」
「オシッコを詰める?」
「あっ気にしなくていいからね。彼女達にここの説明をして欲しいんだ。同じJKだしね」
「ああ、面倒になったのね」
「違うから!本当に違うから!」
亜希子の両肩を揺さぶる洋一。
「分かったって!洋一さん!さっきロロから通知があったけど百人増えるんだって?いずれここも狭くなるね。広い土地貰おうよ」
「土地ね~え、どこの土地もいわく付きや、しがらみばかりだよ」
「だよね、広大な土地が欲しいよね」
「無かった作ればいいじゃん!
太平洋のど真ん中だと文句も無いんじゃない?」
頬杖をつき魔力でポテトを喰う女
ズボラな瑞穂の提案に目からウロコの
洋一達。
「お兄ちゃん!大昔のガイアにムーとかアトランティスとかがあったそうだよ」
「ガイア?ガイヤじゃ無いのか?」
「お兄ちゃん違うよガイアだよ頭悪そうに見えるからもう間違えないでね」
ロロの指摘に思わず肩をあげテヘペロをしてしまった洋一。
「えへ、ごめんね」
「気持ち悪ーい!ヘアスタイルもキモいわー!」
えー!と洋一はふんと力を込めるとバサと髪の毛が生えていつものヘアスタイルになった。
「そんじゃ大陸作るか!」
今の洋一の頭は薄いペタとしたマジックで描いたような七三分けだ。あの後あうでも無いこうでも無いと最後には「洋一さんはやっぱりコレよ」とヒマリにこの頭にされた。
皆が笑いを堪えている……悔しい。
「君達が望めばずうっとここにで暮らしても大丈夫だよ」
「……」
「あの~私は残りたい。親の借金の形でアイツらに売られたから」
「借金の形?」
「お兄ちゃんロロが説明します」
「えっ!何この子かわいいー!」
テーブルの上に突然と現れた三頭身のアバターロロだ館内なら何処でもスマホ無しでも姿がだせるらしい。日々進化している彼女、ロロにシゴいて貰える日はそう遠くないと感じた洋一だった。
「目を付けた子の親を借金付けにして
奉公の様な雇用契約を結び娘を買うんです。この国の二十箇所で百七人が監禁され屈辱を受けています。黒幕は親睦会で晒したほうが楽しいですよ」
ニヤと黒い笑顔を晒すロロ、なんかヒマリに似ているんだよな。とヒマリを見たら目を逸らされた。
「勿論潰しに行くんだろ?美希一人でいくの?」
「鬼畜悪魔様と行きます!」
「鬼畜悪魔様?」
「私が説明します」
おお、便利屋ロロか頼りになるわ。
「先日のライブ配信で殿方のタマタマを魔力でグリュッとした事で付いた二つ名です」
「あー!知っているマリィたんクラッシュだろ」
「イヤ~ん恥ずかしいわ洋一さん」
両手を頬に添えクネクネしだすヒマリ
ウチの子たちの癖がどう考えても強すぎるんですけど……
「えへへ、楽しみだわ、普通の人に尻穴ボムを使ったらどうなるのかな?
あっ玉袋の中にボムしたら洋一さん喜ぶかな?」
「喜ばないから!尻穴ボムなんか使ったら血、肉片、糞が飛び散り悲惨な目にあうぞ!」
「ふん!」
ボン!
「ふんぎゃー!!」
「ひぇ~!!お尻から火花が出たわ!」
「洋一さんのいけず!」
「行こう美希さん二十に分かれていっぺんに潰しましょう」
「はっはい!行きましょう!」
ヒマリに手を引かれ部屋を出る二人
ここで四十人も一気に増えたら狭苦しいからな。僕は平気だけど朝の超満員電車みたいで少しなら触ってもいいよね。
「絶対いけません!」
心を読まれてロロに叱られる洋一。
「他の二人はどうするの?ここに残るの帰るの?」
「私は残りたいけど母と妹が心配で様子を見に行きたいです」
「私も母が心配です」
「ロロ彼女達の家族は分かる?」
「はい、あっ!北方玲華さんのお母さんと妹さんが危ないです!直ぐに助けに行かないと!」
「えっ!分かった僕が行く」
洋一が立ち上がると二人が現れた。
「お待ち下さいお兄様!私達が行きます裕子さんの実戦を兼ねて無事救出してきます南原みなみさんのお母様もお連れしますのでご安心ください」
「「すみません!よろしくお願いします!」」
二人揃って深々と頭を下げた。
「勿論東山旭さんのところも寄りますよ安心して下さい」
「ありがとうございます」
彼女も深々と頭を下げた。
「ロロ!サポートお願い!行くわよ
裕子さん!」
「はい!」
「いってら~」
気の抜けたロロの返事を受けて消えた二人。
「良し詳しい説明は同年代のJK亜希子と瑞穂に任せようロロ二人を呼んで」
じーーと僕をみるロロ。耐え切れなくなった洋一は急に言い訳じみた事を言い出した。
「決して面倒くさいからじゃ無いからね彼女達の方がより近い感覚で分かり合えると思ったからだからね!」
☆
「洋一さんよんだ~?」
覇気の無い二人がやって来た。
「どうした?二人とも、がおって
いるぞ」
「そりゃカブちゃんのオシッコを詰めるのに微細な魔力の制御が必要なの!
集中し過ぎて頭がふらふらよ。まあ、
いい修行になったからいいけどね」
「オシッコを詰める?」
「あっ気にしなくていいからね。彼女達にここの説明をして欲しいんだ。同じJKだしね」
「ああ、面倒になったのね」
「違うから!本当に違うから!」
亜希子の両肩を揺さぶる洋一。
「分かったって!洋一さん!さっきロロから通知があったけど百人増えるんだって?いずれここも狭くなるね。広い土地貰おうよ」
「土地ね~え、どこの土地もいわく付きや、しがらみばかりだよ」
「だよね、広大な土地が欲しいよね」
「無かった作ればいいじゃん!
太平洋のど真ん中だと文句も無いんじゃない?」
頬杖をつき魔力でポテトを喰う女
ズボラな瑞穂の提案に目からウロコの
洋一達。
「お兄ちゃん!大昔のガイアにムーとかアトランティスとかがあったそうだよ」
「ガイア?ガイヤじゃ無いのか?」
「お兄ちゃん違うよガイアだよ頭悪そうに見えるからもう間違えないでね」
ロロの指摘に思わず肩をあげテヘペロをしてしまった洋一。
「えへ、ごめんね」
「気持ち悪ーい!ヘアスタイルもキモいわー!」
えー!と洋一はふんと力を込めるとバサと髪の毛が生えていつものヘアスタイルになった。
「そんじゃ大陸作るか!」
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