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ハーレムナイト

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みなみとゆうなが泊まっていたのは、城址公園を見渡せるスイートルームだった。
「すごく素敵~」眼下に広がる城址公園を眺めながら、みつきが声を上げた。
「そうよ、こんな素敵な景色を女子二人だけで満喫するのはもったいなから、お二人をお招きしました」ゆうなが軽くスカートの裾を持ち、上品にお辞儀をした。
「そう、それになんかいちゃいちゃしてるカップルがいるな~って思って。じゃましちゃおっかな~なんて」みなみが軽く舌を出した。
「もう、ふたりとも、そうだちょっと洗面所かりるね」みつきが洗面所に向かうと
「ごゆっくり~」ゆうなが声をかけ、バッグからビデオカメラを取り出した。
「それじゃ、撮影開始します」そう言って私とみなみを撮影し、次に外の景色を撮影している。
「米沢の風景です。そして素敵なお部屋」室内を振り返り、さらにカメラを私とみなみを再び映し出す
「それではみなみさん、行っちゃってください」
「了解しました」みなみが敬礼のポーズと取るとすぐに私に身を寄せ、唇を重ねて来た
「えっ」不意をつかれた私は動けずにいた
「ちょっと、待って」
「あら、ノン様、女の子は初めてですか?もとプレイボーイだってうかがってますよ」ファインダーを覗きながらゆうなが撮影を続ける
「そうですよ、もっと激しいキスはお手のものですよね」みなみがさらに迫ってくる
「だから、その私には、みつきが」
「あら~、先輩ったらまだ話してなかったんですね。わたしたち3人は強い絆で結ばれてて、将来誰かが彼氏を作ったら3人で共有するって約束になってるんです」ゆうなの言葉に私は耳を疑った
「そんなことって」
「もう、聞き分けのない大人は嫌われちゃいますよ、ノン様、みつき先輩が選んだ男性ですもの、わたしたちのことも同じくらい愛してくれますよね」
「いや、だから、それは聞いてないから」
「もう、抵抗しても無駄ですよ。今夜はハーレムナイトですから」ゆうなはワンピースを脱いで下着姿になった
「そう、みつき先輩だけ可愛がってずるいですよ」みなみも下着姿になり私に迫る
「みなみだけにキスしてずるい、わたしにも」ゆうなに迫られ、私は叫んだ
「おーい、みつきー」数秒揉み合っていると、みつきが下着姿で現れた
「ごめんなさい、ノン様、今まで黙ってて。その子たちの言ったとおり、わたしたち3人は彼氏を共有する約束をしていたの」理解に苦しむ私の抵抗がおろそかになった瞬間、ゆうなは私の唇を奪った。みつきの目の前で…
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