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第十一章 魔神復活永劫の力
第百五十一話 死地への誘いと希望
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エリューは防御魔法をずっと維持していた。
「みなさん、大丈夫ですか、少しの間なら、あの強力なブレスから耐えることができます。その間に」
ファイとヒョウにレギンに相槌をうった。
ファイが応えた。
「どうにかしろってことか」
「坊主、わしが囮おとりになる、あとはどうにかしろ」
「おっさん」
いうと同時にレギンが防御魔法の外に出た。
これでは、的になる。
もしあたれば、灰と化してしまう。
一進一退だった。
レギンは俊足を更に強めた。
自身が動く最大の速度以上で。
しかし、相手も魔神の竜。反応速度はかなりのものだった。
レギンは見計らってほえた。
「こっちだ、竜よ」
「フレアブレス!」
魔神竜が、すかさず炎の凄まじい攻撃を仕掛けてきた。
あたりが、溶け出し、火の海と化した。
レギンは俊足でどうにか免れていた。
だが、一歩間違えれば、直撃だ。
「なんのぉ」
「レギンさん、危ない」
二つのブレスが攻撃仕掛けてくる。
行動を予測され、そこに吐かれた。
ウィードは黙ってみてられず、レギンの助けに入った。
エリューが思わず声を上げた。
「ウィード様!」
ウィードは瞬時に動いた。
「ウィンドバースト!」
「ほう、助かったぜ、紙一重だ」
ウィードの機転を利かせた、風の気流でどうにか炎を巻いた。
巻かれた炎は散ったが、その散ったのが当たるだけでも城の石が溶けた。
レギンは顔をしかめた。
「あの強力無比なブレスはどうにかならないのか」
「なら!」
その瞬間だった。
ファイが防御魔法から飛び出た。
剣を振りかぶっている。莫大な魔闘気が集った。
「てやぁ」
「フレアストライク!」
DOSSSHUUUU!
「ぐはぁ、首が」
なんと、すきをついて、魔神竜の首の根本を狙って、斬首できるくらいの、大技を叩き込んだ。以前魔
族を苦しめた技だ。
魔神竜の首から血が出て、吹き飛び、首が一本垂れた。
「やったよぉ、首を一つ斬ったよー」
ニミュエが後ろのほうで喜んでいた。
しかし、喜びも束の間だった。
魔神竜は冷徹な表情で咆哮をあげた。
「甘いな、この二つ合体状態だと、我は再生が可能だ」
いうと、首が光り輝いた。
その場にいる誰もがまずいと思った。
一瞬だった。
「魔竜再生」
「くそ、元に戻りやがった」
なんと、斬ったはずの首が元通りにくっついたのだ。
切ってもくっつく作用があると証明された。
ファイは悔しそうな顔をした。面子も同じだった。
「一体どうすれば」
「何かいい方法はないのか」
ヒョウが重厚な声でいったときだった。
「(ファイ、キュラ、みな、きこえておるか、セイクじゃ。お前たち、戦っていてわからぬか、魔神竜の原型は魔神の手じゃ。手のどこかに制御するコアがあるはずじゃ)」
「コア?」「お前も聞こえたか」「あぁ」
みな、一様な顔つきをした。
その場にいる味方には全員聞こえているものと思われる。
その間にも魔神竜は完全に再生を終わらせていた。
セイクだ。声の主はみなにもわかった。浮遊城を操っているセイクだ。
「(それを粉砕しろ、すれば、活路が見いだせる)」
「この声はセイクさんだ」
「念動力で伝えておる、頼んだぞ」
心が読めるだけあって、テレパシーもお手のものだった。
念動力には遠隔的なことが色々できるものと思われる。
ファイが首をかしげながらいった。
「しかし、コアなんてどこに」
「探すんだ、弱点に違いない」
「だが、どうすれば」
ファイとヒョウは横手に駆けながら、剣を構え同時に行った。
たしかに、コアを見つければ、起死回生になる。
その場にいた誰の目にも、希望と死地が浮かんだ。
☆☆
おはようございます。
忙しいのに読んでくださっている読者さまの方々ありがとうございます。
レギン大活躍ですね。
足は獣人ですので、普通の人間より何倍も速いです。その速い足を更に強めてます。
