上 下
7 / 633

新たな癒し

しおりを挟む
家への連絡は、みつきがメッセージを入れてくれた。まだ心の整理がついていない私を気づかってくれてくれているのがわかった。
「散歩でも行こうか」私は美女の髪を撫でながら言った。私にあまえるみつきは、幼い頃の父親と現在のご主人様の微かな面影を私に抱いているのだろうか、子猫のように甘えじゃれついている。
「はい、ノン様、デートですね」嬉しそうにする笑顔に少しずつ癒されてゆく
「そこまでではないと思うけど」
「着替えとかどうしますか?」
「そうだな、後で取りにいかないとね」
「それでは昨夜の服も乾いていますから、それを着てまずはお散歩デートに行きましょう」
「そうするか」みつきの部屋に来てから裸かバスローブを羽織っているだけだった。

「おい、そんなにくっつくなよ」私は小声で言った。外に出た途端、みつきは私に密着し、腕を組んだ
「いいじゃないですか、恋人に見られても」
「そう見られればいいんだが…」世間的には俗にいう愛人関係に見られることは間違いない。
近くの公園に到着した。穏やかな春の午後、家族連れが目立つ。
「こういうの憧れてたんです」みつきは楽しそうだ。
「これくらいだったらいつでもお付き合いするよ」
「嬉しい、そうだノン様お花好きですか?」
「ああ、好きだよ」
「素敵、わたしお花の好きな男性に憧れてたんです」
「好きっていってもそんなに詳しいわけじゃないし」
「わたし、桜が好きなんです。でもお花見シーズンが終わっちゃうとなんだか寂しくなっちゃって」花見シーズンが終わって2週間が過ぎようとしていた
「それに、30歳になって、ひとりでいるとちょっと落ち込んだりしちゃってたんです」
「友達と遊びに行ったりしないのかい」
「30歳になると友達付き合いも遠のくんです」
「そうか、女性は難しいな」
「ノン様、一緒にいてほしいです」
「それは光栄だけど、私の問題を解決しないことにはね」
「運命だったんですよ、わたしと出会うための」みつきは私から数歩離れ、そして微笑んだ。髪の長い才女の美しい女神の微笑みを夕陽が照らしていた。

しばらく彼女の家に一緒に住むことになったが、やはり荷物を取りに帰らなくてはならない。日曜の午後、私はみつきを伴って、一旦家に戻るのを決意した。みつきが連絡をいれておいてくれた時間ちょうどに自宅に着いた
「なんだか敷居がすごく高く感じる」高級セダンの助手席で私は尻込みしていた。
「大丈夫ですよ、わたしがいつもそばにいますから」みつきの微笑みが元気をくれる
玄関のチャイムを鳴らすが応答が無い。私は鍵を使って玄関のドアを開け、中に入った。リビングから微かに妻の声がした。みつきを伴ってリビングに向かう。すぐに全裸の妻の姿が目に飛び込んできた。ソファーに腰をかけ、両脚を大きく開いている。豊満な胸と陰部が目に飛び込んできた。以前はあったはずの陰毛は無かった。花弁には息子の指が2本挿入されていた、くちゅくちゅと淫らな音を奏でていた
「お帰り、お父さん、そして、いらっしゃい、みつき」たけるが初めて私をお父さんと呼んだ…
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

お兄ちゃんが私にぐいぐいエッチな事を迫って来て困るんですけど!?

さいとう みさき
恋愛
私は琴吹(ことぶき)、高校生一年生。 私には再婚して血の繋がらない 二つ年上の兄がいる。 見た目は、まあ正直、好みなんだけど…… 「好きな人が出来た! すまんが琴吹、練習台になってくれ!!」 そう言ってお兄ちゃんは私に協力を要請するのだけど、何処で仕入れた知識だかエッチな事ばかりしてこようとする。 「お兄ちゃんのばかぁっ! 女の子にいきなりそんな事しちゃダメだってばッ!!」 はぁ、見た目は好みなのにこのバカ兄は目的の為に偏った知識で女の子に接して来ようとする。 こんなんじゃ絶対にフラれる! 仕方ない、この私がお兄ちゃんを教育してやろーじゃないの! 実はお兄ちゃん好きな義妹が奮闘する物語です。 

ロリっ子がおじさんに種付けされる話

オニオン太郎
大衆娯楽
なろうにも投稿した奴です

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

処理中です...