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エピローグ2(おまけ)
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「そんな事があったんだ」
平家で榎田から話を聞いていた楓は驚きの声をあげた。
「犯人は何をしても逮捕を逃れようとするから危ないぞという一例だよ」
榎田は昔を懐かしみながら楓と西崎に話す。
「あれ、おじさんが元名探偵って言って無かった?おじさん何もしてないけど」
楓は平家の店長に話しかける。
「それ儂じゃないぞ」
店長は手を振りながら答えた。
「え?」
「それ兄貴だぞ、だから君のお父さん」
「うちの父、若い頃あんなんなの」
「紛らわしかったか、柔道部の豊田は君のお父さんで輪店長は新八で俺が大樹で3人揃って神北の大八車」
「わかんないよ。父とおじさん双子だったの?」
「そうだぞ、それに儂は兄貴ほどデカく無いだろ」
確かに店長は標準体型だ。
榎田とほぼ同身長の豊田とは体型が異なる。
「八ちゃんちゃんが合宿先にいたら、一人目の殺人事件で解決してたぞ」
榎田が店長を見る。
「それはどうかな、ただ第一発見者には聞き込みに行っていたかな空気読まずに」
「その積極性が欲しかったな儂も」
「逆だ学生時代の儂に社会性が無かったんだよ。だから大樹は公務員、儂は自営業」
「そうとも言えるか。」
「輪の方は相変わらずと、娘の前で言うのもなんだが奥さんと仲が良いみたいで良かったな。高校時代を考えると心配だったからな」
2人は笑うが楓は微妙な表情だ。
「次はおじさんの昔話を聞かせてよ」
「昔話って恥ずかしいからな」
平家では平穏な時間が過ぎていた。
平家で榎田から話を聞いていた楓は驚きの声をあげた。
「犯人は何をしても逮捕を逃れようとするから危ないぞという一例だよ」
榎田は昔を懐かしみながら楓と西崎に話す。
「あれ、おじさんが元名探偵って言って無かった?おじさん何もしてないけど」
楓は平家の店長に話しかける。
「それ儂じゃないぞ」
店長は手を振りながら答えた。
「え?」
「それ兄貴だぞ、だから君のお父さん」
「うちの父、若い頃あんなんなの」
「紛らわしかったか、柔道部の豊田は君のお父さんで輪店長は新八で俺が大樹で3人揃って神北の大八車」
「わかんないよ。父とおじさん双子だったの?」
「そうだぞ、それに儂は兄貴ほどデカく無いだろ」
確かに店長は標準体型だ。
榎田とほぼ同身長の豊田とは体型が異なる。
「八ちゃんちゃんが合宿先にいたら、一人目の殺人事件で解決してたぞ」
榎田が店長を見る。
「それはどうかな、ただ第一発見者には聞き込みに行っていたかな空気読まずに」
「その積極性が欲しかったな儂も」
「逆だ学生時代の儂に社会性が無かったんだよ。だから大樹は公務員、儂は自営業」
「そうとも言えるか。」
「輪の方は相変わらずと、娘の前で言うのもなんだが奥さんと仲が良いみたいで良かったな。高校時代を考えると心配だったからな」
2人は笑うが楓は微妙な表情だ。
「次はおじさんの昔話を聞かせてよ」
「昔話って恥ずかしいからな」
平家では平穏な時間が過ぎていた。
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