それでも、やはり、敵も敵なので、難しいですね、倒すのが。
良き休日をお過ごしください
またおあいしましょう。
「みなさん、大丈夫ですか、少しの間なら、あの強力なブレスから耐えることができます。その間に」
ファイとヒョウにレギンに相槌をうった。
ファイが応えた。
「どうにかしろってことか」
「坊主、わしが囮おとりになる、あとはどうにかしろ」
「おっさん」
いうと同時にレギンが防御魔法の外に出た。
これでは、的になる。
もしあたれば、灰と化してしまう。
一進一退だった。
レギンは俊足を更に強めた。
自身が動く最大の速度以上で。
しかし、相手も魔神の竜。反応速度はかなりのものだった。
レギンは見計らってほえた。
「こっちだ、竜よ」
「フレアブレス!」
魔神竜が、すかさず炎の凄まじい攻撃を仕掛けてきた。
あたりが、溶け出し、火の海と化した。
レギンは俊足でどうにか免れていた。
だが、一歩間違えれば、直撃だ。
「なんのぉ」
「レギンさん、危ない」
二つのブレスが攻撃仕掛けてくる。
行動を予測され、そこに吐かれた。
ウィードは黙ってみてられず、レギンの助けに入った。
エリューが思わず声を上げた。
「ウィード様!」
ウィードは瞬時に動いた。
「ウィンドバースト!」
「ほう、助かったぜ、紙一重だ」
ウィードの機転を利かせた、風の気流でどうにか炎を巻いた。
巻かれた炎は散ったが、その散ったのが当たるだけでも城の石が溶けた。
レギンは顔をしかめた。
「あの強力無比なブレスはどうにかならないのか」
「なら!」
その瞬間だった。
ファイが防御魔法から飛び出た。
剣を振りかぶっている。莫大な魔闘気が集った。
「てやぁ」
「フレアストライク!」
DOSSSHUUUU!
「ぐはぁ、首が」
なんと、すきをついて、魔神竜の首の根本を狙って、斬首できるくらいの、大技を叩き込んだ。以前魔
族を苦しめた技だ。
魔神竜の首から血が出て、吹き飛び、首が一本垂れた。
「やったよぉ、首を一つ斬ったよー」
ニミュエが後ろのほうで喜んでいた。
しかし、喜びも束の間だった。
魔神竜は冷徹な表情で咆哮をあげた。
「甘いな、この二つ合体状態だと、我は再生が可能だ」
いうと、首が光り輝いた。
その場にいる誰もがまずいと思った。
一瞬だった。
「魔竜再生」
「くそ、元に戻りやがった」
なんと、斬ったはずの首が元通りにくっついたのだ。
切ってもくっつく作用があると証明された。
ファイは悔しそうな顔をした。面子も同じだった。
「一体どうすれば」
「何かいい方法はないのか」
ヒョウが重厚な声でいったときだった。
「(ファイ、キュラ、みな、きこえておるか、セイクじゃ。お前たち、戦っていてわからぬか、魔神竜の原型は魔神の手じゃ。手のどこかに制御するコアがあるはずじゃ)」
「コア?」「お前も聞こえたか」「あぁ」
みな、一様な顔つきをした。
その場にいる味方には全員聞こえているものと思われる。
その間にも魔神竜は完全に再生を終わらせていた。
セイクだ。声の主はみなにもわかった。浮遊城を操っているセイクだ。
「(それを粉砕しろ、すれば、活路が見いだせる)」
「この声はセイクさんだ」
「念動力で伝えておる、頼んだぞ」
心が読めるだけあって、テレパシーもお手のものだった。
念動力には遠隔的なことが色々できるものと思われる。
ファイが首をかしげながらいった。
「しかし、コアなんてどこに」
「探すんだ、弱点に違いない」
「だが、どうすれば」
ファイとヒョウは横手に駆けながら、剣を構え同時に行った。
たしかに、コアを見つければ、起死回生になる。
その場にいた誰の目にも、希望と死地が浮かんだ。
☆☆
おはようございます。
忙しいのに読んでくださっている読者さまの方々ありがとうございます。
レギン大活躍ですね。
足は獣人ですので、普通の人間より何倍も速いです。その速い足を更に強めてます。
それでも、やはり、敵も敵なので、難しいですね、倒すのが。
良き休日をお過ごしください
またおあいしましょう。
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